2008年06月13日

何のエネルギーも使わずに水を燃料化?高校の物理化学から出直して来い。

はてなブックマークには、ブックマークをタグで抽出する機能がある。
この機能は何か特定のトピックスの注目ニュースを追いかけるには非常に有用だ。
はてブユーザーには疑似科学ウォッチャーが少なくない数存在するので、私も常日頃から定点観測の場として活用させてもらっている。
はてなブックマーク - タグ 疑似科学
はてなブックマーク - タグ ニセ科学
(はてなアンテナに入れるなりRSSリーダーに登録するなりしておくと便利)

さて、今日この定点観測の場を見ていて、こんなネタを発見した。続きを読む

2008年06月11日

携帯でポップコーンが弾ける?

かなり乗り遅れた感があるけれど、一応取り上げておくことにする。

おそらく日本でこのネタが広がったきっかけは、らばQのこの記事。
らばQ:これ本当!?携帯電話を鳴らすとポップコーンが出来る…世界中で実験中(動画)
私はこれを「5号館のつぶやき : 笑い事ではない:携帯ではじけるポップコーン」経由で知ったんだが、エントリを見たときは思わず「おいおい…」と口にした。
この程度のネタ動画に引っかかっちゃ駄目でしょ。

すでにGIGAZINEで詳細な検証が行われているので気になる人はそっちを見てもらうとして、
携帯電話の電磁波でポップコーンができるかどうか徹底検証してみた - GIGAZINE

結局のところ、これの仕掛け人は誰なんだろう?
バイラルマーケティング説とか色々流れているが、いまいちしっくりこないな。

◆続報
幻影随想: 携帯電話でポップコーンを作れるのは、映画の中だけのフィクションです

2008年06月07日

読売新聞のトンデモ記事が見事に爆釣な件

読売新聞のトンデモ記事が見事に爆釣な件
副題は紳士録商法に騙され千島学説にはまっているヤバイ整形医ってことで。
今日昼休みに会社でニュースを見ていたら、こんな記事を見かけた。
全国紙でこんなん流されてはたまらんので早速disっておくことにする。

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2008年05月28日

ホメオパシーヤバイ

先日の「ホッテントリメーカーによる疑似科学ネタタイトル候補100選」に、
Mixiのホメオパコミュでもちまささんがネタを振ってくださいました。
読んで爆笑したのでこちらでも紹介させてもらえないかと頼んだところ、
快諾して下さったので早速ご紹介。

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2008年05月25日

YouTubeで学ぶ疑似科学

今朝上げた「ホッテントリメーカーによる疑似科学ネタタイトル候補100選」のネタを早速ひとつ実践してみました。
YouTubeで見ることが出来る疑似科学ネタの動画集です。

pseudoscienceで検索するとかなりの数がヒットするんですが、
疑似科学、ニセ科学だと一ケタしかヒットしないのが難点です。
とりあえず4点ほどチョイスしてみました。
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ホッテントリメーカーによる疑似科学ネタタイトル候補100選

最近どうもブログを書こうという気にならないというか、スランプ気味なんですよね。
何でかなーと色々考えてみて、ようやく原因らしいものに思い当たりました。
ここしばらくはっちゃけたエントリを書いた記憶がないのですよ。

先日の「私が博士課程に進学しなかった理由」みたいなエントリは、何ヶ月も自分の中で構想を暖めてようやく形になった、渾身の一撃みたいなもんで、そうそう書けるもんじゃないです。最近ああいうまじめなエントリばかり書いていたので自分を見失いかけてましたが、私としてはむしろ、軽いネタ、はっちゃけたネタのほうが好きなのですよ。

というわけで、今日はホッテントリメーカーを使って疑似科学ネタのタイトル候補100選を作ってみました。
ホッテントリメーカーで作ったものなので、誰かが使おうが改変しようが自由です。
何か面白いエントリを書けたら是非トラックバックを送ってください。

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マイナスイオングッズを販売するフジテレビ

先ほど調べ物をしていたら、こんな記事を見つけた。
怪しすぎる39バンド - 猫は勘定にいれません
殊能将之さんのサイトMercySnowにて、フジテレビが、マイナスイオン効果をうたった商品をオフィシャルグッズとして売っていることを知りました。

39プロジェクトグッズ

39バンド
めざましテレビ39プロジェクトグッズ第2弾!めざましカラーのオレンジ&白+39ロゴ入りのリストバンドです。
装着後、血流量・血流速度が増加し体温が上昇します。「電位効果」「マイナスイオン効果」「遠赤外線効果」を常時引き出すことにより、身体と心にリラクゼーションをもたらします。
また複数つけることにより、さらに効果が高まります。

これはありえない…。

2006年2月の、2年以上前のエントリ。
「ふーん、そんなことあったんだ」と思いながらフジテレビへのリンクをたどり、目にしたものに思わず噴出した。
商品詳細:39プロジェクトグッズ 39バンド 赤/M FUJITV WEB SHOP
めざましテレビ39プロジェクトグッズ第2弾!めざましカラーのオレンジ&白+39ロゴ入りのリストバンドです。


装着後、血流量・血流速度が増加し体温が上昇します。「電位効果」「マイナスイオン効果」「遠赤外線効果」を常時引き出すことにより、身体と心にリラクゼーションをもたらします。
手にゆとりを持って装着してください。
また複数つけることにより、さらに効果が高まります。

あるある大辞典や江原の件で散々批判されたのに、いまだに売ってるのかよ。
とりあえず批判された部分は引っ込めても、基本的な部分は何も変わってないんだなあと実感した。
そういえばそもそもマイナスイオンブームに火をつけたのもあるある大辞典だったっけ。
マイナスイオン神話の解体2「堀口昇氏と菅原明子女史のマスコミ宣伝作戦」− (疑似科学の終焉)

2008年05月05日

聖書配布協力会と第三種接近遭遇

昨日ちょっとした用事で神戸まで出かけたので、肉まんでも買って帰るかと南京町に寄ったら、
聖書配布協力会の辻説法に遭遇しました。
聖書配布協力会 - Wikipedia

以前ポストにチラシが入っていたので関西でも活動しているというのは把握していましたが、神戸で辻説法を行っていたとは知らなかったです。
時間が無かったのであまりじっくりと観察できなかったのですが、とりあえず何枚か写真に収めて来たのでUPします。
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タグ:宗教

2008年04月12日

恐怖のマコモ風呂

疑似科学をウォッチしていると、その余りのトンデモなさに思わず鳥肌が立つような物件がたまに存在する。
医療健康系の疑似科学―この場合はニセ科学と言った方がより正確か―の中には、特にこのような物が多い。
今日紹介する『マコモ風呂』は、そんな物件の一例である。

#(注)このエントリには生理的嫌悪を引き起こすような内容が含まれます。
#そういうものに耐性の無い方は、続きはご遠慮ください。

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2008年04月01日

ゲノム中に創造者のサインを発見したID論者達

Discovery Instituteのデムスキー達が本日発表した声明によると、彼らはついにゲノム中にデザイナーの確たる痕跡を発見したようだ。
ゲノム中のインテリジェントデザインの検出
ゲノムのどの部分がインテリジェントデザイナーによって作られたか、あるいは変えられたかを決定することは、重要な問題である。HIVウイルスが細菌戦兵器として設計されたという主張を考慮してほしい。あるいは、別の生物の病原性遺伝子をウイルスやバクテリアに挿入し、兵器化することが可能であることを考慮してほしい。
<中略>
このように、我々は以下の6つの遺伝子配列から、インテリジェントデザイナーによって作られた遺伝子配列を特定した。

自身の創造したゲノムに名前を刻むというのはベンター博士らが以前に行ってニュースになっていたが、Dembski等はヒトゲノムにも創造者らのサインが残されているのを発見したと主張する。彼等はヒトゲノム22番染色体の3,346 万文字の遺伝暗号の中に、"CreatedByYHWH"の文字を発見したのである。同研究所のジョナサン・ウェルズは「この発見は神が人類を創造したという事実の明白な証拠であり、聖書の記述が正しいことが科学的にも証明された」とコメントしている。


奇しくも本日、水に量子情報を記憶させるという画期的な研究成果もまた"Art.Nature"誌に発表されている。
赤の女王とお茶を:純水における量子構造伝播作用に関するかなり画期的な論文
神の存在が証明されるとともに超自然的な力の存在が次々に科学的に立証されていくこのシンクロニシティは、
いよいよアセンションの時代が到来し、人類がより高い次元へと到達しようとしている証拠である。

2008年02月23日

宗教表現のある村上氏の本、道徳教科書にはNG

日本人は宗教に対して無意識な人が多いので、たまにこういう事が起きる。
槍玉に挙げられた県教委は、特定の宗教表現を含んでいるということすら意識していなかったのだと思うよ。

道徳教育:県立高校のテキスト「宗教教育に当たる」 県高教組が是正要求 /茨城(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 県教委が作成した県立高校の道徳テキストに特定の宗教教育に当たる部分があるとして、県高校教職員組合は21日、必要な是正措置を求めて県教委に申し入れた。
 県高教組が指摘したのは、道徳テキスト「ともに歩む」に取り上げられた「生命はゼロからつくれない」。遺伝子の世界を扱った内容で、村上和雄筑波大名誉教授の著書「生命のバカ力」(講談社プラスアルファ新書)から引用している。
 テキストの文中に「奇跡的な現実を前にしたら、どうしてもサムシング・グレートのような存在を想定しないわけにはいかなくなります」との表現がある。県高教組は村上名誉教授が天理教道友社から出した著作で「サムシング・グレート」を「親神様のこと」などと説明していると指摘し、道徳のテキストを用いることは憲法の信教の自由や教育基本法に違反するとしている。
 県教委高校教育課は「テキスト作成委員会や道徳教育推進委員会で、どういう経緯で作品が選ばれたのか事実関係を調べる」としている。

おそらく県教委の中の人に、村上氏のファンがいたのだろう。
前にも書いたことだが、村上氏の「ポエム」はロジックよりもフィーリングを重視する人にとってはすこぶる受けが良い。
「理解を超えたもの=超越者の介入によるもの」という論理は、このブログでもID論関係の記事で再三取り上げてきた"God of the gaps"(隙間の神)理論であり、こんなものは何も語らずに思考停止しているに等しいのだが、彼らはそれに気がつかないのだなあ。
宗教云々以前の問題として、道徳の根拠に思考停止の論理を使うのは色んな意味でまずいと思う。


ちなみに「生命はゼロからつくれない」というのは氏の宗教的信念から来る持論であり、
彼の著書はもちろんのことながら、新聞のコラムなどでも再三に渡り主張している。
一例としてこのブログでかつて批判したID論翼賛記事などが挙げられるだろうか。
幻影随想: インテリジェント・デザイン論(ID論)にはまっちゃった?筑波大名誉教授
あるいはこんなものもあったな。
「いのち」はなぜ尊いのか

これまた当ブログでかねてよりフォローしているネタだが、生命の人工合成というテーマは合成生物学という分野で今まさに成し遂げられようとしているものであり、おそらく後数か月もすれば、ベンター博士らのチームによって人工合成されたゲノムを持つ微生物のニュースが発表されるであろうと目されている。
時代は村上氏のポエムの数世代先を進んでいるのである。
分子生物学者の肩書でモノを語るなら、せめてこの程度はフォローしておいて貰いたいものだと思う。続きを読む

2008年02月22日

「酵素」にまつわるトンデモ理論

私の巡回リストに入っている「やさしいバイオテクノロジー」のyoshiさんが、
酵素にまつわるトンデモを切っている。
牛乳有害説でおなじみの新谷医師(ミラクルエンザイムなるトンデモ説を主張)をはじめ、
酵素をネタにした古今東西の様々なトンデモを丁寧に解説しつつ微塵切りにしている。
非常に面白いので、疑似科学ネタに興味がある人はぜひ一度ご覧あれ。

個人的には「02 酵素栄養学とは何か」が一番ツボでした。

「酵素 エンザイム」にからんだ健康情報シリーズ
・01 概要と書籍
・02 酵素栄養学とは何か
・03 通説の分子生物学はどのように説明しているのか
・04 基幹となる酵素から一般の酵素の作られ方
・05 番外『長生きの決め手は「酵素」にあった』を読む
・06 番外「病気にならない生き方」などを読む1
・07 番外「病気にならない生き方」などを読む2
・08 番外 22年前の「酵素栄養学」の誕生した頃
・09 番外 32年前の「酵素健康法」
・10 番外 52年前の「酵素療法」

・ミラクル・エンザイム説とコラーゲン 美容と健康はこれでゲットだ
・世の中にはいろんな酵素があります
・食べたタンパク質はどうなるのか 経口摂取した機能性タンパク質の働き方
 
 

2008年02月18日

千島学説に突っ込んでみる1

先日千島学説について取り上げたエントリにビリーバーさんがやって来て、
「千島学説が間違いであることを示せ」と言ってきました。
幻影随想: 千島学説とその信奉者達
ちなみに来訪元はここ

こんなものは生物学をきちんと学んだ人間なら一笑に付す程度の代物で、
到底まともに取り上げられるようなレベルにはありません。
しかしながら、どうも「誰も論破していない=正しい!」と勘違いする困ったさんが少なからずいるらしいということが分かったので、ちょっと真面目に取り上げてみることにしました。

あまりにもツッコミどころが多すぎてとても一度では取り上げきれないので、
多分シリーズ物になります。私の気力が続く限り。
分量が多いので、手伝って下さる方大歓迎です。
それにしても、これだけツッコミどころしか存在しない理論というのも珍しいですよね。
医学系のトンデモは、ものがものだけに引っかかると命にかかわります。ヒモ医者には十分気をつけましょう。
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マクガバン・レポートとは

健康や医療系の疑似科学を追っかけていると、しばしばマクガバン・レポートという言葉が出てくる。
しかしながら、この言葉で検索を行ってみても怪しげな宣伝や伝聞情報ばかりヒットして全然実態が見えてこない。

典型的な例としては、こんな感じの記述内容。
マクガバン・レポートとは - はてなダイアリー
1975年にジョージ・S・マクガバンを委員長に提出された「栄養と人間の必要物に関する報告」。3000人以上の医師や科学者の協力を得て5000ページにも及ぶもの。脂質・糖質を減らして、和食を心がけ、生活習慣病を回避すべきだとした最初の文献。1953年の朝鮮戦争での兵士たちの異常な病死の多さ(→300人解剖し、70%が動脈硬化が原因だった)に端を発する。

検索上位に出てくるサイトを数十件見て回っても、どこもこれと大差ない情報量で、一向に元情報をリンクしたものが見つからない。
仕方がないので英語圏に出かけることに。
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2008年02月03日

疑似科学と"Appeal to Consequences"

疑似科学ビリーバーな人達が議論で形勢が悪くなると決まって持ち出す論理に、
"Appeal to Consequences"(結果への訴え)というものがある。
最近は最初からエクスキューズとして持ち出すのもよく見かける。

"Appeal to Consequences"とは、要は
「このお話を信じれば/このお話が正しければ、こんなにいいことがあるんだよ。だからこのお話は正しいんだよ」
という言説の事である。
対になる言説として、
「このお話を信じれば/このお話が正しければ、こんなに悪いことがあるんだよ。だからこのお話は間違ってるんだよ」
というパターンもある。
どちらの論理展開も疑似科学ウォッチングをしていると飽きるほどよく見かける。
無論「このお話を信じれば/正しければ云々」という仮定と、その話の正否には何の関係もない。
こんなものは単に希望と現実を取り違えたドリーマーの類の言説か、相手を騙すための詭弁にすぎない。

先ほど「忘却からの帰還」のKumicitさんがID論者の"Appeal to Consequences"についてエントリを書かれていた。
忘却からの帰還: 詭弁"Appeal to Consequences"
読んでいて「これってうちのブログで過去にとりあげてきたID論ビリーバーや水伝ビリーバーにまんま当てはまるよな」と思ったのでエントリにしてみる。
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2008年02月02日

疑似科学とニセ歴史学と権威主義と

水伝の江本氏がまた新たな悟りの境地に達したらしい。
読んでいて危うくミカンの汁でむせるところだった。
Via もっと休むに似ている:水伝提唱者、ニセ歴史学に引っ掛かる

とりあえずまずはご覧あれ。
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2008年01月28日

科学というモノサシ

ここ数か月ほど、なにやら疑似科学批判批判なるものがちょっと流行っていたようだ。
正直言ってこれ自身には興味を引かれなかったのだが、いくつかの関連エントリを読んでいて気になったことがあったのでそれを書いてみることにする。
続きを読む

2008年01月25日

江原啓之、事前調査不足でテレビで恥を晒すの巻

先週のネタだが、読んでて爆笑したので紹介してみる。

痛いニュース(ノ∀`):“江原啓之 「インチキ霊視」?” 「亡くなったお父さんは、あなたを見守っていた」→「死んだ父親」は生きていた
週刊文春:【江原啓之 インチキ霊視!? 檀れいの「死んだ父親」が生きていた!】
スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之氏の「オーラの泉」に女
優・檀れいが出演。番組内で江原氏は檀れいの亡くなった父を「霊視」。「お父さんは『宝塚音楽学校受験』を理解し、見守っていた」と話した。

しかし、この亡くなった父とは母と再婚した相手で檀の学生時代のことは知らない。実際、
檀の実父は今も生きていて、檀が宝塚に入学した頃まで一緒に暮らしていた。江原氏は
いったい誰を「霊視」していたのか・・・檀の地元の住人や友人らから疑問が噴出している。

せっかくのカモを前にしてホット・リーディングに失敗だなんて、恥晒しもいいところだな。
信者涙目、疑似科学ウォッチャー大笑いといったと感じか。
文春のツッコミも勘所が分かっていて笑いを誘う。

第二幕として、クビになった調査員による暴露大会を希望したいものだ。

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2008年01月23日

イリーナ女史、堪忍袋の緒が切れた欧米の生命科学者に引導を渡されるの巻

しばらくぶりに例のイリーナ女史の話。
なんか知らんが、昨年末ごろに

NatureBiotechnology誌上で名指しで批判
 ↓
本人反論(無論ろくに反論になっていやしない)
 ↓
再批判

という素敵な流れになっていたらしい。
Via 2008-01-21 - 食品安全情報blog:GM大豆を巡る議論
最近Natureとかほとんど目を通していなかったので気がつかなかった。
NatureBiotechnologyの編集部GoodJob。

06年初夏の日本公演以後も相変わらず電波な言動を続けていたようだが、ちょっとばかりやりすぎた。
まともな生化学者を残らず敵に回すような、科学に唾を吐く言動を続けてりゃ、そりゃいつかはこうなるわな。
Nature誌上の公開論争でフルボッコにされる姿を晒しては、もはやまともな科学者は相手にもするまい。
#これ以前から既にそうだったとも言えるが。
どうせこれからも信者相手の似非学者として食いつないでいくのだろうが、「科学者」としては完全に終わったな。


以下、過去に書いた関連批判記事へのリンク。
「生」でおばさんの話を聞いた時は頭が沸騰しかけたね。

◆関連記事
幻影随想: 毎日新聞がまたやってくれちゃっている件について
幻影随想: 毎日新聞、またしても遺伝子組み換え作物ネタに踊らされてガセを掴む
幻影随想: イリーナ博士東京公演レポート

創造博物館が一つ潰れかけているらしい。

YahooNewsで先日ニュースを知ったのだが、アメリカの創造博物館が一つ閉鎖の危機にあるらしい。
アメリカにはこの手の私設博物館がいくつもあるが、まあ儲からんだろうねえ。
基本的に創造論者って博物館に行くような手合いじゃないから。

Creation museum selling mastodon skull - Yahoo! News
DALLAS - A Texas museum that teaches creationism is counting on the auction of a prehistoric mastodon skull to stave off extinction. The founder and curator of the Mt. Blanco Fossil Museum, which rejects evolution and claims that man and dinosaurs coexisted, said it will close unless the Volkswagen-sized skull finds a generous bidder.
<中略>
Taylor said he's been financially crippled by about $136,000 he's been ordered to pay in a legal dispute over finder's rights to an Allosaurus skeleton unearthed in Colorado. About $141,000 has also been put into the mastodon skull's restoration, he said.

If the mastodon auction doesn't cover the judgment, Taylor said local authorities will seize his 10-year-old museum and sell off its contents in February.