2008年01月26日

サイエンス小ネタ10選

はてなブックマーク - blackshadow.seesaa.net の人気エントリーより
このブログのサイエンス系小ネタ記事で、過去に評判が良かったものをまとめてみました。

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2007年12月27日

銀サプリで青い皮膚を手に入れよう

肉体改造願望がある人、他人とは違う自分になりたい人にお勧めです。
皮膚が永遠に青くなるサプリメント『コロイダルシルバー』 | WIRED VISION
健康補助食品『コロイダルシルバー』[コロイド銀/銀イオン水。「天然の抗生物質」「人体には無害だが細菌を殺す」などのうたい文句で日本でも販売されている。宣伝サイトによれば、1992年、FDA(食品医薬品局)が栄養補助食品(サプリメント)として承認したとされている]の本当の効果は1つしかない。

それは、皮膚の色を、感じのいいスレートブルー(灰色がかった青)に変えることだ。しかも、一度色がつくと二度と消えない。

だが、この効果を得るためには何年にもわたって摂取する必要がある。だから最も効率のいい方法は、毎日の飲料水にコロイダルシルバーを注入する機器を購入して、この水を定期的に飲むことだ。

これで、「銀沈着症」という、皮膚に銀が蓄積された状態になることができる。大半の情報源によると、それでも深刻な副作用はないという。

blueskin.jpg
Via Man turns blue - Telegraph

下に続きます
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2007年10月30日

世界で最も長生きな動物は何でしょう?

最近この手の小ネタが増えていますが、今日もちょっとしたトピックス。
さて、「世界で最も長生きな動物は何でしょう?」と聞かれたときに、あなたが思い浮かべる動物は?
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2007年10月26日

チューイングガムの都市伝説

私はガムが好きで、仕事場の机の上には大抵シュガーレスガムのボトルが置いてあるのだが、先日ガムに関してこんな都市伝説があることを知った。
どうやら世界規模で流行している知名度の高い都市伝説らしい。続きを読む
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2007年10月19日

天動説が科学でない理由

このエントリは以下のエントリのコメント欄での議論の続きです。
コメントをポストしようとしたら長すぎて弾かれたので。

幻影随想: 趣味レベルとはいえ…
幻影随想: 科学と非科学の境界

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2007年10月17日

世界で一番大きな生物は何でしょう?

『世界で一番大きな生物は何でしょう?』

このような質問を受けた時、あなたが思い浮かべる生物は?
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2007年10月09日

宗教家と無神論者はかくも異なれり

少し前に拾ったちょっとした小ネタ。
面白いと思ったのでうちのブログでも紹介してみる。
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2007年10月08日

科学と非科学の境界

忙しさにかまけているうちに延び延びになっていたshinpei02さんへの返事をUPします。
科学と非科学の境界線をどう引くのか、なぜニュートン力学が科学であり、天動説がそうでないのかとかそういった話です。

一応独立したエントリとして機能するように仕立てているつもりですが、
背景事情として以下のエントリのコメント欄でのやり取りを読んでから読むとより理解が深まると思います。
幻影随想: 趣味レベルとはいえ…
世の中には様々なトンデモ理論があふれていますが、その中の一つに、
「アインシュタインの相対性理論の成立によってニュートン力学は否定された!」
というものがあります。

物理系のトンデモ理論の一つ、相対性理論の成立に伴うニュートン力学の否定について取り上げたものですが、
このエントリのコメント欄でshinpei02さんのブログ記事について言及したのが始まりでした。続きを読む
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2007年07月12日

あなたの余命はあと何年?

前エントリで取り上げた「死の確率計算」をネタに、しばらく前にTKさんが面白い物を作ってくれたので紹介してみる。
#ちょうど忙しい時期だったので前エントリを書くまですっかり忘れていたというのはここだけの秘密だ。
長生き確率表:XX歳になるまで生きる確率
自分の現在の年齢を入力すると、XXまで生きる確率○○%という早見表を作成して表示してくれるPHPのプログラムだ。
少し前に26になった私だと、75歳まで生きる確率が70%、80歳なら56%、90歳なら20%といった具合らしい。
大病を患わなければ80くらいまでは生きられそうだな。
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2007年05月11日

走るウミユリ、泳ぐウミシダ

Via 5号館のつぶやき : 海底を走るウミユリ
sealily.jpg
Zooillogix - Don't Stick Your Fingers in the Cage...: A Jogging Flower

682q3qb.gif
思わず感嘆の声を上げてしまった。
水族館でゆらゆら揺れている姿しか見たことないんだが、実はこんな元気に動き回る奴らだったのか。

GIGAZINでYouTubeのムービーを扱ってたのでついでに紹介
ウミユリが長い体を引きずりながら、腕を使って歩くムービー - GIGAZINE
sealilymovie1.jpg
YouTube - Crinoid Sea Lily Crawls!

sealilymovie2.jpg
YouTube - 海百合

どうでもいいが下のムービーはウミユリじゃなくてウミシダだと思うぞ。
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2007年04月12日

Science for all americans

今後の翻訳のネタにScience for All Americans: Project 2061関連の情報を探していたら、
sivadさん@赤の女王とお茶をのエントリがいくつか引っ掛かったので、メモがてらリンク
アメリカの科学教育は76ヶ年計画で着々と進行中。
納豆だの波動水だの血液型だのに沸く日本列島。

安部首相率いる現政府は「識者」達の「教育再生会議」を招集し、実にステキな対策や提言を通じて教育改革に取り組んでいます。

一方、アメリカにおいては既に1985年から大規模な教育改革プログラムが発動しており、現在も進行中です。

その名も"Project 2061"。

Project 2061は、先日も書いた最強の民間理系支持団体AAASを中心として、様々な分野の専門家を集め国ぐるみで作成された一大プロジェクトであり、全アメリカ国民の科学的思考力を増進するための76ヵ年計画を米国全土、あるいは州レベルにおいて遂行せんとする極めて戦略的で具体的なプランです。

Project 2061ではまず、Science for All Americansという報告をまとめ、「科学」とは何か、そして国民が身に付けるべき「科学力」とはどういうものであるか、について徹底的に分析しています。

日本の理系が敗北するたった一つのシンプルな理由
ですが実は、日本の技術者や研究者の社会的立場がいつまでたっても弱く、「搾取」され続ける理由は明白なんです。

支持団体がないから

これですよ。

もちろん瑣末な理由はいくらでも出して来れますが、社会的に観るならば間違いなくコレです。

例えば米国。

かの国には世界最大・最強の理系支持団体、

"AAAS (American Association for the Advancement of Science)"

があります。

262の支部と1000万人の加入者を誇るこのNPOは世界最高峰の科学雑誌「Science」の発行元として有名ですが、ホームページを読めばその活動はまさに「アメリカ理系力」の土台となる極めて重要なものであることが分かります。

個別に、それでいて結束して。

いちいち頷けるいいことを書いているなあ。

sivadさんのところは以前ID論関係で変なのとガチンコしているところを見かけて記憶に残っていたのだが、今日またヒットした事で過去記事も色々と読んでみた。
記事の傾向に何か親近感を感じると思ったら、それもそのはず生命科学者をされていたのか。
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2006年11月06日

毒の話1.5―水の致死量10リットルのネタ元を調べる―

ご無沙汰しております。
しばらく家を空けていて、妙に検索ヒットが伸びていると思ったら、何やら微妙なネタ記事が人気を博しているではありませんか。
水も砂糖もみんな毒? 身近な食品の致死量を調べる | エキサイトニュース

前に書いた記事の影響で、「水 致死量」でググるとうちのブログがトップに来る。
だからこの記事の影響で流れてきたんだな、うん。
面白いからこのネタをちょっと探ってみた。
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posted by 黒影 at 22:25 | Comment(10) | TrackBack(3) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月25日

ダーウィンの全著書を公開するサイト

進化論の提唱者であるダーウィンの全著作を、テキスト化してオンライン公開しているサイトがある。
この前ニュースを見ていて知ったんだが、時々進化論に言及する手前必要に応じて引用できるようにしておこうかと思う。
なんでもテキスト5万ページ、図版4万枚に及ぶ膨大な量らしいから、読むだけでも一苦労だ。
興味がある人や、"The origin of species"を原文で読んでみようというチャレンジャーは下のリンクからどうぞ。

The complete work of Charles Darwin
posted by 黒影 at 19:25 | Comment(0) | TrackBack(1) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月04日

酸化防止剤神話:医学のおとぎ話

New Scientist Premium- The antioxidant myth: a medical fairy tale - Featuresより
久々に翻訳ネタでも。

If popping pills to stave off the ravages of ageing sounds too good to be true, that's because it is, says Lisa Melton
「老化の影響を食い止めるために錠剤を常用するという話がうますぎるように聞こえるならば、それはまさしくその通りだからです」−リサ・メルトン。

CRANBERRY capsules. Green tea extract. Effervescent vitamin C. Pomegranate concentrate. Beta carotene. Selenium. Grape seed extract. High-dose vitamin E. Pine bark extract. Bee spit.
クランベリーのカプセル、緑茶抽出物、活性ビタミンC、ザクロ濃縮液、ベータカロチン、高用量ビタミンE、松皮抽出物、ハチミツ。

You name it, if it's an antioxidant, we'll swallow it by the bucket-load. According to some estimates around half the adults in the US take antioxidant pills daily in the belief they promote good health and stave off disease. We have become antioxidant devotees. But are they doing us any good? Evidence gathered over the past few years shows that at best, antioxidant supplements do little or nothing to benefit our health. At worst, they may even have the opposite effect, promoting the very problems they are supposed to stamp out.
その他何でも、それが酸化防止剤であるならば、我々は大量にそれを摂取します。いくつかの需要見通しによると、合衆国の約半分の大人は、それが健康を促進して病気を食い止めると信じて毎日酸化防止剤の錠剤を飲みます。我々は、酸化防止剤ファンになりました。しかし、これらの錠剤は本当に効いているのでしょうか?
ここ数年にわたって集められた証拠が示すものは、良くても酸化防止剤サプリが我々の健康のためにほとんど何の利益にもならないという事実です。最悪の場合、酸化防止剤は逆の影響を与え、彼らが何とかしたいと思っているまさにその問題を促進するかもしれません。

It's little surprise that antioxidants have acquired a reputation as miracle health supplements. As long ago as the 1950s, scientists discovered that many diseases - including heart disease, strokes, cancer, diabetes, cataracts, arthritis and neurodegenerative ...
酸化防止剤が奇跡の健康補助食品としての評判を得たことは、別段驚くべきことではありません。その昔1950年代に、科学者は多くの病気を発見しました - 心臓病、脳卒中、ガン、糖尿病、白内障、関節炎、そして、神経変性である...


続きが読みたければNewScientistのサイトで5ドルを払うか、その内日経サイエンスか日経ヘルスあたりで記事になるのを待って下さい。
大きめの総合大学なら図書館に置いてあるかも知れません。
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posted by 黒影 at 01:33 | Comment(1) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月12日

Knowledge is Power

Knowledge is Power.
The more you know, the more powerful you are.
The more knowledge you have, the greater your ability to change your environment.
The more you know about someone, the more power and influence you have over them.
Knowledge is a tool that can be used to control and change the world.
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posted by 黒影 at 02:11 | Comment(1) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月26日

サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)に関するあれこれ

このブログを見てくれている人ならおそらくサイエンス・パートナーシップ・プログラムというものをご存知の人もいるだろう。
今日はこれについてちょっと書いてみようと思う。続きを読む
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2005年12月05日

男は余るように出来ているというこの世界の不条理について

前エントリの続き的な内容の話。
統計データというのは汲めども尽きぬ泉である。
読むのは面倒くさいがそこから得られる情報は実に多彩だ。
今回は少し切り口を変えて、世の男性諸兄が直面している
あるいかんともしがたい問題を取り上げてみようかと思う。

使うデータはこれである。前回とページは違うが、基礎データは同じだ。
厚生労働省:人口動態統計 年報 主要統計表(最新データ、年次推移)
まあタイトルを見て大体の中身は察しがつくと思うが。
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posted by 黒影 at 12:50 | Comment(6) | TrackBack(1) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月04日

死の確率計算

人は、いつか必ず死ぬということを思い知らなければ、生きているということを実感することもできない。
by M. ハイデッガー

生と死の格言2

死は全ての生物に平等である。
何人であれ、死から逃げることは出来ない。

死が不可避であるのならば、それを織り込んだ人生設計をするのが賢明な生き方というものではなかろうか?
以下に統計データから見る年齢別の死亡率と主な死因を記載する。
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posted by 黒影 at 20:33 | Comment(2) | TrackBack(1) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月24日

CoSTEPは御用学者養成講座?

大学教員の日常・非日常:余ったポスドクで大本営発表を読んで、
CoSTEPにも顔を出している身として少々首をひねる内容が多かったので感想をTBしてみようと思った。
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2005年11月23日

北大でインテリジェントデザインを教えている研究室

以前13Hz!のわくたまさんが似たような話をネタにしていたのだが、
13Hz!: 東大工学部がインテリジェントデザインを教えている!
まさか北大にもあったとは…
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posted by 黒影 at 17:12 | Comment(4) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする