2010年03月23日

正しい目薬のさし方

長時間PCで作業することの多いSEにとって、目薬は目を守るために欠かせない相棒。
しかし、これまでずっと間違った目薬のさし方をしていたことを、次の記事を読んで知った。

目薬:目パチパチはダメ 正しい点眼5% - 毎日jp(毎日新聞)
 点眼のあとの目パチパチは禁物−−。目薬をさしたあと目をしばたたかせるなど、不適切な点眼をしている人が9割を超すことが、医薬品メーカー、ファイザー(東京都渋谷区)の調査で分かった。

 同社は、緑内障患者など病院で複数の目薬を処方された経験がある40〜60代の男女1200人を対象にインターネットで調査した。

 適切な点眼後の行動は「しばらく目を閉じて、薬が鼻やのどに流れないよう目頭を軽く押さえる」だが、適切な点眼を実行している人はわずか5.8%。最も多い43.3%が「目をパチパチさせている」で、「しばらくの間、目を閉じている」30.2%、「しばらくの間、目を見開いたままじっとしている」15.1%など、計90%以上が不適切だった。

 「目をパチパチさせる」人の88.3%が「目薬が目全体や患部に行き渡ると思うから」と答えた。この方法では、薬が外に流れ出てしまい、十分な効果が得られないという。

今までずっと目薬をさした後は目を閉じるだけだったよ。
それだけじゃダメだったのか。
タグ:医療
posted by 黒影 at 00:53 | Comment(28) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月21日

科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる

以前「英語耳を鍛えるための科学なポッドキャスト10選」という記事を書いた。
この記事を書いてからそろそろ2年経ち、科学系のPodCastもその後かなり拡充したので、そろそろまとめなおす事にする。
続きを読む
posted by 黒影 at 03:55 | Comment(1) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月16日

プロが全力でネタにマジレスするとそれはもはやエンターテイメントになる

まさかカイジをこういう視点から分析して魅せる人がいるとは思わなかった。

カイジの鉄骨渡りに関する建築的考察1|建築エコノミスト 森山のブログ カイジの鉄骨渡りに関する建築的考察1|建築エコノミスト 森山のブログ
カイジの鉄骨渡りに関する建築的考察2|建築エコノミスト 森山のブログ カイジの鉄骨渡りに関する建築的考察2|建築エコノミスト 森山のブログ
カイジの鉄骨渡りに関する建築的考察3|建築エコノミスト 森山のブログ カイジの鉄骨渡りに関する建築的考察3|建築エコノミスト 森山のブログ
posted by 黒影 at 16:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

Nature Chemistryの広告が進研ゼミのマンガ並みに弾けている件について

先日何気なしにNatureをめくっていたら、こんなものを見つけてお茶吹いた。
Nature Chemistryの広告記事らしいんだが。

今日お昼にお弁当を作ってきた。そうしたらNature Chemistryが買えた。

研究のアイデアに行き詰っていた。そこで、久しぶりに(私にとっては)豪華なランチを食べに行こうと重い、大学の外に。有名なファミリーレストランの前でメニューを見ていたら、ステーキランチがおいしそう。これを食べればよいアイデアがきっと浮ぶ…気がする。
入ろうと思ったら、ばったり研究室の尊敬している(大)先輩に会った。しかし今日の先輩はお弁当。一緒に食べたかったけど残念。研究室に帰って先輩と話したら「月に一回はお弁当」だそうだ。健康にいいですね、だからいつも良いアイデアでいっぱいなのですか?と言ったらそれだけではないと言われた。Nature Chemistryに定期購読をしているらしい。どうも研究のアイデアが行き詰ったらNature Chemistryをパラパラとめくるそうだ。先輩はお金持ちでいいなあ、だって私なんてNatureを購読するほどお金ないですよ。といったら怒られた。先輩は月に一回お弁当にして、お昼代で定期購読を買っている???
よく話を聞いたらNature Chemistryの二年間購読は29,760円。月に1240円。え!さっきの私のお昼のほうが高かった…Natureって高い雑誌だと思っていたのに。研究のアイデアに(私にとって)豪華なお昼を食べるより、Nature Chemistryを1冊買ったほうがよかったかも?ショック…今度から先輩を見習い私も「月に一回はお弁当」を実行。健康になれて、Nature Chemistryの定期購読も出来て、お昼も先輩と食べられて、よいこと尽くし!ちょっと憧れの先輩に近づけた気がした。

強調は原文ママ。

進研ゼミのマンガをほうふつとさせるような広告で、ジワジワと来るものがある。
Nature本誌に載せる広告としては、読者の想定が絶対にずれているだろ常識的に考えて。
一体これでどういう層に訴求するつもりなんだろうか?

あるいは、これは突っ込み待ちなんだろうか?
既に誰かが突っ込み入れているかと思ったんだが、検索してもまるでヒットしないので載せてみる。
タグ:ネタ
posted by 黒影 at 20:36 | Comment(7) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月12日

科博の「菌類のふしぎ展」に行ってきました。

連休の最後に何とか時間を確保できたので、念願の菌類展に行ってきました。
特別展:菌類のふしぎ−きのことカビと仲間たち
最終日だからかかなりの人ごみでしたが、めいっぱいかもされて来ました。
満足満足。
IMG_2636.png

IMG_2699.png
続きを読む
posted by 黒影 at 23:50 | Comment(3) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月08日

キリンの角は何のため?

Q:キリンの角は何のため?
A:もちろん戦いのため。

動物園でのんびりとエサを食む姿からは想像しづらいが、
キリンのオス同士が縄張り争いを行う際には、頭を武器にして互いを殴りあうネッキングと呼ばれる戦いが行われる。
その際に強力な武器になるのがこの角。
YouTubeに実に迫力のあるキリンの戦いの動画があったので紹介してみる。

キリンの頭突きの衝撃は、軽く1トン近くいくらしい。
人間がこんなの食らったら一発で吹き飛ばされるな。
音を聞いているだけでこっちが痛くなってくる。

via 雑学解剖研究所−LABORATORY−動物の研究1
posted by 黒影 at 02:45 | Comment(1) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月07日

ヴァンパイアはどのような進化の過程を経て血のみで生きられるようになったのか

ヴァンパイアの真実1:ヴァンパイアは哺乳類である。

ヴァンパイアの真実2:ヴァンパイアは空を飛べる。

ヴァンパイアの真実3:ヴァンパイアは草食や肉食の近縁種とは異なり、血のみを食物として生涯を過ごす。

ヴァンパイアの真実4:ヴァンパイアも乳児の間は母親の母乳を食事とする。

ヴァンパイアの真実5:ヴァンパイアの唾液には、血液の凝固を阻害する物質が含まれている。

ヴァンパイアの真実6:ヴァンパイアは最大で自重の40%もの量の血を吸うことができる。

ヴァンパイアの真実7:ヴァンパイアは夜行性で、獲物の体温を感知することが出来る。

ヴァンパイアの真実8:ヴァンパイアは獲物が寝ている間に忍び寄り、血を吸い取っていく。

ヴァンパイアの真実9:ヴァンパイアの生息地では、血を吸われすぎて衰弱死する犠牲者が毎年あらわれる。

ヴァンパイアの真実10:ヴァンパイアは自分の吸った血を、口移して仲間に分けてやることがある。
続きを読む
posted by 黒影 at 21:45 | Comment(1) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月11日

諸君 私は博物館が好きだ

諸君 私は博物館が好きだ
諸君 私は博物館が大好きだ

…と突然ヘルシングネタではじめてみるテスツ。
テンション高いのは1週間の出張が終わって酒が入っているせいです。
実は今日ニュースサーフィンをしていてこんな記事を読んでから、久しぶりに博物館巡りをしたくてしょうがないのですよ。
というよりも、収集癖なんて無いはずなのに物欲が疼いてたまらんという。

@nifty:デイリーポータルZ:ミュージアムショップが大好きだ
家に博物館みやげが並んでいる。恐竜のミニチュア、レプリカ土偶、鉱石、水族館トランプ。

博物館を見て、その興奮のままに帰りに売店で買ったものだ。ときどき眺めてホクホクしている。そこでしか売ってないし、珍しい。なにしろ博物館で売ってるぐらいだから絶対いいものに違いない。

ふだんは「もしかしたら100円ショップに同じものがあるかも」とか「かさばるから帰ってから通販で買えばいいじゃん」などと疑り深いことばかり言っているのに博物館みやげに関しては超ポジティブである。

ポジティブすぎて「大好きだ」なんて記事タイトルをつけてしまった。恥ずかしい。しかし大好きなので3ヶ所回ることにしよう。(林 雄司)

巡る先はいずれも東京の博物館で、
国立科学博物館
日本科学未来館
こどもの城
の三箇所なのだが、各博物館のミュージアムショップで売っているもののピックアップが凶悪なまでにツボを突いてくる。
記者はなかなかやるな。
続きを読む
posted by 黒影 at 00:06 | Comment(1) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月24日

勘というのは、経験と理論に裏付けられた立派な才能である

地下に眠るMさんが面白げなネタを振っていたので反応してみる。
100%のガン探知とプレコックス感とにおいの科学 - 地下生活者の手遊び
化学的メッセージには多くの種類がある。あるものは時間をこえて作用し、先に行った個体に何かがおこったことをあとからくる個体に警告する。

中略

私はひじょうに多くの成功例をもつすぐれた臨床家である精神分析医と嗅覚的メッセージについて論じたとき、この臨床医が六フィートあるいはそれ以上遠くから患者の怒りのにおいを明瞭に識別できることを知った。精神分裂症患者を扱っている人は、この病気の患者が特有のにおいをもっていると昔からいっている。このような博物学的観察は一連の実験を生んだのであるが、その中でも、セント・ルイスの精神科医であるキャスリーン・スミス博士は、ネズミが容易に分裂症患者と非分裂症患者のにおいをかぎわけることを示した。化学的メッセージ・システムの強力な効果を考えてみれば、怖れとか、怒りとか、分裂症的な恐怖とかが、近くにいる人の内分泌系に直接に作用するのではないかともみられよう。案外そのようなことが実際におこっているかもしれない。

P73 第4章 空間の知覚-----遠距離受容器 目、耳、鼻 より

精神分裂症(統合失調症)における「特有のにおい」などといわれると、プレコックス感が連想されますにゃ。
私が研修医時代に教わった精神医学用語のうち、いちばん釈然としなかったのがこの言葉である。

 「プレコックス感」とは、1941年ごろにオランダのリュムケという精神科医が言い出した言葉であり、簡単に言えば分裂病の患者と面と向かったときに感じるなんとなくいやーな感じのこと。なぜそんなものに「プレコックス感」などという大仰な名前がついているのか、私にはさっぱりわからなかった。しかも、それが分裂病の診断に有用だときいて私はのけぞった。

 「なんとなくいやーな感じ」で分裂病を診断していいんかい、おい。

 二種類の精神医学事典で「プレコックス感」を引いてみたが、載っている説明はおそろしく歯切れが悪い。「分裂病者に相対したとき観察者のうちに起こる一種言いようのない特有な感情」(弘文堂)、「〈その感じ〉は言葉ではなんとも表現しがたく、表情のかたさ、冷たさ、態度のぎごちなさ、感情疎通性のなさ、奇妙な唐突さなどとともに〈分裂病らしさ〉として分裂病者の人格全般から直観的に把握される総合的な感じ」(講談社)だそうだが、両方とも「一種言いようのない」「言葉ではなんとも表現しがたく」とはなから定義をあきらめているし、〈分裂病らしさ〉なんてのはトートロジーもいいところ。そういや「プレコックス感」という言葉自体、もともとは「分裂病的な感じ」という意味だったっけ。

 なんでも言語化不可能な微妙な「感じ」らしいのだが、そんなもので診断されてはたまらないと思うのは私だけではあるまい。

http://homepage3.nifty.com/kazano/precox.html

ここに続く引用で、「サイコドクターあばれ旅」氏は「私は今まで百人を超える分裂病患者を診てきたが、「プレコックス感」がどんな感情なのか、いまだによくわからない。」と言っていますにゃ。でももしかして、このプレコックス感って患者の臭いなんじゃにゃーのか?

地下に眠るMさんは、以下がん検知犬の話につなげつつ、もしかしたらこの精神科医も「臭い」で患者を判別していたのではと続けるのだが、私はこの意見にはかなり懐疑的。

続きを読む
posted by 黒影 at 03:22 | Comment(2) | TrackBack(2) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月11日

理系と文系の研究対象の違い

少し前にはてブ経由でこんなエントリを見た。
Via はてなブックマーク - pêle-mêle - 原文、読んでる?

2007-08-22 - pêle-mêle:原文、読んでる?
昨日の日記のコメント欄でanotherさんは理系の学生は語学に興味が薄く、また英語至上主義が徹底しているので、「英語に似てるから」という消極的な理由で第二外国語にドイツ語を選ぶことが多いと述べていた。この時点でオレはどうにも悩んでしまう。理系では「論文を原文で読む」という習慣が重視されていないのだろうか。

文学・哲学研究では「お前、ちゃんと原文で読んでるのか?」がひとつの殺し文句になっている。この時点で原文を読んでいない者は「負けました」と頭を下げて投了するしかないのだが、理系ではどうなのだろうか。

たとえば理学部数学科に籍を置いてポワンカレについて本格的に研究したい者なら、当然ながらフランス語を学び、ポワンカレの論文を原文で読むものだとオレは勝手に想像している。もしここで「理系の学問は普遍的・客観的なのだから、原文がどの国の言葉で書かれていても関係ない」と言われたら、オレは「あらゆる言語にはイデオロギーが内在しており、また数学だろうが物理学だろうが化学だろうが、その論文が書かれた時点での文化状況と無縁ではいられない。ゆえにポワンカレを学ぶのであればフランス語を学び、19世紀後半のヨーロッパの置かれた文化状況も研究しなければならない。そうした作業をネグレクトしてポワンカレの『理論』だけを研究するのは知的怠慢である」と反論するだろう。しかしこういう主張を繰り返す人間は「文化相対主義者」というレッテルを貼られ、ソーカル=ブリクモンようなひとから嘲笑されるのだろうか。それとも「そういうのは科学者じゃなくて、科学史家がやることだ」と諌められるのだろうか(オレのこうした書きかたも「安易なレッテル貼り」と言われるのかもしれないが、何しろ理系の実態をよく知らないので、こんなことしか書けないのだ)。

多分このブログを読んでくれている人なら「ちょっと待て」と思わず突っ込みが入る人が何人もいるんじゃないかと思う。
なぜならこの文章は理系と文系の「研究の対象の違い」についてかなり誤解している―もっと突っ込んで言うと、理系の研究対象を文系のそれと同じだと思っている―からだ。

はてブやコメント欄をのぞいてみたら、案の定既に何件かツッコミが入っていたんだが、それらを読んでもどうにもかゆいところに手が届いていないもどかしさを感じたので、こんな風にコメントしてみた。
blackshadow 2008/09/04 22:58
はじめまして

>ポワンカレの『理論』だけを研究するのは知的怠慢

多分理系と文系の流儀の違いを知っているかどうかでトコトンすれ違う点がこれなんでしょうね。

理系の研究というのは文字通り「世界の理(ことわり)」について行われるものです。
そして理系の観点から言うと、例えば『ポアンカレ予想』という理論は理系の研究対象になっても、『ポアンカレ』という人物は理系の研究対象になりえません。なぜなら『ポアンカレ予想』が正しいか否かを証明するに当たって、ポアンカレが当時何を考えていたとかどんな思想背景を持っていたとか当時の時代背景が予想の構築にどう影響したかとかいう情報は一切必要ではないからです。
理系の研究対象は「自然」であるがゆえに(数学はちょっと特殊ですが)、過去の研究の時代背景や人物がどうであろうが、その内容の真偽は同じ「自然」を研究することで明らかになります。同様に、理系のこの特性ゆえに、余計な情報を切り捨ててエッセンスである「理論」だけを取り出すことが可能です。むしろ必要でない情報をそぎ落として行って尚残るものこそ、理系の研究の基礎となるものですから。
そして、その基礎の上にこれまでは知られていなかった新しい自然の理解を発見し積み重ねていくことこそが理系の研究です。

一方で科学『史』の学問領域だと、こういった「理系の研究」では必要ない情報こそがむしろ重要となってきますけどね。
要は研究対象の違いです。
別に「文化相対主義者」とかそういうのじゃなくて、理系文系の双方の研究対象がまったく異なるものなんですよ。


もう少し細かく書いてもよかったかもしれないが、他所様のコメント欄に長文を投下するのもアレなので、シンプルにまとめてみた。
多分yskszkさんと私や他のコメンターの相違点というか、すれ違いの源は、ここに集約できると思う。

ここからは私の主観に基づく印象論だが、文系でこの手の誤解(というよりも、自分ならば研究対象とする情報があっさり切り捨てられてどうでもいい扱いを受けていることに対する反発と言った方が適切な気がする)を持っている人というのは少なくない感じがする。
単に研究対象がまったくの別物だから、必要となる情報も違うというだけの話なんだが。
コメント先のダイアリーは既に更新停止しているようなので、ちょっと自分用のメモ代わりにここに記録を残しておくことにした。
posted by 黒影 at 22:33 | Comment(9) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月09日

博士ネットワーク・ミーティング@京都

お久しぶりです。黒影です。
8月は出張や旅行であっちこっち飛び回っていましたが、9月に入りようやくちょっと落ち着いたのでブログの更新を再開しようかと思います。

今日はとりあえず肩慣らしということで軽い記事を。
続きを読む
posted by 黒影 at 22:09 | Comment(1) | TrackBack(1) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月15日

物理の実験「水の舞」

まずは先入観抜きで下のYoutube動画をご覧あれ。
この動画がどういう科学の原理に基づいて撮られたものか分かるかな?
YouTube - Dancing Liquid「踊る水」

続きを読む
posted by 黒影 at 20:21 | Comment(9) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月21日

英語耳を鍛えるための科学なポッドキャスト10選

最近科学ニュースの海外PodCastにはまってます。
半分は趣味と、残りは今後仕事で英語を使う機会が増えそうなので耳を鍛え直す目的で聞いてます。
これが中々いい勉強になって、耳を鍛えられるだけでなく最新のニュースも自然と頭に入るのでお勧めです。
ちなみにこれらのPodCastを登録するなら、リンクをいちいち辿って登録するよりも、iTunes StoreのPodCastのページからまとめて登録したほうが簡単だと思います。
続きを読む
posted by 黒影 at 00:12 | Comment(4) | TrackBack(8) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月21日

ブログでバイオ 第41回「私が博士課程に進学しなかった理由」

少し前、博士卒の就職問題(いわゆるポスドク問題)の議論が流行っていた頃に、書こうと思いつつ結局書かなかったネタがあります。
ブログでバイオのネタにしようと前から考えてはいたんですが、朝日から出た例の記事を読んでいろいろと考えたことがあるので、それと合わせて少し書こうかと思います。

<5/21追記>
このエントリはリレーエッセイ『ブログでバイオ』の話題の一つとして
WEB2.0(っていうんですか?)ITベンチャーの社長のブログ:ブログでバイオ 第40回「生活保護を受けている人にジェネリックって、全然普通の話では?」にTBさせていただきました。
続きを読む
posted by 黒影 at 03:52 | Comment(15) | TrackBack(6) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月28日

SFAAの翻訳進捗が100%に達しました。

SFAAの翻訳進捗が100%に達しました。 まだこの後翻訳のチェック、校正作業が残っているのですが、
ひとまずこれで翻訳作業は終了です。
翻訳作業に協力してくれた皆さん、本当にありがとうございました。

ScienceForAllJapaneseで翻訳された「すべてのアメリカ人のための科学」も、先日SFAA公式サイトで公開されており、あちらに発破をかけることができたという意味でも、このプロジェクトの意義は大きかったと思っています。(反省点も多いですが)
このプロジェクトはあくまでも一つの通過点に過ぎず、今後この成果物をどう利用して科学リテラシー教育に貢献していくかが肝心なのですが、とりあえず今は翻訳完了を喜びたいと思います。

<4月28日追記> 本日「すべてのアメリカ人のための科学」を、申し込んでくださったかたがたに発送しました。
おそらく29日中には届くと思います。
続きを読む
posted by 黒影 at 01:47 | Comment(12) | TrackBack(1) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月10日

エコバッグ利用の前に考えてみたいこと

最近あちこちのスーパーでレジ袋削減運動が盛んに行われています。
私がいつも利用する近くの平和堂では袋持参だとポイントをつけてくれますし、生協ではレジ袋が有料になりました。
エコバッグなる買い物袋も最近良く目にします。
しかし、エコバッグを利用すること事体が目的となって、エコバッグ運動の本来の目的が疎かになっている人はいないでしょうか?
続きを読む
posted by 黒影 at 00:42 | Comment(16) | TrackBack(1) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月09日

SFAAの翻訳進捗が95%に達しました。

現在別ブログで作業中の"Science For All American"の翻訳作業ですが、協力してくださった皆さんのおかげで、翻訳95%完了にまで漕ぎ着けることが出来ました。
Science For All Americans翻訳プロジェクト

もう翻訳完了はすぐそこまで見えてきており、協力してくださった方々には感謝の念に絶えません。
本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

まだこれからチェックと校正作業があるのですが、プロジェクトを見守って下さっている方々にも、是非成果物を一度ご覧いただけたらと思います。

続きを読む
posted by 黒影 at 23:29 | Comment(2) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月24日

Science for All American翻訳状況報告

こんばんは、黒影です。
現在別ブログで進行中のScience for All American翻訳翻訳プロジェクトの進捗報告です。
sfaa0324.png
本日25日時点での翻訳進捗が488/665(73%)とほぼ4分の3に達し、かなり終わりも見えてきたのですが、このグラフを見ていただければおわかりのように、ここ1週間ほどガクッとペースダウンしてしまっています。そこで、カンフル剤として進捗が遅れ気味な、3,4,7、11を手伝ってくださる方を改めて募集します。
また、現在の草稿をこちらからも参照できるようにしておくので、読んでみておかしなところがあったらどんどんご指摘ください。
Table of Contents
ChapterTranslationTranslation coverage
INTRODUCTION はじめに 40/40 Complete!
Chapter 1: THE NATURE OF SCIENCE 第1章: 科学の本質 37/37 Complete!
Chapter 2: THE NATURE OF MATHEMATICS 第2章: 数学の本質 21/21 Complete!
Chapter 3: THE NATURE OF TECHNOLOGY 第3章: 技術の本質 3/40
Chapter 4: THE PHYSICAL SETTING 第4章: 物理的環境 28/63
Chapter 5: THE LIVING ENVIRONMENT 第5章: 生活環境 33/38
Chapter 6: THE HUMAN ORGANISM 第6章: 人体 42/42 Complete!
Chapter 7: HUMAN SOCIETY 第7章: 人間社会 23/56
Chapter 8: THE DESIGNED WORLD 第8章: 設計された世界 59/59 Complete!
Chapter 9: THE MATHEMATICAL WORLD 第9章: 数学的な世界 34/43
Chapter 10: HISTORICAL PERSPECTIVES 第10章: 歴史的観点 35/61
Chapter 11: COMMON THEMES 第11章: 共通テーマ 20/47
Chapter 12: HABITS OF MIND 第12章: 心の習性 25/30
Chapter 13: EFFECTIVE LEARNING AND TEACHING 第13章: 効果的な学習と指導 33/33 Complete!
Chapter 14: REFORMING EDUCATION 第14章: 教育改革 25/25 Complete!
Chapter 15: NEXT STEPS 第15章: 次の段階 30/30 Complete!
Total coverage 488/665
posted by 黒影 at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月21日

Science For All American勝手に翻訳プロジェクト、協力者募集のお願い

Science For All Americansという本をご存知ですか?
以前このブログでもちらっと取り上げたことがあるのですが、
この本はアメリカが1980年代から推進中の科学教育改革プログラム"Project2061"において提出された報告書です。
内容は、アメリカ人が身につけるべき科学の基本的教養の定義と、どうやってそこにたどり着くかという具体的な教育計画のマイルストーンをまとめ上げたものです。
プロジェクト開始が1985年だから、実に76年がかりの遠大な計画です。

この本はタイトル通りアメリカ人に対して書かれたものではありますが、科学に対する考え方、理科教育に対する意見など、非常に良い内容で日本人が読んでも十分過ぎるほど為になります。
特に理系の教育者であれば、一度は目を通しておくべき内容だと私は考えます。
しかし残念なことに、このプロジェクトや報告書については、日本ではほとんど知られていません。
"Science for All Americans" - Google 検索
"すべてのアメリカ人のための科学" - Google 検索

この原因はいろいろあるかと思いますが、一番の問題はやはり言語の壁かな、と思います。
英語の本を平気で読める日本人なんて滅多にいないので、そこで尻込みする人は多いでしょう。
そこで今回、日本人がScience For All Americansの内容にもっと気軽に触れることができるよう、翻訳プロジェクトを立ち上げることにしました。
<3/4追記>
プロジェクト周知と情報交換のため、今月一杯このエントリをTOPに置きます。
<3/21追記>
十分に役目を果たしたと判断したので、このエントリは流れるに任せることにします。
続きを読む
posted by 黒影 at 15:07 | Comment(38) | TrackBack(5) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月09日

SFAA翻訳プロジェクト進捗報告

別ブログの方で現在進行中の、SFAA翻訳プロジェクトの進捗報告です。
Science For All Americans翻訳プロジェクト

sfaa0309.png
大勢の方のご協力もあり、開始からわずか1週間で既に全体の3分の1(220/665)を翻訳し終えました。
この予想を大幅に上回るハイペースっぷりには呼びかけ人の私自身が一番驚いていたりしますが、グラフを見ればご理解いただけるように、このペースを保つことができれば来週末には3分の2、再来週には全体の翻訳が完了しそうです。
かなり具体的にゴールが見えて来ました。
協力していただいている皆さんには厚くお礼申し上げます。
posted by 黒影 at 18:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする