2008年07月14日

極限環境微生物と火星の生命

このブログのプロフにも書いてありますが、私は大学時代微生物の研究をしていました。
ジャンルは環境微生物学なのですが、極限環境微生物にもちょっと手を出していて、これが結構面白かったので今でも勉強を続けています。

極限環境微生物というのは、読んで字のごとく、人間や他の高等動物には到底生存不可能な環境に生育する微生物のことです。
極限環境微生物 - Wikipedia
極限環境微生物(きょくげんかんきょうびせいぶつ)は、極限環境条件でのみ増殖できる微生物の総称。なお、ここで定義される極限環境とは、ヒトあるいは人間のよく知る一般的な動植物、微生物の生育環境から逸脱するものを指す。ヒトが極限環境と定義しても、本微生物らにとってはヒトの成育環境こそが「極限環境」となりうる可能性もある。


具体的に言うと、

-20℃の海中、
121℃の沸騰水中、
pH-0.06の強酸中、
pH12.5のアルカリ性溶液中、
飽和濃度の食塩水中、
水層と有機層が分離するほどの大量の有機溶媒存在下、
1000気圧を超える深海の底、
地下10Kmの岩盤の中、
高度10kmを超える高層大気中、
宇宙空間で直接さらされるレベルの強い放射線存在下

というような、人間ならあっという間に死んでしまうような過酷な環境下においても、
これらの環境に適応した細菌たちは平気で増殖します。

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posted by 黒影 at 00:37 | Comment(5) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月29日

ダーウィン展が関西に来ます

先日まで東京の国立科学博物館で開催されていたダーウィン展が、関西にやってきます。

ダーウィン展「進化」発見の旅へ!|大阪市立自然史博物館にて開催
このダーウィン展は、日英修好通商条約調印150周年の記念イベントであると共に、来年2009年の、ダーウィンの生誕200年、「種の起源」発表150周年を記念するイベントでもあります。
#今年から来年にかけて、世界各地でダーウィンにちなむイベントが目白押しですので、興味のある人は探してみてください。

展示内容は、ダーウィンの生涯や、彼のビーグル号での世界航海、進化論に到達するまでの軌跡などを取り上げたもので、中々見応えがあるので関西方面にお住まいの方はこの機会に是非どうぞ。

会場は大阪市立自然史博物館で、開催期間は7月19日(土)〜9月21日(日)。
入館料は、一般1,200(1,000)円、大学生1,000(800)円、高校生600(500)円です。
#()内は前売り券の値段。


ついでに、関連情報を探していて初めて知ったんですが、自然史博物館はイベント告知用のブログも持ってるんですね。
こういう独自アナウンスを行う博物館がもっと増えたら楽しいと思うので、紹介しておきます。
What's New: いよいよ7/19からダーウィン展
 大阪市立自然史博物館では、平成20年7月19日(土)から9月21日(日)まで、長居公園内の「花と緑と自然の情報センター」 2階ネイチャーホールにおいて、「ダーウィン展」を開催します。
 自然選択による進化論を見いだしたことで世界に知られる自然史学者ダーウィン。この展覧会では、昆虫少年だったダーウィンの生い立ちから、大抜擢を受けて22歳の若さで乗り組んだ5年に及ぶビーグル号での世界航海、「種の起源」を発表するまでの苦悩の日々を示す直筆の手紙などと共に、進化論が当時の世界に与えた影響を紹介します。
 会場内には、ビーグル号航海の模様を壮大なスケールで展示。そしてダーウィンが、貴重な生物の宝庫として有名なガラパゴス諸島で出会った珍しい生物を剥製や映像で紹介します。また、ダーウィンが実際に使用した道具などの資料も展示し、自然に対する思索に没頭したダーウィンの生涯をたどります。


ところで、残念ながら関西にはシーラカンスの標本が来ないみたいですね。
あの大きなシーラカンス標本は迫力あるので、できれば関西にも持って来て欲しかったんですが。
歯の生えたでかい口とか、とげだらけのうろことか、太い肉鰭とか、実に見応えがあるのに。
posted by 黒影 at 13:39 | Comment(6) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月26日

Science for All Japanese

このブログでは少し前に"Science for All Americans(すべてのアメリカ人のための科学)"の翻訳プロジェクトを行っていました。多くの方々の協力のおかげで翻訳自体は一月ほどで終わり、現在も細々と改訂を行っています。
この本の翻訳は文科省でも予算を組んで行っており、北原先生率いる"Science for all japanese"によって翻訳されたものも現在では公開されています。
そしてさらに、彼らは先日、この本を日本人向けにアレンジした報告書を出してきました。

Science Literacy for all Japanese|議事要録|総合報告書
Science Literacy for all Japanese|議事要録|専門部会報告書
via POLAR BEAR BLOG: 疑似科学に騙されない大人になるための教科書

今ちょっと忙しくてきちんと取り上げる暇がないのですが、いずれはこのブログでもきちんとした形で紹介したいと思います。
とりあえず今回は、こういうものが出ましたよというアナウンスです。
posted by 黒影 at 23:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月23日

卵巣から卵子が生れ落ちる瞬間が撮影された

先日のNewScientist誌に載っていたニュース。
ヒトの卵子が卵巣から生れ落ちる瞬間が手術中に偶然写真に撮影されました。
Human egg makes accidental debut on camera - being-human - 11 June 2008 - New Scientist
mg19826604_200-2_567.jpg
Photo from New Scientist

卵巣から卵母細胞が生れ落ちる瞬間というのは、ヒトの生殖の重要なイベントです。
しかし観察するのが非常に難しい生命現象なので、今まではぼやけた写真しか存在しませんでした。
この写真は45歳の女性の子宮摘出手術の際に偶然撮影されたものだそうです。


ちなみに、何が映っているのかいまいち良く分かりませんでしたがビデオもあります。
Human ovulation captured on video - being-human - 17 June 2008 - New Scientist
posted by 黒影 at 21:48 | Comment(2) | TrackBack(1) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月29日

産総研が観葉植物型太陽電池を開発

主要紙は取り上げていないみたいだけれど、先日こんなニュースが出ていたので紹介してみる。
産総研で開発された、観葉植物の葉っぱの形をした太陽電池だ。

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posted by 黒影 at 23:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月18日

文科省訳Science For All Americansが公開されました

既にsivadさん他何人かの方が取り上げられていますが、
ScienceForAllJapanese版のSFAA翻訳物がとうとう公開されたようです。
コメント欄で教えてくださった近藤さんどうもありがとうございます。

【『すべてのアメリカ人のための科学』(日本語訳)がAAASのサイトにアップ】
 アメリカの科学技術リテラシーの報告書である『Science for All Americans』(American Association for the Advancement of Science:AAAS、1989)の日本語訳が、2005年に日米理数教育比較研究会によって『すべてのアメリカ人のための科学』(米国科学振興協会)として発刊されていました。今回、この日本語訳が、AAASのウェブサイトに掲載されました。アドレスは、下記の通りです。
http://www.project2061.org/publications/2061Connections/2008/2008-02a.htm
ぜひ、ご覧ください。

それにしてもこのタイミングの良さ。
どう見ても本プロジェクトに刺激された誰かがせっついた結果です。
誰か知りませんが本当にありがとうございました。

日本語版翻訳物はPDFで公開されており、以下のページからダウンロードできます。
PDFのダウンロードにやたらと時間がかかるので、ブラウザ上で直接開くときはご注意ください。
#一度ダウンロードしてから見ることをお勧めします。
AAAS - Project 2061 - Science for All Americans


◆業務連絡
文科省訳SFAAの冊子版をお申し込みいただいた方へ。
現在冊子の申し込みを終え、私の所にまとめて届くのを待っている状態です。
届き次第、申し込んでいただいた方それぞれに再発送しますので、もうしばらくお待ちください。
posted by 黒影 at 19:43 | Comment(2) | TrackBack(1) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月27日

アクセスが集中しすぎて開始早々ダウンしたEncyclopedia of Life

昨日紹介したEncyclopedia of Lifeだが、やたらと重いと思ったら
数百万PV/hの状態が五時間以上に渡って続き、ついにはサーバーがダウンしてしまったらしい。
多分世界中で私のようなサイエンスニュースウォッチャーが取り上げて、天然DDoS状態が発生したのだろう。
そういえば何年か前にも似たような事があったなあ。
科学ニュースが注目を集めるのはいいけれど、こういう思いもよらぬ副次効果は困る。

Life encyclopedia: too popular to live - Yahoo! News
WASHINGTON - The concept of a comprehensive encyclopedia of life on the Internet proved too popular. Its computers were overwhelmed and couldn't keep it alive when it debuted Tuesday.

The encyclopedia, which eventually will have more than 1 million pages devoted to different species of life on Earth, quickly crashed on its first day of a public unveiling, organizers said.

Scientists at the Encyclopedia of Life sought help from experts at Wikipedia for keeping their fledgling Web site going despite massive and anticipated interest. The site went back up Tuesday afternoon, but with expectations of more problems, although only temporary ones.

"We've been overwhelmed by traffic," encyclopedia founding chairman Jesse Ausubel said. "We're thrilled."
The encyclopedia's Web site logged 11.5 million hits over 5 1/2 hours, including two hours of down time, according to organizers.

昨日私の記事を読んで見に行ったのに見れなかったという方には申し訳ありませんでした。
おそらくアクセス数が落ち着くであろう週末あたりに、再度アクセスすることをお勧めします。

◆関連記事
幻影随想: 生命百科事典の本格稼働のお知らせ
幻影随想: Encyclopedia of Life ―生命百科事典の編纂が開始される―
タグ:サイエンス
posted by 黒影 at 20:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月19日

中華思想と「中国古人類連続進化説」

お隣の中国では最近10万年近く前の人骨が発見され、話題になっている。
「人類の起源」のカギ、「許昌人」が考古学の空白埋めるか―河南省許昌市(Record China) - Yahoo!ニュース
2008年1月27日、河南省許昌市で昨年12月に出土した「許昌人」と呼ばれる8万年〜10万年前の人間の頭骨の化石は、専門家から「人類の起源に直接つながる大発見」と大きな注目を集めている。「中国新聞ネット」が報じた。

出土したのは許昌市北西部にある霊井遺跡。昨年12月17日に頭頂部など16片が出土し、ほぼ完全な頭骨が復元された。保存状態も大変良好という。霊井遺跡は1965年に動物の化石や細石器が大量に出土し、考古学の世界では早くから重要視されていた。【 その他の写真 】

「許昌人」は出土後、北京の中国科学院古脊椎・古人類研究所に移送され、その後北京大学の都市と環境学部でOSLによる年代測定を実施。10数人の専門家による鑑定の結果、8万年〜10万年前の化石であると確認された。

この化石、おそらく旧人だと思われるが、もしこれが新人だったら原生人類の分布域拡大の歴史が大きく塗り替えられる。
もちろん旧人だとしても、旧人の化石はアジアでは少ないので貴重な考古学資料なのは変わらない。

しかしながら、なぜか中国の考古学界はこれを多地域進化説の証拠だと考えるおかしな方向に。
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posted by 黒影 at 21:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月06日

科学技術ニュースに興味を持つ層が増えているそうだ

少し前に読売新聞が面白い記事を出していた。
読売は最近他紙に比べて科学ニュースの充実度がかなり上がっているのでうれしい。
科学技術ニュースなどに「関心がある」6割…内閣府調査 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 内閣府は2日、「科学技術と社会に関する世論調査」の結果を発表した。

 科学技術についてのニュースや話題に「関心がある」との回答が6割と過去最高だった。

 内閣府は「温暖化など地球規模の問題が話題を集めており、その解決に科学技術への期待感が高まっているためだろう」と分析している。

 調査は昨年11〜12月に、全国の20歳以上の男女3000人を対象に実施。1667人が回答した。

 科学技術についてのニュースや話題に「関心がある」と答えたのは61・1%で、前回調査(2004年)から8・4ポイントアップし、1981年に調査を始めてから最高を記録した。

 科学者や技術者の話しを「聞いてみたい」との回答も60・4%で、前回から9・7ポイント高まった。

 また、「社会の新たな問題は科学技術で解決される」と考えている人は62・1%で、前回の34・9%から大幅に増加。科学技術が貢献すべき分野は、「地球環境や自然環境の保全」(72・8%)、「資源・エネルギー開発やリサイクル」(71・4%)、「廃棄物の処理・処分」(48・5%)など、環境問題が上位を占めた。

自称科学ブロガーな黒影としては、科学技術の話題に興味関心を持つ層が増えているというのはありがたい。
今後も面白い科学ニュースを取り上げて、こういう層の増加に少しでも貢献できたらいいなあと思う。
タグ:サイエンス
posted by 黒影 at 21:43 | Comment(5) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月27日

過熱気味のiPS細胞報道を眺めるに

お久しぶりです。
年末進行に追われてすっかりブログから足が遠のいていた黒影です。
ブログ以前にそもそもウェブへのアクセス頻度が低下していたのでほとんど浦島状態なのですが、最近のビッグニュースと言えばやはりiPS細胞の事でしょうか?

京大iPS細胞が2位=今年の進歩ベスト10−米科学誌(時事通信) - Yahoo!ニュース
幹細胞研究領域にとっては久々のブレークスルーで、かなり将来性が期待できるニュースですが、生化学者の端くれとしては国内ニュースが取り上げているような上っ面よりも、こういう裏を掘り下げた話のほうが気になるのですよ。

京大の山中伸弥教授かっこよす - おこじょの日記
Urban Dirt - Times Online - WBLG: Is the synthetic stem cell Japan’s greatest ever invention?

ヒトの生殖細胞を使わず、皮膚の細胞から幹細胞を作り出した山中教授のグループの研究は大きく取り上げられています(ノーベル賞もん?)が、教授にインタビューしたTimes記者氏のブログに非常に興味深い内容がありやした。

なんと、教授の研究の原動力は日本政府の無能さに対する怒りなんだそうです。なぜ日本では生殖細胞の研究利用が認められているのに、あえてそれを使わずに研究してるのかを尋ねられた彼は・・・


続きは引用先を読んでもらうとして、こういう話をきっちり書ける国内メディアが現れないのが海外に比べ日本に足りない部分であると言えましょう。ぶっちゃけ最近の政府やメディアの過熱気味な姿を見ていると、数年前ファンウソクをちやほやしていた韓国政府やメディアの姿がオーバーラップするのですよ。

無論研究内容を見れば月とスッポンなわけですが、最近の報道を見ていると「あんたらちゃんと月とスッポンの見分けができてるの?」と意地悪な質問をしてみたくなったり。
posted by 黒影 at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月21日

ワトソン博士の問題発言について

かなり出遅れた感があるのだが、ワトソン博士の例の発言について。
原文はタイムズの記事で、英語がダメな人はCNNの記事が比較的分かりやすくまとまっている。
The elementary DNA of Dr Watson - Times Online
CNN.co.jp : 英博物館、DNA構造解明ワトソン博士の講演中止 差別発言で - サイエンス

国内の言及ブログをfinalventさんが一通りまとめているのでついでにリンク。
はてな村界隈に偏っているのが難点だけど。
ワトソンのこれなんだが - finalventの日記
もう一点、私が良いと思ったブログ記事をリンク
Podium 無駄口はつつしみたまえワトソン君

ワトソン博士は昔から人種差別も含む問題発言の多い人だからねえ。
私としてはもう「ああ、またか」くらいにしか思わない。
生化学者の発言が大きく取り上げられるのは、それだけ存在が社会に認められているということだが、こういう取り上げられ方は痛いな。
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posted by 黒影 at 20:41 | Comment(8) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月07日

Cellの表紙を荒木飛呂彦のイラストが飾った件について

昼休みにこのニュースを見かけたときは、思わず目を疑いました。
そしてマジだとわかって大笑い。
Cellも瀬藤先生も超グッジョブ!
それにしても行動力のある先生だなあ。

Yahoo!ニュース - 時事通信 - 人気漫画、米科学誌表紙に=日本人研究者論文、イメージ化−「ジョジョ」荒木さん
 人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦さんのイラストが、7日付の米科学誌「セル」の表紙を飾った。同誌に掲載された日本人研究者の研究内容をイメージ化したもので、医学や生物学の分野で権威のある同誌の表紙を、日本人漫画家が描くのは異例だ。


ちなみに、ファンや野次馬が大挙して押し寄せたからかどうかは知りませんが、Cellのサイトは朝から落ちています。
幸い赤の女王とお茶をのsivadさんがWeb魚拓を取っておられたのでリンクを拝借。
(cache) Cell Online

これがそのイラスト。
cell.gif

やはり科学にもこういう洒落っ気は大事ですよね。

追記
posted by 黒影 at 21:25 | Comment(3) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月06日

振動を電気エネルギーに変換するデバイス

Micro-generator feeds on good vibrations - tech - 04 July 2007 - New Scientist Tech
中々面白い装置。
電磁誘導を利用して振動エネルギーを電気エネルギーに変えるらしい。
大きさは角砂糖サイズ(7mm×7mm×8.5mm)と非常に小さい。
無論生じる電力は大したことは無いが、ワイヤレスセンサーや医療用インプラント機器の電源への応用を検討中だとか。
動物に付ける発信機とかに利用できたら面白そうだな。
posted by 黒影 at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月28日

実用間近のブレイン・マシン・デバイス

先週欧米方面で結構大きく取り上げられた日本発のニュース。
国内では昨年11月にニュースになっていたが、取り上げた記憶がないので紹介してみる。

Hitachi: Move the train with your brain - Yahoo! News
HATOYAMA, Japan - Forget the clicker: A new technology in Japan could let you control electronic devices without lifting a finger simply by reading brain activity.

The "brain-machine interface" developed by Hitachi Inc. analyzes slight changes in the brain's blood flow and translates brain motion into electric signals.

日立:脳波で電車模型を動かす
日本、鳩山の日立基礎研究所にて ― クリッカーのことは忘れよう
日本の新技術は、指を動かすことなく脳活動を読み取るだけで電子機器を制御する事を可能にした。

日立製作所が開発したブレイン・マシン・インターフェースは、脳内のわずかな血流の変化を読み取り、脳の動きを電気信号に変換する。


国内でこの手のインターフェースの研究をしているのは日立とホンダが中心で、今回紹介するのは日立の方。

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posted by 黒影 at 00:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

人機融合

Via Wired
news : 人間と機械の融合、その最前線(1)

Wiredはこの手の人機融合ネタには滅法強いのだ。

2を待って記事を完成させようかと思うので、とりあえず場所だけ確保。
posted by 黒影 at 03:40 | Comment(1) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月11日

Wired is Back Now! ―祝!HotWired Japan復活―

Via RinRin王国

Wired is Back Now!

我々科学大好きっ子にとってはとても嬉しいニュース。
WiredNewsの翻訳記事を提供していたHotWired Japanが、WIRED VISIONと名前を変えて、装いも新たに復活したのだ。

昨年3月に突然更新停止になったときは、どれだけの人間が嘆いた事やら。
今回はWiredNewsやWiredBlogの翻訳だけでなく、日本発の独自記事も交えていく方針だそうな。
正式な開始は5月24日からだそうだが、試験運転ということで既に昨日から記事の更新が始まっている。
早速先日作成したリンク集に追記せねば。

<追記>
一晩でこれとは、やはり注目度抜群だな。
はてなブックマーク - WIRED VISION
posted by 黒影 at 23:24 | Comment(0) | TrackBack(1) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月07日

バーチャルマウスは電気チーズの夢を見るか?

プラナリアみたいな単純な生物ならともかく、哺乳類の複雑な脳をまるごとスパコンでシミュレートするという試みは、これがはじめてじゃなかろうか?
部分的なシミュレーションなら結構あるんだが。
BBCの記事が比較的よくまとまってたので紹介。
BBC NEWS | Technology | Mouse brain simulated on computer
US researchers have simulated half a virtual mouse brain on a supercomputer.
The scientists ran a "cortical simulator" that was as big and as complex as half of a mouse brain on the BlueGene L supercomputer.

In other smaller simulations the researchers say they have seen characteristics of thought patterns observed in real mouse brains.

Now the team is tuning the simulation to make it run faster and to make it more like a real mouse brain.

計算機科学の進展速度を考えれば、あと10年もすれば確実にヒトの脳のシミュレーションが可能になる。
そのうち電人ハルみたいなのが出て来るんだろーか?
シミュレートされた脳味噌に自我は存在するのかとか、生物的な制約から解き放たれた電子頭脳は潜在的にヒト以上の可能性を持つんじゃないかとか、興味と妄想は尽きない。

高等動物の脳味噌がもうちょっと低コストでシミュレート可能になれば、ニューラルネットワーク系統の研究が飛躍的に進むことが予想される。
問題はシミュレーションの精度とコストで、精度は今後の向上を待てばいいとしても、スパコン丸ごと使ってもネズミの脳味噌の半分しかシミュレートできないというのは、コスト的にかなりつらい。
後10年くらい経てばようやく普通の研究者にも何とか手に届くコストでシミュレーションできるようになるくらいか。
一介のバイオインフォマティシャンとしても、このシミュレーションの成果には色々と期待している。



テクノバーンにも関連記事が出ていたのでついでにリンク。
Technobahn サイエンス : IBM研究所、スーパーコンピューターでネズミの脳活動の再現に成功
IBMアルマデン研究所のラジャゴパル・アナンサナラヤナン博士と米アリゾナ大学のジェームズ・フライ博士などを中心とする研究グループは、ネズミの思考を司る大脳皮質の構造を詳しく研究。その上で、独自のリアルタイム・ネズミ大脳皮質シミュレーション(Real-Time Mouse-Scale Cortical Simulations)というシミュレーション・モデルを用いることで、スーパーコンピューター内の1TBのメモリー空間に800万ニューロン、 1ニューロンあたり6300シナプスで構成されたネズミの大脳皮質を再現し、ニューロンによるスパークスをシミュレートすることに成功した。
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2007年04月24日

クリスタルの洞窟

RPGなんかでは結構良く出てくる、宝石の巨大な結晶で覆われた洞窟。
所詮は空想の産物と馬鹿にしてはいけない。
世界には本当に驚くべき自然の奇跡が存在するのだから。

まあ騙されたと思ってNatinalGeographicのこの写真を見て欲しい。
Giant Crystal Cave's Mystery Solved

crystalcave1.jpg
写真1

crystalcave2.jpg
写真2

この洞窟はメキシコのチワワ砂漠、ナイカ山の地下300メートルに位置する。
発見されたのは2000年と、かなり最近。
写真を見れば分かるとおり洞窟全体が結晶に埋め尽くされており、大きな結晶は長さ11メートルにも達する。
この驚くべき光景にはもう圧倒されるばかりだ。これなんか最高。
まさに大自然の奇跡が生んだスペクタクルだな。

結晶の主成分は硫酸カルシウム塩らしい。透明っぽいからセレナイトかな?
一度でいいから行ってみたいものだ。


◆関連リンク
Grand Canyons of Earth: Cristal Cave
posted by 黒影 at 01:18 | Comment(3) | TrackBack(2) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月19日

国内論文300万件がWebで検索可能に

というニュースを先日見かけたので、今日は試しに行ってみた。
国内論文300万件が「Google Scholar」で検索可能に − @IT

結論から先に言うと、使い勝手はいまいちなものの内容はそこそこだった。
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posted by 黒影 at 23:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月18日

ブレイン・ブースト・ドラッグ

BBC News経由

アメリカやヨーロッパで一部の学生やビジネスマンがこっそりと愛用している薬がある。
モダフィニルと呼ばれる一種の覚せい剤で、眠気を払い覚醒状態を持続する事が出来る。
本来は過眠症の治療薬なのだが、かなり広く出まわっているらしい。
学生はこれを使って一夜漬けをしたり、テスト中に眠くなるのを防いだりするそうな。
ビジネスマンならこれを飲んで24時間戦うんだろうか?
モダフィニル - Wikipedia

まあこれは一例なんだが、海外では現在この手の「脳」力を向上させる薬の研究が盛んに行われており、記憶力を向上させる薬なんかも開発中だったりするらしい。
記事にはかなりSFチックなことも書いてある。
BBC NEWS | Health | Drugs may boost your brain power
Professor Lynch designed them specifically to increase memory and cognition.

And he claims that animal experiments suggest that the drug enables the brain to rewire itself or make neural connections between different regions that normally people cannot make.

This rewiring, he claims, may enable people to "build thoughts that are a little bit beyond the normal brain".

常人以上の神経回路を作り出す可能性を持つ薬か。
常人以上=天才とは限らんけどね。
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posted by 黒影 at 00:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月15日

環境ホルモン乱訴事件終結?

ちょっと目を離していたうちに判決が下って、原告の提訴内容は棄却されちゃってました。
環境ホルモン濫訴事件:中西応援団
松井氏が控訴する場合は13日までに控訴の届けを出さないといけなかったはずですが、各所に何にもリアクションが無いという事は結局控訴無しという事でしょうか?
このまま判決確定ということでいいのかな?
posted by 黒影 at 23:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月25日

オウムって寒さに強かったのか

近年ロンドンではオウムが野生化しているそうな。
既に3万羽は居るとか。完全に定着してますな。
熱帯の鳥がどうやってイギリスの冬を凌いでいるのか少々不思議だっただが、記事によるとオウムは元々ヒマラヤ辺りの高山地帯にいたから氷点下も平気らしい。知らなかったな。
Technobahn 自然環境: ロンドンが熱帯化?ペットのオウムが野生化して繁殖
オウムは一見、南国の鳥でイギリスなどの北国で越冬することができないように思われているが、オウムの元々の生息域はヒマラヤなどの寒い高山地方。そのために氷点下以下になることが多い、イギリスの冬を越すことには問題はないという。また、イギリスに本来生息する鳥と比べて体形が大きいため、生存競争でも有利であることや、ロンドンの自然公園には冬でも木の実が多くあることと、物珍しさからオウムに餌を与える人が多くいることなども、オウムがここまで増えてきたもう一つの原因となっているという。

生態系内での競争種がいないというのが一気に増えた理由のひとつなのかな?
そのうちロンドン塔もオウムに乗っ取られたりして。

そういえば一昔前に東京でオウムやインコが繁殖しているというニュースを見た気がするが、あっちはどうなったんだろう?
posted by 黒影 at 21:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月15日

米軍がマッハ5の戦闘機を開発中

NationalGeographicより
米軍が最大マッハ5の加速が可能な飛行機を開発中らしい。
X-51のコードネームを与えられたこの飛行機は、開発が予定よりも繰り上がっていて、年内にも初飛行の可能性有りとか。

1000キロを10分で飛んでいく超音速巡航ミサイルに使うとかいう物騒な話もあるようだが、将来民間のSSTにも技術還元されそうなネタなのでチェックしてみる。
U.S. Developing Jets That Fly Five Times the Speed of Sound

Boeing X-51
posted by 黒影 at 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月13日

地球内部に発見された巨大な海

少し前のニュースから。
ムーとかMMRあたりと親和性が高そうなネタだなあ。
彼らならこのネタを元にどんなファンタジーを織り上げてくれるんだろう?
LiveScience.com - Huge 'Ocean' Discovered Inside Earth
地球内部に発見された巨大な海
Scientists scanning the deep interior of Earth have found evidence of a vast water reservoir beneath eastern Asia that is at least the volume of the Arctic Ocean.
地球の大深度地下を探査した科学者らは、東アジアの地下に北極海に匹敵する膨大な量の水分が貯まっている事を発見した。

大きさは北はシベリア南部から南はマレー半島あたりまでとかなり大きい。
無論マントル内にぽっかり空洞が開いてそこに海が存在するわけではなく広大な帯水層が広がっているようだ。
詳しくはこちらの図を参照のこと。

『日本沈没』に絡めて見たかったネタですね。


ついでに元論文をリンク
Lateral Variations in Compressional/Shear Velocities at the Base of the Mantle -- Wysession et al. 284 (5411): 120 -- Science
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2007年03月12日

ロボットニュース2題

◆医療用ミニロボットが開発される
ちょっと前のニュースですが、どうも海外にも広がりつつあるようなので紹介しておこうかと。
もう何年か前なら立命のロボティクス学科に友人がいたので詳しい事が判ったも知れないのですが。

ミニロボットで治療や撮影 大きさ2センチ、傷は1カ所|健康|生活・健康|Sankei WEB
 体に小さな切り口をつけて体内に入れ、自由に操作して病気の部分を撮影、治療する「マイクロ体内ロボット」の試作品を立命館大や滋賀医大などが26日までに完成させた。

 プラスチック製で長さ約2センチ、幅約1センチの円筒形。中に磁石やセンサーを入れ、患者の周りに磁場を発生させ動かす。

写真を見ると中々凝った作りになっています。
これをベースに様々なオプションパーツを付けてカスタマイズしていく模様。


◆NASAの宇宙作業用ロボット
もう一件はTechnobahnから。
Technobahn 写真: NASAの宇宙ロボット、お偉い方は理解しないが脚など飾り
【テクノバーン】(2007/3/9 15:14)写真はNASAが現在開発を進めている宇宙での作業用ロボット「ロボノート(robonaut)となる。スターウォーズに登場するボバ・フェットにそっくりな頭部と緻密な作業にも適応可能なロボット・ハンドから構成されており、軌道上で宇宙ステーションの建設作業などにも従事可能なように開発が進められている。

日本のロボットの場合、2足歩行を行うことに重点が置かれているが、このロボットの場合、そもそも足に相当する部分は存在しない。

そりゃ宇宙空間の移動に足は必要ないでしょ。

形状から見て、人が遠隔操縦するタイプのロボットだろうと思います。
そうでもなきゃわざわざヒト型にする意味がないですし。
まんまMOONLIGHT MILEのガーディアンですねw
posted by 黒影 at 23:39 | Comment(2) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月01日

ホモ・フローレシエンシスはやっぱりホビットだった?

ホモ・フローレシエンシスのニュースを取り上げるのもこれで4度目くらいになるか。
人類学者はこぞって「新種だ」「いや違う」という喧々諤々の議論を繰り広げているので、外野としては見ていることしか出来ないのだが、ここに来て「新種」派に新たな有力な証拠が出てきたようだ。

「ホビット」を追って - CNET Japan
 最近、フロリダ州立大学の人類学教授、Dean Falk氏は研究者のチームを率いて、ホビットの脳をコンピュータを使って分析し、小頭症の現代人と比較した。彼女はその結果をProceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)に発表した。彼女の判断は、「ホビット」は実際に新種だというものだ。


化石人骨の頭蓋の形状をCTでスキャンし、
3次元データに起こして小頭症の頭蓋と比較した結果、やっぱり小頭症とは違ったらしい。
このまま現生人類とは別の人類ということで決着がつくのだろうか?
化石から解析可能なだけのDNAが採取できたら手っ取り早いのだが。
posted by 黒影 at 23:25 | Comment(1) | TrackBack(1) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

チンパンジーの石器時代

ちょっと前のニュースだが、チンパンジーの道具使用について面白い発表が相次いでいたので取り上げてみる。
あいにく国内では読売くらいしか扱っていなかったが、海外では結構大きな扱いの記事として各紙が取り上げていた。
#残念ながら海外では大きく取り上げられる科学記事も、国内では取り上げられない事が多い。


news @ nature.com?-?Oldest chimp tools found in West Africa?-?Apes could have passed down skills for thousands of years.
Ancient chimps may have used hammers - Yahoo! News
Chimps used tools as early as the Stone Age: study - Yahoo! News

チンパンジーが4300年前に作った打製石器を発見 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 【ヒューストン(米テキサス州)=増満浩志】チンパンジーが4300年前に作った打製石器をアフリカのコートジボワールで発見したと、カナダと米英独の共同研究チームが12日、発表した。

 この地域に現生するチンパンジーは木の実を割る道具として石を使うが、研究チームは「人間をまねて始めたのではなく、人類との共通祖先から受け継がれているのかもしれない」と指摘。近く米科学アカデミー紀要に掲載される。


チンパンジーが道具を使うというのは結構良く知られているけれど、一部の群れが石器を使うというのは私もこのニュースを見て始めて知った。
それも昨日今日使い出したのではなく少なくとも4000年前には使っていたようだ。


でもってもう1つがこちらのニュース。
チンパンジーが木の槍を使って狩りをするというもの。
news @ nature.com?-?Chimps make spears to catch dinner?-?Wooden weapons are a first in animal kingdom.

私は人類学者でも霊長類学者でもないが、これらの記事に目を通したときは興奮したね。
道具を使う文化を持っている群れなら手と頭が進化する方向に淘汰圧がかかるからな。
いわば高度な文化を発展させうる可能性を持つヒューマノイド予備軍といったところか。

ホモサピエンスとは数百万年分くらい差が開いているが、この先どうなるのか実に興味深い。
posted by 黒影 at 02:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月17日

36年ぶりに狂犬病の死者発生

最近大して記事も書いていないのに昨日の晩あたりから普段の5倍もアクセスが殺到しているから何事かと思ったら、こんな事件があったのか。
情報量も少ないのに何故かWikipediaの狂犬病の項からリンクが貼られているので、それで大量にトラフィックが流れ込んできたらしい。
亡くなった方の冥福を祈って合掌。
asahi.com: 狂犬病発症の男性死亡 京都市?-?健康
 京都市は17日、狂犬病を発症し意識不明の重体だった同市内の60代の男性が、同日未明に死亡したと発表した。男性は8月末ごろに旅行先のフィリピンで犬にかまれて感染したとみられ、16日に狂犬病と診断された。

 同市によると、男性はフィリピンに滞在中の8月末ごろに左手を犬にかまれた。11月に帰国後、発熱など風邪のような症状があったことから、9日に京都市内の病院で受診。その後、幻覚やのどのけいれんなどの症状が出たため、国立感染症研究所で調べた結果、狂犬病ウイルスが確認された。

イヌに限らず動物に怪我を負わされたら、まず狂犬病のワクチンを摂取しなければならない。特に海外での場合は危ない。
いくら日本では狂犬病の事例が少ないとはいえ、30年間発症事例がなかったためかこういう常識も薄れつつあるようだ。

狂犬病の潜伏期間は二ヶ月。発症前にワクチンを打てば助かるが、発症後に助かった事例は6例しかない。
さらにそのうち5例までは発症したとはいえワクチンが打たれており、ワクチン無しで助かったのは今のところ私が以前のエントリで取り上げた事例だけのようだ。
治療法が確立されるまでまだ当分かかるのだろうな。
posted by 黒影 at 21:53 | Comment(19) | TrackBack(2) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月20日

サイバネティクスは脳波でPCを操れるレベルに到達した!

脳波で動くロボットアームを操るサルというニュースをこのブログで扱ってから早くも二年が経とうとしている。
チンパンジーが脳波でPCの画面上のマウスカーソルを、そして人工義手を操るニュースは相当に衝撃的だった。
そして今日、この技術の人への応用のニュースを、人が脳波でコンピューターや義手を操る動画のニュースを見つけて私は今踊りださんばかりに興奮している。

まずはこのニュースを見て欲しい。ていうか見ろ。
英語が分からなくても大丈夫、映像を見れば十分意味は通じるから。
Microchip in brain controls movement

身体麻痺の患者のQOLを上げる為、脳波によって機械をコントロールする方法は長い間研究されてきた。
そしてその研究の成果の一端がこのニュースで取り上げられている。

"That's a best circle I can draw."「これが私に描ける最高の円だ。」
そう言って被験者が脳波でマウスカーソルをコントロールして描いた図形はお世辞にも円には見えない。どうみても五角形だ。
しかし脳波でマウスカーソルを動かし、図形を描き、ボタンをクリックし、さらには義手をコントロールする。
そんな映像を見せられてはもう元SF少年としてはキター!!!と叫ぶしかないなw
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posted by 黒影 at 01:15 | Comment(3) | TrackBack(1) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月19日

黄禹錫の帰還

幹細胞捏造問題でソウル大を首になってから半年か。
いずれは戻ってくると思っていたが、予想よりもかなり早かったな。