副題は紳士録商法に騙され千島学説にはまっているヤバイ整形医ってことで。
今日昼休みに会社でニュースを見ていたら、こんな記事を見かけた。
全国紙でこんなん流されてはたまらんので早速disっておくことにする。
問題の記事はこれ
陸上長距離・絹川、五輪出場厳しく…謎の感染症完治せず : 陸上 : ニュース : 北京五輪2008 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
昨年の大阪世界陸上女子一万メートル代表の絹川愛(ミズノ)が、今月末に行われる日本選手権を欠場する可能性が高いことが5日、明らかになった。
原因不明の感染症が完治しなかったため。同選手権は北京五輪代表選考会を兼ねており、絹川の五輪出場は厳しくなった。
指導する渡辺高夫監督によると、絹川は昨年12月から今年2月にかけ、右と左の骨盤を疲労骨折。その後、左ひざに痛みが出た。通常の治療で治癒せず、痛みの部位が次々転移したため、4月に放射性同位元素診療と特別な血液検査を実施。通常の血液検査で正常値だった血液に異常が見つかり、ウイルス感染と診断された。
担当医の松元司医師は、「未知のウイルス感染で赤血球と白血球が変形していた。国内では報告のない症例。中国の昆明合宿での感染が疑われる」として、昨年3月の昆明合宿中に感染、潜伏期間を経て発症した疑いを指摘する。7月に英国で開かれる学会で、症例の発表を予定しているという。
スポーツ報知の方にはもう少し詳しい話が載っていた。
恐怖!中国で感染か!絹川が謎のウイルスで北京断念へ:スポーツ:スポーツ報知
社会人デビュー戦と考えていた4月の織田記念(広島)などを次々キャンセル。仙台育英高卒業後も指導を続ける渡辺高夫監督は「練習による痛みとは思えない」と治療方針を変更した。都内の病院で放射線を利用したアイソトープ検査を受けると、骨の異常が判明。さらに特殊な方法による血液検査を行った結果、未知のウイルスに侵されていたことが分かった。
治療に当たっている松元整形外科クリニックの松元司院長によると、赤血球を破壊し、白血球を変形させる凶悪なウイルスが血液を通じて骨や筋肉に付着。その炎症によって痛みなどを引き起こしていたという。絹川は同クリニックを訪れる前にも血液検査を受けていたが、異常は検出されていなかった。
気になるのが、その感染場所だ。絹川は昨年3月に中国・昆明で高地合宿を行っているが、松元氏は国内で同様の例がなく、ほかの国へは行っていないことから「昆明の可能性が高い」と指摘した。昆明といえば、北京五輪でマラソン連覇を目指す野口みずき(シスメックス)らも合宿を行っている場所。それが事実なら、日本長距離界をも揺るがす問題だ。
絹川は現在、免疫力を高める特殊療法などで回復に向かっている。だが、ジョギングは30分が限界。五輪代表を決める日本選手権に向け「最後まであきらめたくない」と意欲を示すが、渡辺監督は「出場できる体力になってない。一日も早く正常に走れるようになることが最優先」と、出場を見送る方向だ。
一目見てなんだこりゃ?と思ったので、うちに帰ったら詳しく調べようと思っていたんだが、
帰ってきてみたらすでにmedtoolzさんのところとかで結構詳しく取り上げられているな。
「未知のウィルス感染症」のこと - レジデント初期研修用資料
整形外科からリウマチ治療に興味を持って、今は何だか赤血球にすごいこだわりを持って治療に当たっておられる人。
伝統的な西洋医療に対しては、だいぶ否定的な立ち位置を取っていて、「炎症と赤血球との関係」だとか、「培養白血球療法でリウマチを治す」とか、やっぱり西洋医学の立ち位置とは、ずいぶん異なった考えかた。
「赤血球と白血球とが変形する未知のウィルス」というのも、たぶんこの先生が独自に行っている検査で「赤血球の変形」が証明されて、その変形が見られたから、「ウィルスの感染症である」と断じられている印象。
この先生はちゃんと医師免許を持っている人だけれど、今回の診断だとか、治療だとかは、必ずしも西洋医学の文脈で語られてるわけではないと思うし、新聞は、そのあたりはもっと強調すべきだと思う。
反対側の人にも取材してほしい
読売新聞だから、せめて裏ぐらい取ってると信じたいけれど、新聞が「未知のウィルス」と書いたんだから、やっぱり「昔ながらの西洋医学」の立場取る人の意見も聞いて、報道するときには、両方並べてほしい。
国立感染症研究所の先生方に、「未知のウィルスが中国で発見されましたが、なんの対処もしないで大丈夫なんですか?」なんて取材して、その返事を一言載せるだけで、変な憶測吹き飛ばせる。
話を無駄に大きくしてしまう、マスコミが宿命的に持っている性質は、こういうときこそ役に立つと思う。
medtoolzさんの意見に同意。
記事中で紹介されている増田を見ると、医師のサイトへのリンクがある。
松元司って何者?
「ウイルスなのに整形外科なのか?」と思って調べてみたんだが、松元整形外科内科クリニックのホームページを見つけた。見てみると自分の知識からすると変な点がある。
今まで病気と無関係として無視されていた赤血球に対して、炎症の4徴から絶対に病気と赤血球の間に重要な関係があると考え、松元試薬やM-H法・新松元法を使って上層・中層の赤血球が細菌や病気と闘うという新しい機能を明らかにした、世界で初めての研究です。
とか。医学の研究が進歩して昔の知識が古くなっただけといわれればそれまでだけど。それに有名案選手をみるような人だし、いくつか賞をとってるはずなんだからまともなはず。
なんだけど・・・調べてみると日本薬検査センター株式会社というところと関わっているみたい。この会社は「あなたの受けている治療は理に叶ってますか?」というブログを持っている。内容がこれまた怪しげ。それにこの人医師ではなく、医学博士みたいだし(プロフィール参照)。正直なところ医学博士にはよいイメージがない。例えばマイナスイオンの堀口昇とか。ゲルマニウムの宣伝にも出てくるし。
素人には判断できないお。
いい医者を見抜くのは難しいけれど、実はトンデモさんを見抜くのはそう難しくない。
なぜなら大抵のトンデモさんは既存の何らかのトンデモ説に入れ込んでいるものだからだ。
有名な疑似科学、トンデモ理論を一通り抑えておけば、ヤバイのは大抵見抜くことができる。
まあある程度知識が必要ではあるが。
そういう方面に興味がある人はDocSeriさんのところのこのエントリなんか参考になるんじゃないかと思う。
覚えておきたい、ニセ科学リスト - 妄想科學日報
私もそのうち何かリストを作ってみるか。
話を戻そう。
で、松元医師のサイトに行ってみる。
松元整形外科内科クリニック
トップページを見てまず吹き出す。
理由は「2002年〜2005年までの海外の評価」と称して並べられているもの。
ここに並んでいる
「ONE THOUSAND GREAT SCIENTISTS」とか
「500 Leaders of Science」とか
「TOP 100 SCIENTISTS」とかいうのは
みんないわゆる「紳士録商法」の一種でな、素人さんに対するこけおどし程度には役に立つが、
わかっている人が見た場合は大笑いされるか馬鹿にされるかやさしく肩をたたかれるか、あるいはカットアウトされるかという代物だ。
売りつける側の典型的なやり口としてはこんな感じになる。
ある平凡助教授の,なんということもない日々 本年のトップ 100 科学者にノミネートされた
この手の科学者を狙い撃ちにするタイプの紳士録商法で特に有名なのがIBCというイギリスの会社。
松元医師のサイトに載っているのもみんなそうだ。多分カモられてるんだろうねえ。
Wikipediaに賞の一覧が載っているので興味がある人は見てみるといい。
International Biographical Centre - Wikipedia, the free encyclopedia
nofrillsさんがWikiのこのページを訳されているのでついでにリンク
紳士録詐欺?! - I have got some news from ...
GoogleやReaD研究開発支援総合ディレクトリなんかでこれら賞の名前を入れて検索すると騙されてる人間が結構ヒットしておもしろい。
さて、だ。
この手の紳士録商法というやつはディプロマ・ミルと似たような性質を持っていて、
知らずに騙される人間も多いんだが、それを積極的に活用して素人をだまくらかそうとする人間もいる。
#これは本人が本気で宣伝になると信じていて結果論としてそうなる場合も場合も含む。
#松元医師の場合多分こっちな感じがする。
松元整形外科内科クリニック- 各国の評価 -というページを見ると、
この手の紳士録とあちこちに自著を送りつけてお義理でもらった返事以外何も無いのが泣けてくる。
たった一行”Thank you so much for your booklet and tape. I will read this with great interest”と書いてある手紙をまるで表彰状か何かのように飾るのは寒すぎるって。
彼のサイトに載っている彼に対する「評価」はこんな感じでお寒いの一言に尽きる。
評価がこんな内容なので当然研究のほうも推して知るべしってな感じだ。
松元整形外科内科クリニック- 研究成果 Part2-というページを見ると、案の定非常に香ばしい内容が並んでいる。
疑似科学を長くウォッチしていると、サイトの内容からある程度相手のはまっているものが何か分かるようになるのだが、松元医師の場合、うちのブログでも過去に何度か取り上げた千島学説のにおいがプンプンした。
誘蛾灯に引かれる蛾の如く「造血」のページに真っ先に進んでみたら、ビンゴ。
造血が何処で行われているかに就いて、現在骨髄造血説が極めて有力です。否骨髄造血説のみを記して、それで良しとしているかの如き成書が多い。森下氏によると「骨髄造血概念を成立せしめるために重大な役割を果たしたのは、ドーン Doan、カニンガムCunningham&Sabin(1925)やジョルダン Jordan(1936)らの実験である。彼らは、ニワトリやハトを10日間にわたって断食状態に置き、その骨髄組織における造血現象を認めた。そして彼らをはじめ現代医学者及び生物学者たちは、この断食下の非生理的な現象を、生理的な造血現象として解しているのである。・・・・」
([血球の起源] 生命科学協会 74頁 著:森下敬一より)。
当の昔に否定されている千島学説のトンデモ理論を真に受けている時点で、彼のヤバサは一目瞭然だ。
他にも彼のサイトには「現代医療?分子生物学?ナニソレ、オイシイノ?」な記述のオンパレード。
生物学や医学をかじったことがある人間はちょっとこれに目を通してみてほしい。
日本薬検査センター§19世紀の偉大な医科学者 コッホ、ウイルヒョウの壁を越えよう!!
これを医者が書いたとのだと考えると夏なのに鳥肌が立つ体験ができるぞ。
はてブのコメントでコッホの三原則云々と書いていた人がいたが、
松元医師はそもそもコッホの三原則を否定する人なわけだ。
それ以前に千島学説ビリーバーすなわちウイルスや微生物の自然発生を信じる人だからな。
千島学説ビリーバーかつ現代医学はおろか生物学そのものを否定する医者の「特殊療法」って怖すぎるんだが。
赤血球に対する妙なこだわりも、medtoolzさんのいう
「赤血球と白血球とが変形する未知のウィルス」というのも、たぶんこの先生が独自に行っている検査で「赤血球の変形」が証明されて、その変形が見られたから、「ウィルスの感染症である」と断じられている印象。
というのも結局大元は千島学説か。
あのトンデモ説はマジでろくなことをしない。
先のあるスポーツ選手を潰してしまいたくないなら、監督とスポーツ連盟は医者を替えさせたほうがいいぞ。
てなわけで
本当に中国に未知のウィルスがあったのか - 不動産屋のラノベ読みは大正解。
あとどうでもいいがこのへん釣られすぎだろ。
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◆関連記事
幻影随想: 千島学説とその信奉者達
幻影随想: 千島学説に突っ込んでみる1
<6/7 14:00追記>
DocSeriさんのところのリストを追記。
<6/8追記>
松元医師のサイトを精査して、さらに追記。
【疑似科学・ニセ科学・オカルト・トンデモの最新記事】
この医師のページを見ると紳士録大好き、自分の名前を関した独自検査や独自試薬大好き、米英の公的機関に猛アピールする手紙書きまくりと、自己顕示欲の強さがうかがえます。今回新聞やテレビで自分の診断を大々的に報じてもらえてさぞかしうれしいのではないかなあ。
(お気に入りユーザーにも登録させてもらってます。勝手にすみません)
私もテレビを見て、何で電子顕微鏡写真の一つもないのかなあと疑問でした。
私は植物系の研究をしてるので医学には疎いんですが、コッホの3原則の一つも満たさないでウイルスと断じてしまう医者が存在することと、それをそのまま報じてしまう記者がいるのは非常に怖いなあと感じました。
『未知の』、という表現は『現代の科学では証明できない』と同様に、どこまで分かっていて、どかこがわからないのかをぼかしてますよね。
まともな医者にかかって、絹川選手がすぐに完治されるといいんですけどね。
中国には何か運動するだけでも危ない事があるのは確かな様です。
ソースは?自分が知ってる限りそんな話は報道されていないが。
しかし、もうすこし低姿勢な聞き方にしたほうが、余計な問題を引き起こさないと思う。
http://jp99144902.anytome.com/1820418131452020060213/29.xml
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/news/20080602-OHT1T00071.htm
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080310/oth0803101145014-n1.htm
ってやつですな。
こんなんだからダイオキシンとか狂牛病とか鳥インフルエンザとか賞味期限で空騒ぎするんだよ。
とはき捨てつつ通過
通過する
どういう意味なんでしょう。
社会正義という観点から見て、こういうケースは、どうなんでしょね。
「偽医師」ではない「医学博士」が「怪しげ」な「理論」ゆえに、「適切な診断」のもとに治療を行う可能性がきわめて低いと判断するに足る蓋然性が高い事象(くどw)が観測される場合
あると思うんですが、白血球っていってもいろいろ
種類ありますし、どれが変形したんだよと。
(マクロファージが変形したとかいったらもうね)
血球を変形させるとしたら、血球のどの部位を
ターゲットにするウィルスなんでしょうか?
また、変化させるとしたらどんなウィルスなのか
ぜひゲノム解読したいですね。
どのような分化で発生したのか。
(SARSのように分化パターン推定を行いたいです)
もし「本当に未知のウィルス」であるのなら、
最悪全面隔離必要だと思いますし、アウトブレイク
の危険性、これも考慮しないといけません。
が、どーも違うんじゃないかなぁ?
肉体酷使で腱あたりに炎症が発生、それが癒着と
いうのが真実?医者ではないんでうかつなことは
いえませんが…でも中国の環境が半端ないのは
事実なので、それとこれとは別に考える必要は
あると思っています。
だって、中国発の化学物質が偏西風で韓国や日本に
襲い掛かってきてるんですから…いい加減中国は
なんとかしろ、て言うか自重しろ。
WHOは調査介入を要求し続けてますが、なかなか前進してません。
中国が何故こんな所でスポーツイベントを開いたのか理解に苦しみますが。
海外への安全アピールのつもりだったのかも知れませんね。
新種かどうかは分かりませんが、当地の衛生状況や汚染状況は酷い有様です。
遠征した選手やスタッフに連発する原因不明の体調不良が
単なる空騒ぎだと言うのはどうなんでしょ?
例の医師がまともかどうかとは全く別の問題ですよ?
気圧の低い状態でトレーニングを行うと、平地でのトレーニングよりもかなりきつい負荷を体にかけることになります。
気圧変化に対する順応性は人によって違うので、ちゃんと専門のトレーナーと高地トレーニングによって起こる問題を見抜ける経験を積んだ医師の監視の下で行わないと、あるいはそうしていても、故障者や体調不良者が続出したり、frogさん紹介の記事にもありますが、最悪死者が出ることもあります。
高山病というのは個人差が大きくスポーツマンみたいな体の丈夫な人ほど表面化しづらいので、かなり経験を積んだ人間で無いと問題を見抜くのは難しいんじゃないでしょうか。
気圧の差は馬鹿にできません。昔ヨーロッパ人が南米に進出したときにも、高地の街で原住民はなんとも無いのに入植者のみ原因不明の流産が続き、あれこれ調べた結果気圧のストレスが原因だと判明した歴史があります。
で、そういう予備知識があると、軽々しく原因不明を連発してるのは単にスポーツジャーナリストが不勉強なだけちゃうんかと、貼られた記事を読む限りでは思えるわけでして。
中国の衛生環境が良くなのは確かに事実ですが、アスリートの宿舎や食事は通常きちんとしたところですし、確たる証拠も出さずにいきなり「未知のウイルス」とか言い出すのはトンデモです。
混明だけが特別おかしいとかいうのは見当違いだし、
対処が無いなんてものでもない。
競技大会自体が高地で行われるのもたまにありますから。
世界中を駆け回る専門スタッフ達が高地を理解した上で行ってるのに、
不見識だけを理由にするとは勘違いも甚だしい。
このネタを馬鹿にしてる人は件の医師の本性を問題にしてるのか、
中国のしかも雲南省という世界でも新種のSARSやHIV、ペスト等が
発生したりして世界的に注目を受けてる、不適切エリアを
安全だと言い張りたいのか、どっちなんだろ?
中国の中でもこの周辺区域は特に危険なんですよ?理解してます?
人の細胞を蝕む可能性のあるこれらの症状の研究もWHOの介入を
阻んでいるので指摘された数年前から進んでいない。
世界保健機構が問題を重視してる場所が根拠なしとかトンデモとか、
そういうレベルの場所じゃないんですよ。雲南省周辺は。
こちらでWHOが指摘してる様に、この地域は非常に危険なんです。
例の医師が未知のウイルス云々を言ったのもWHOが該当区域の
未知の伝染病について言及していたからで、該当地での未知の病気の
話は実はこの医師が始めて言い出した話ではなかったりする。
もっとも、この選手がその病気かどうかは別問題。
なのでこの医者がまともかどうかは別に考える必要はある。
だから医師の問題を指摘するのは別にいい。
ただし、古くから色々と危険な伝染病区域として有名なこの地で
過酷な大会を開こうとする中国やそれを受け入れた各団体の理事が
WHOが頭を痛める程にアホだという事は間違いない話。
また、多くの人が不調を訴えてるのに単に高地だからとか、
危機感が無さ過ぎ。こんなレベルの認識が多いからこんな所で
大会が開かれても阻止出来ないんだろうね。
私、絹川選手のファンだったので、ちょっとどころかとっても不安です。
赤血球と白血球がやられるなんて、どんな新手のウイルスなんだろうかって思ってはいたのですが、医者がトンデモの疑いが濃いとは・・・
これ、マスコミで大々的に問題にしてもらわないと大変なことになるかも。
>未知の伝染病について言及していたからで、該当地での未知の病気の
>話は実はこの医師が始めて言い出した話ではなかったりする。
それはあなたの思い込みではないでしょうか。
WHOの2005年のニュースで扱われた感染症が話題の医師の主張したようなものだという話がどこにあるのでしょうか?
あなたが出したURLの病気は、豚連鎖球菌によるものだとされていますし(ウイルスではない)、四川省のことですし(昆明ではない)、病豚の屠殺や精肉の販売に関わった人々の間で起きたものとされています。
しかしさんは医師の件はどうでもよく、中国の感染症の危険性についてだけ主張したいようですが(そもそもその可能性がないとは誰も言っていない)、主張が雑すぎます。
犠牲者もいろんな場所で出てる。
しかし、なんだか中国当局の宣伝場みたいになってきてるな。
大体、スポーツ関係者が中国の杜撰なホスト状況にあきれ返ってるのに、
宿舎や食事もきちんとしてるとか。競技場の掃除すら満足に出来てないし、
休憩スペースなんかも満足に準備されてない、地面のマットなんかどこから
もってきたかわからない汚いものだったりするんだよ?
食品でも餃子で問題になった例の工場も中国でトップクラスに衛生的で
オリンピックでも供給する予定だった。
正式な薬も毒で死亡例多数。最近も中国製栄養剤に発ガン性物質が入ってて
スポーツ選手がドーピングで失格を喰らったりしてる。
現地に行った高地にもなれた同伴スタッフや選手、WHOの実話より、
中国政府を信じてるの?そっちの方がトンデモだよ。
愛ちゃんみたいに国賓待遇なら別かも知れないけど。
自分の思い込みで相手をトンデモ扱いする前に、まず「自説の根拠」と「何を主張したいか」を明確にしましょう。
それとも、ただ喚き散らしたいだけですか?
1.誰が
2.どんな媒体で
3.何を言った(発信した)のか
最低この3つくらいは備えておいて欲しいな、と。
科学畑の人間でない、ただの学生である僕がこんなこと言うのも気がひけますけど。ただ、逆に言えば、上記までのおびただしい数の文章を書いておいて、ただの学生にこんなこと言われる主張もどうかなと思いますハイ。
まぁ、中国政府の言うことをそのまま信じている人はここにはいないと思いますが、似たようなことをやっている人は一名いるようですねぇ…。
machida77さんからとても綺麗な指摘が着ているのに、一切耳を傾けないのも凄いなぁ。
実際、病気に陥り治ってないのだよね。五輪出場者たりえる選手がそこのみで治療しているわけがない。トンデモだとして、だったらなんなんだ。わかってないのだよね。何が原因かそれがまだわからないんだ。そこが問題にならんのですか…
この話はトンデモでした。それだけ。それ以上のことする力はないのはわかりますがなんかないですかね?
私自身が現地で散々おかしくなっています。もう長生き出来るとは思っていません。ウィルスもありますが寄生虫というのもあります。こちらは大体感染率100%近いものがあって大概は命に関りませんが中には脳に達して死に至るものもあります。
甘い。
スポーツ関係者なんて医学に関して素人だし、その上自分の身体に関してこだわりがあるから、一度トンデモの方向へ行くと容易に戻らない。
朝青龍の主治医のことを想起すべし。
誰がいったのかも分からないとか、無理もいい所だろう。
該当地は新種HIVや新種インフルエンザ、SARS、新種エボラ近似ウイルス等、
現在でも分かってるだけで最近まで知られていなかった伝染病の坩堝です。
既に未知の病気を大量に生み出している訳で。
件の選手が未知のウイルスと関係あるかどうかは別問題ですが、
該当地が危険区域である事。
また、衛生環境が劣悪なのでスタッフや選手が次々に症状を訴え、
トラブル続きな事は隠す事の出来ない事実です。
私は最初からこの選手と未知のウイルスが関係があるかは別問題、
医師がおかしい人かどうかは指摘する必要がある。
だが、中国が安全だと言い切る人達や、未知のウイルスが無いと
言い切っている人達は認識がおかしい、該当地は危険なので
こういうイベントを開くのは大問題だと言っている訳です。
しかも、未知のウイルス云々はこの医師がWHOの勧告に目を通して
影響を受けた可能性もあるね。未知のウイルス懸念は実際にあるけど、
この選手に該当してるかどうかは別問題だね。という話。
machida77さんはその前提すらも見ずに批判してる人なので、お話にならない訳です。
既に私が事前に書いてある事をしたり顔で言われても意味無いのですよ。
しっかりと構築、把握した上で行うべき事。
WHOを締め出してろくな衛生対策も施されないまま、世界中から人を大量に集めて帰還させる等、迷惑以外の何者でもない。
伝染病が大量に持ち出されてないのはラッキーってだけでしかないんですよ。
症状が特殊だったり、従来型と違うから発見が難しかったり、
気付かずに治療が困難になったりするので、従来型の伝染病区域を
行き来するのよりもっと危険なんです。
ココの主は一言も「中国安全よ」なんていってない気がするのですが・・・
ご本人がおっしゃる通り
「この医者の発言怪しくねぇ?」
で終始してると私は思うのですが。
一つの話しから色んな方向へ広がっていくのは面白いことなのですが
エントリーの趣旨から離れる話は
ご自身のブログなりで書いていただいて主張して
トラックバックするのが効果的なのではないでしょうか?
・・・はっ!?
これはいつものウォチ畑状態!?w
マスコミに名前の出る有名人の方や一流スポーツ選手の病院のかかり方は、医療従事者からみると結構変なことが多いですよ。例えば「他にもっといい病院があるだろう」とか、「何ですぐ病院じゃなくてそのタイミングで行くの」とか。
普段から病院とあまり縁がなく病院慣れしていないためか、一般人と同じところにかかりたくないためか、取り巻き連中に怪しい人たちが多いためなのかはわかりませんが。
陸上女子長距離の絹川愛(ミズノ)がウイルス性感染症で北京五輪代表選考会の日本選手権(26日開幕)の
欠場を決めたことに、日本陸上競技連盟の山沢文裕・医事委員長は9日、「国立スポーツ科学センター(JISS)には
クリニックもあるし、複数の医療機関で診断を受け、慎重に判断してほしかった」と不快感を示した。
日本陸連は絹川にJISSで検査を受け直すことを提案する方針。
そこのみで治療しているようで。
といっても、日本選手権はもうすぐなので、検査結果が変わったとして、いまから出場に向けて準備し直すということは無理でしょう。
あとは、変な治療にはまることなく復帰してもらえることを願うだけです。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=605&date=2008-06-10&ch=21&eid=25695
とりあえず落ち着きましょうか。
ご自分の発言を振り返って見たほうがいいですよ。
そんな風にいい加減な主張を行っているうちは、誰もあなたの主張に耳を傾けません。
まず
>中国が安全だと言い切る人達や、未知のウイルスが無いと言い切っている人達は認識がおかしい
このコメント欄のどこにも、そんな人はいません。
もっと相手の文章をちゃんと読むことをお勧めします。
それにmachida77さんの指摘は私も極めてもっともなものだと思いますね。
あなたは一体どのような根拠で
>例の医師が未知のウイルス云々を言ったのもWHOが該当区域の
>未知の伝染病について言及していたからで、該当地での未知の病気の
>話は実はこの医師が始めて言い出した話ではなかったりする。
などと仰るのでしょうか?
こんなことはよほど問題の医師に近しい人物でもない限りは言えないはずなのですが。
あとのコメントで
>しかも、未知のウイルス云々はこの医師がWHOの勧告に目を通して
>影響を受けた可能性もあるね。
と言い直されているので自覚はされているのだと思いますが、これはあなたの憶測にすぎないでしょう。
おまけにWHOの資料と称して貼られたものは、雲南のものでもない上に、未知のウイルスどころかウイルスの文字すら出てこないもの。
そしてそれを指摘されてもあなたは指摘内容を無視して同じ内容を繰り返すばかり。
まともなソースを示さないばかりかソースの不備を無視して強弁したところで、誰も相手にはしません。
中国南部が伝染病のホットスポットになっているということを主張したいのであれば、それは別に構いません。実際に事実ですし。
ですが、最低限の礼儀としてきちんとしたソースを示すようにしてください。
あとmachida77さんにもちゃんと非礼を詫びてください。
話は変わりますが、陸連動き出したみたいですね。
ちゃんとした医者にかかることで絹川選手が復帰できるといいんですけれど。
言い切ってる人がいるから論争になってるんですよ?
私は基本的に該当医師の適正を応援している訳ではありません。
それはそれで問題があれば追求するべきだと何度も述べています。
だが、該当医師の怪しさを理由に中国安全論や未知のウイルスなんか
中国には無いと言い張る人が出ているので、騒ぎになっているという事です。
医師とは関係無しに新種伝染病問題は昔からWHOから指摘されている重要な課題です。
あと、何度も言いますが、WHOの該当リンクまで貼ってあるのに、
何のソースも無いというのは辞めてください。
ミネラルウォーターで肝炎の話や毒餃子が中国では最高ランクの
安全な工場の商品だった事も直ぐに分かる話です。
むしろ、当地が安全だという話があるのかとお伺いしたいくらいです。
WHOや海外の関係者にも認められてない中国の言い訳しかありませんよ?
何度も何度も勝手な部分抽出解釈で私の意見を捻じ曲げる方が複数いらっしゃるので、
そちらの方々に非礼をわびてもらいたいくらいですよ。
そりゃ、現地に行って危険をおかす事になるのは貴方たちではないんでしょうけど、
無責任な人達が多すぎます。
四川省の南方にある雲南省は中国の阻害であまり医療関係者の直接情報が
伝達していないだけで、この地から広がっている懸念が言われており、
それが中国各地に飛び火して外国人に確認し易い四川省で例が提示されているという流れです。
最近の中国の侵略した占領地の国際的認知を狙った国際イベント招致で
突然脚光を浴びていますが、依然としてWHOや人権団体等の
介入を拒みつづけています。普通の地域と同列で見るのはやめた方が良いですよ。
>しかしさん
>Lokeさん、ここのコメントで中国は安全、現地は万全の体制だと
>言い切ってる人がいるから論争になってるんですよ?
えー・・・具体的にどなたのコメントを指していらっしゃるのでしょうか?
安全、万全だと言い切るどころか、「杞憂ではないか」程度のニュアンスでさえも、誰もコメントされてはいない様に私には見えますが・・・
というかそもそも、中国の危険性を疑問視している人はここでは皆無なのですから、「論争になってる
」などと仰られても、独り相撲もいいところです。
それともうひとつ。中国が危険か否かうんぬん以前の問題として、
>あと、何度も言いますが、WHOの該当リンクまで貼ってあるのに、
>何のソースも無いというのは辞めてください。
いや、だからしかしさんの仰っている「WHOの該当リンク」とやらは、今回の話とはあまり関係ないでしょうと具体的に指摘されているんですよ?
それを、「いや、関係ある」と何ら内容について反論したりせず、ただ「これがソースだ」と強弁しても、それは無理があります。
・・・と黒影さんも既に仰っているのに・・・何度も言ってるのに理解して頂けないのはあなたなのでは。
恐らく、あなたの解釈によれば、こういった指摘も「勝手な部分抽出解釈で私の意見を捻じ曲げる」行為に見えるのでしょうが・・・
ここではいもしない「中国は安全だ」論者をいると叫び、何を言われても「やっぱりあなた達は中国の危険性を理解していない」としか解釈しないしかしさんの方が、はたから見ていて余程に他人の意見を捻じ曲げているように感じます。
クリニックもあるし、複数の医療機関で診断を受け、慎重に判断してほしかった」と不快感を示した。
このケースはわかりませんが普通 感染して検査をしてもらって不明なら判るまで検査場所を変えるでしょう。でもあの辺りの未知の感染症だったら「複数」程度で判るとは思えません。だから未知なのかもしれません。日本でも不明だが現地で判るという事もあるかも でもあそこは・・・・
>言い切ってる人がいるから論争になってるんですよ?
ruruさんも指摘しているけど、ここでは誰もそんなこと言ってないよ。
>あと、四川省だから雲南省は安全というのは論外ですよ。
これも、ここでは「雲南省は安全」と誰も言ってないよ。
誰も言っていない事に反論するないて、まるで架空の論敵に反論しているみたい。
誰も言っていない事に攻撃をするのは、「わら人形を攻撃する」とでも言うんでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20080609
ですが、大丈夫?
http://gallerytondemo.blog.shinobi.jp/Entry/68/
最近は「松元生細胞研究所 所長」という肩書になっているようです。