2008年04月28日

SFAAの翻訳進捗が100%に達しました。

SFAAの翻訳進捗が100%に達しました。 まだこの後翻訳のチェック、校正作業が残っているのですが、
ひとまずこれで翻訳作業は終了です。
翻訳作業に協力してくれた皆さん、本当にありがとうございました。

ScienceForAllJapaneseで翻訳された「すべてのアメリカ人のための科学」も、先日SFAA公式サイトで公開されており、あちらに発破をかけることができたという意味でも、このプロジェクトの意義は大きかったと思っています。(反省点も多いですが)
このプロジェクトはあくまでも一つの通過点に過ぎず、今後この成果物をどう利用して科学リテラシー教育に貢献していくかが肝心なのですが、とりあえず今は翻訳完了を喜びたいと思います。

<4月28日追記> 本日「すべてのアメリカ人のための科学」を、申し込んでくださったかたがたに発送しました。
おそらく29日中には届くと思います。
Table of Contents
ChapterTranslationTranslation coverage
INTRODUCTION はじめに 40/40 Complete!
Chapter 1: THE NATURE OF SCIENCE 第1章: 科学の本質 37/37 Complete!
Chapter 2: THE NATURE OF MATHEMATICS 第2章: 数学の本質 21/21 Complete!
Chapter 3: THE NATURE OF TECHNOLOGY 第3章: 技術の本質 40/40 Complete!
Chapter 4: THE PHYSICAL SETTING 第4章: 物理的環境 63/63 Complete!
Chapter 5: THE LIVING ENVIRONMENT 第5章: 生活環境 38/38 Complete!
Chapter 6: THE HUMAN ORGANISM 第6章: 人体 42/42 Complete!
Chapter 7: HUMAN SOCIETY 第7章: 人間社会 56/56 Complete!
Chapter 8: THE DESIGNED WORLD 第8章: 設計された世界 59/59 Complete!
Chapter 9: THE MATHEMATICAL WORLD 第9章: 数学的な世界 43/43 Complete!
Chapter 10: HISTORICAL PERSPECTIVES 第10章: 歴史的観点 61/61 Complete!
Chapter 11: COMMON THEMES 第11章: 共通テーマ 47/47 Complete!
Chapter 12: HABITS OF MIND 第12章: 心の習性 30/30 Complete!
Chapter 13: EFFECTIVE LEARNING AND TEACHING 第13章: 効果的な学習と指導 33/33 Complete!
Chapter 14: REFORMING EDUCATION 第14章: 教育改革 25/25 Complete!
Chapter 15: NEXT STEPS 第15章: 次の段階 30/30 Complete!
Total coverage 665/665
posted by 黒影 at 01:47 | Comment(12) | TrackBack(1) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
  1. まとめ役どうもお疲れ様でした。
  2. Posted by hoyt at 2008年04月29日 00:09
  3. お疲れ様でした。
  4. Posted by   at 2008年04月29日 18:47
  5. お疲れ様でした。
    自分はプロジェクトに貢献できず、
    ただ享受するだけなのがちょっと残念…
  6. Posted by みかか奴隷 at 2008年04月29日 23:00
  7. 黒影様、

    冊子受領致しました。ありがとうございます。郵送料をお送りしたいのですが....どうしたものでしょうか?

    文部科学省版の公開、確かにタイミングが良すぎますね。あと、やはり訳語の選択が気になります。たとえば、biasという言葉を偏向と訳していますが、私の日本語の感覚ではカタカナ表記のバイアスという言葉の方がしっくりします。偏向とは何だ?という感じです。

    近藤
  8. Posted by 近藤 at 2008年04月30日 17:58
  9. >黒影さん
    まとめ役、お疲れさまです。

    >近藤さん
    そうですね・・・無理して、日本語にするより、今の人の感覚に合わせた方がいいのかもしれません。
    私はセンセーションをどう訳せばいいのか困ってしまいましたし、
    統計的な意味で、バイアスを偏向と訳すのはどうも抵抗を感じてしまいました。
  10. Posted by kahjin at 2008年04月30日 19:24
  11. >hoytさん
    いろいろとフォローしていただいてありがとうございました。
    これでようやく一息つけてホッとしています。

    >ななしさん
    ありがとうございます。

    >みかか奴隷さん
    いえいえ、いろんな人に役立ててもらえるなら幸いです。

    >近藤さん
    送料は私持ちで構わないですよ。
    大した額じゃありませんし、以前近藤さんからも冊子送っていただいていますから。

    >kahjinさん
    ざっと目を通しましたが、カタカナ語をできるだけ避けようとしている感じですね。
    ちょっと硬い文章だと感じたので、私も訳語の選択はもう少しくだけていてもいいのかもと思いました。
  12. Posted by 黒影 at 2008年05月02日 22:43
  13. 翻訳作業、お疲れ様です。
    協力を申し出ておきながら、仕事が立て込んでしまって、翻訳をポストする事ができず、申し訳ありません。
    一応、協力を申し出た手前、校正作業(の真似事)を始めてみました。作業の進捗は、以下のURLで報告しています。
    http://homepage2.nifty.com/k-tabe/aaas_0.htm

    まだ、文部科学省版を見ていませんし、黒影さんが今後このプロジェクトをどう進めていくおつもりなのかも存じませんので、自分が何をすれば良いのか、ちょっと分からないでいます。このまま校正作業を進めるのが良いのか、もっと別の、たとえば、この文章(文部科学省版も含めて)の啓蒙活動や、この文章の有効活用法の提言・議論・実践などに重点をシフトすべきなのか、または何か違った目論見があるのか、指針を示して頂けると幸いです。

    なお、私のほうは、まだちょっと仕事が立て込んでいますので、ペースはかなりゆっくりになりそうです。
  14. Posted by 田部勝也 at 2008年05月07日 21:09
  15. 第3章の一部を寄稿した者です。

    プロジェクトの成果をまとまったものにするためには、訳語統一をはじめ訳文の整理修正が不可欠であると思いますが、これはなかなか大変な仕事になると思われます。

    全体を首尾一貫したものにするためには、基本的には誰か一人が責任を負う形でやらなければならないわけで、ボランティアでやる場合にはこれが一番のネックになりそうです。田部さんのチャレンジには大いに敬意を表しますが、多大な労力と時間を要することなので、個人の善意に全面依存ということで果たして良いのか、やや危惧も覚えます。

    小生は手を挙げられる状況ではとてもありませんので(汗)、問題提起だけのカキコで恐縮ですが・・・
  16. Posted by TAKIN at 2008年05月11日 10:10
  17. とりあえず自分がしてみたのは、日本語の訳文を普通に読んで、気になった部分を指摘しただけですので、私にとってはそれほどの負担ではありません。訳語の統一・整理についても、方針を示して頂ければ、機械的に拾っていけば良いだけですので、これも私にとってはそれほどの負担ではありません。今回はむしろ、WebページのHTMLを書く方に手間がかかったくらいです。

    誤訳などのチェックに関しては、私の手に余ります。それこそ、オープンソースの方法論が有効な分野かも知れません。

    いずれにせよ、自分が何をすれば良いのか、ちょっと分からないでいる状態で、こちらの作業は保留にしています。以上、取り急ぎ現状報告です。
  18. Posted by 田部勝也 at 2008年05月13日 22:47
  19. 「2008年05月07日 21:09」のコメントで紹介したURLは、あくまで個人的な理由でとりあえず削除しました。
    ──いや、特に深い意味はないんですけど、なんか、ケチつけるためだけのモノ(になってしまっているモノ)を、偉そうに晒しておくのが、なんとなく心情的にイヤだったんで……。科学的思考の大切さを訴える企画で、主観的感情論に基づいた行動ばかりして、ごめんなさい。
  20. Posted by 田部勝也 at 2008年05月29日 23:32
  21. >田部勝也さん
    こんばんは。
    返事が遅くなってしまいましたが、一応文科省版も公開されたことですし、私は校正作業の傍らでサイエンスリテラシーに関するエントリを書いていこうと考えています。

    もともとこの翻訳もサイエンスリテラシーを広めるための一つの手段ですので、
    >の文章(文部科学省版も含めて)の啓蒙活動や、この文章の有効活用法の提言・議論・実践など

    を優先されれば良いのではないかと思います。
    私もぼちぼち私家版「日本人のための科学」の作成に取り掛かろうかと考えています。
  22. Posted by 黒影 at 2008年05月30日 00:35
  23. 黒影さん、お返事有り難うございます。
    自分の中で手段が目的とごっちゃになりかけていたので、あらためて本来の目的を思い出させていただき感謝しています。その目的のために、(自分の能力・立場・視点・価値観・興味関心・矜持などを踏まえて)自分にできる事を、これからも(これからは?)柔軟に考えていきたいと思います。
  24. Posted by 田部勝也 at 2008年06月01日 22:15
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