火星にはおそらく液体の水があるけれど、塩分がかなり濃いだろうと予想した記事だ。
そうしたら最近こんなニュースが。
火星の大地は塩分濃度が濃すぎて生命の誕生には適さなかった、NASA研究者 - Technobahn
Technobahn 2008/2/18 18:53】太古の火星は気候が現在よりも温暖な上に地表上には液体の水も存在していたことが、これまでの研究によって明らかとなっているが、生命誕生の条件が揃っていた太古の火星においても現在同様に生命が誕生し、進化を遂げるには過酷な環境であったことが16日までに、NASAの火星探査機「スピリット(Spirit)とオプチュニティー(Opportunity)」を用いた研究により明らかとなった。
この研究を行ったのはNASAの火星ローバー科学探査チームのメンバーでハーバード大学教授のアンドリュー・ノール(Andrew H. Knoll)博士。ノール博士は今月、ボストンで開催された全米科学振興協会(American Association for the Advancement of Science)の年次会合の席上で、研究発表を行い、火星の大地は過去40億年に渡って、塩分と酸性濃度が非常に高い、生命体にとっては非常に過酷な環境にあったということを発表した。
むう、昔から塩分が濃かったのか。
これでは火星で生命が生き延びるのはちょっと難しいな。
火星に生命の存在を期待していた私にとっては残念なニュースだ。
高濃度の塩水は凝固点降下を起こして-20℃ぐらいまで液体のままがんばるので、むしろ火星では有利に働く場面があったかもしれませんし。
高度好塩菌や好酸菌すらも住めない過酷な環境
なのですね。
火星から飛んできた隕石に微生物の化石?が含まれているという話を知って、
火星にナノバクテリアがいると期待していた自分には残念な話です。
そうですね。もちろんその可能性が消えたわけではありません。
ただ、隕石に乗って地球から火星に運ばれた微生物が生存する可能性はほぼ0になった訳で、
太陽系内のパンスペルミアはあまり期待できなそうです。
>みかか奴隷さん
初めまして。
>高度好塩菌や好酸菌すらも住めない過酷な環境
そうなんです。
私もガックリきました。