2005年10月02日

宇宙考古学―Googleの衛星写真から古代遺跡発見―

考古学の一分野に宇宙考古学というものがある。
検索してみると勘違いしている人も結構いるみたいだが(デニケン辺りのせいだな)、
本来は宇宙から地球を観測して得られる情報を考古学的な調査―例えば未知の遺跡の発見―に生かそうとする学問だ。
その研究ステップには衛星写真を解析してかつて川の流れた場所、建造物があった場所を見つけ出すという作業がある。
宇宙考古学-----東海大学情報技術センター


そして今回紹介するニュースは、GoogleMapとGoogleEarthを使って
一介のプログラマーが遺跡を発見しちゃったというお話。
 
 
 
巡回先から英語だけど記事を引用。
Biology News: Enthusiast uses Google to reveal Roman ruins
Using satellite images from Google Maps and Google Earth, an Italian computer programmer has stumbled upon the remains of an ancient villa. Luca Mori was studying maps of the region around his town of Sorbolo, near Parma, when he noticed a prominent, oval, shaded form more than 500 metres long. It was the meander of an ancient river, visible because former watercourses absorb different amounts of moisture from the air than their surroundings do.

His eye was caught by unusual 'rectangular shadows' nearby. Curious, he analysed the image further, and concluded that the lines must represent a buried structure of human origin. Eventually, he traced out what looked like the inner courtyards of a villa.


http://maps.google.com/maps?q=44.881722,10.423450&spn=0.010689,0.020120&t=k&hl=en
ここが発見された場所のGoogleMap。
地下に古代の川や遺跡が存在する場合、水はけの違いから衛星写真にその跡が写ることがある。
発見者のルッカさんもそうした痕跡をGoogleMapから見出し、考古学者にその発見を知らせた。
そうしたら案の定そこには遺跡が存在したというわけだ。

かつてはこんな研究は高額な衛星写真を手に入れられる一部の研究機関しか出来なかった調査法なんだが
Googleが提供する衛星写真を利用することでアマチュア考古学者でもこういった調査が可能になった。
日本でもいずれはこうしてアマチュアの手によって遺跡が見つかるようになるかもしれない。

 

宇宙考古学―人工衛星で探る遺跡と古環境



posted by 黒影 at 20:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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