環境ホルモン濫訴事件:中西応援団(Via 児童小銃 .456)
何のことか判らんという人はこちらへ。「環境ホルモン濫訴事件」
こういうケースの場合、反訴がなされることは珍しくもなんともないわけだが、
これできっちりとした形で決着がつくことが確定したわけで、まずは喜ばしい。
おまけに問題の発表の録音テープという決定的な証拠物件まで(笑)
これはもう王手待ったなしの感がありますね。
それはそうと、松井氏側の動きを見れば見るほど、
かつて書いたこの文がクリティカルヒットしている気がしてやるせない気分になる。
幻影随想: 環境ホルモン問題
◆環境ホルモン騒ぎで得をしたヒト、損をしたヒト
多くの環境問題がそうであるように、環境ホルモン問題にも裏の顔がある。
問題を煽り、人の不安を煽ってそこから利益を得る人間がいると言うことだ。
さて、一連の環境ホルモン騒動で得をしたヒトは一体誰だろう?
環境団体がマスコミの注目や世間からの寄付金などいろんな利益に預かったのは間違いない。
マスコミもまたセンセーショナルなニュースネタに困らず喜んだクチだ。
残念な話だが、環境ホルモン関連の研究者の多くもまた受益者である。
一部の研究者がマスコミを通して消費者の不安をいたずらに煽り
売名活動と研究費獲得にいそしんでいたことは否定できない。
(この辺りの構図は環境問題に関わるいたる所に見え隠れする)
多くの研究者はさっさと見切りを付けて別の研究に移ったというのに
どうしてこういう往生際の悪い真似をするんだろう。
◆関連エントリ
・環境ホルモン濫訴事件(前記事)
・環境ホルモン濫訴事件の進展があったわけだが(続編)
・環境ホルモン問題
・環境ホルモン問題―哺乳類への影響無し