2007年12月27日

銀サプリで青い皮膚を手に入れよう

肉体改造願望がある人、他人とは違う自分になりたい人にお勧めです。
皮膚が永遠に青くなるサプリメント『コロイダルシルバー』 | WIRED VISION
健康補助食品『コロイダルシルバー』[コロイド銀/銀イオン水。「天然の抗生物質」「人体には無害だが細菌を殺す」などのうたい文句で日本でも販売されている。宣伝サイトによれば、1992年、FDA(食品医薬品局)が栄養補助食品(サプリメント)として承認したとされている]の本当の効果は1つしかない。

それは、皮膚の色を、感じのいいスレートブルー(灰色がかった青)に変えることだ。しかも、一度色がつくと二度と消えない。

だが、この効果を得るためには何年にもわたって摂取する必要がある。だから最も効率のいい方法は、毎日の飲料水にコロイダルシルバーを注入する機器を購入して、この水を定期的に飲むことだ。

これで、「銀沈着症」という、皮膚に銀が蓄積された状態になることができる。大半の情報源によると、それでも深刻な副作用はないという。

blueskin.jpg
Via Man turns blue - Telegraph

 
 
 
まあ冗談はこのくらいにしておいて、実際のところインチキ健康食品、サプリメントに含まれる銀イオンのために、近年アメリカでは銀沈着症の患者が増えているらしい。
同じくWiredの過去記事から。
ネットで販売されるインチキ薬剤、被害拡大 | WIRED VISION
 ローズマリー・ジェイコブズさんの顔の皮膚は10代の時に灰色に変色して以来、50年も治らない(写真)。

 ジェイコブズさんは銀沈着症という珍しい症状を患っている。発症したのは1950年代。鼻づまりの治療のために、成分に銀塩が含まれる点鼻薬を使ってからだ。

 銀を含有する治療薬はかつて広く処方されていたが、ペニシリンなどの抗生物質が利用可能になると、廃れていった。しかし、何にでも効くとされた銀剤は服用者の多くに一生消えない跡を残した。皮膚に銀が沈着し、薄い青から青黒い色まで程度はさまざまだが、変色してしまったのだ。

 すでに現代医学が行き渡り、米食品医薬品局(FDA)からも銀含有治療薬に効力がないという結論が出ているにもかかわらず、こうした銀剤を販売する企業が最近、再びインターネットに出現しはじめた。しかも、ガンからヘルペスまで何にでも効く万能薬だというふれこみだ。

皮膚が染まる以外の重篤な害がないのが救いだが、普通の神経の人間では青い皮膚に向けられる好奇の目に耐えられないだろう。QOLを下げるので摂り過ぎ注意なサプリだな。
日本ではこの手の話は聞かないが、おそらく表に出ていないだけで似たような話はあるのではないかと思う。


posted by 黒影 at 23:11 | Comment(5) | TrackBack(0) | サイエンストピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
  1. 銀色の粒状で口臭対策の薬を飲んでいると顔に青いあざが出るとか、少し前のニュースで聞いた覚えがあります。

    ネットで調べてみると、仁丹という名前のようです。症状は銀皮症というようです。
  2. Posted by comma3 at 2007年12月28日 21:09
  3. >comma3さん
    仁丹ですか。
    祖父が昔飲んでいて、私も何度か舐めてみたことがあります。
    あれも銀を含んでたんですね。
  4. Posted by 黒影 at 2007年12月29日 09:40
  5. 仁丹は漢方の丸薬を銀箔で包んでるようですが、銀箔の状態で人体に有害なレベルまで吸収されるものでしょうか?
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%81%E4%B8%B9

    また、仁丹ほどに長い歴史と生産量がある薬剤にも関わらず、「銀皮症」なるものがあまり知られていないのも不思議ですね?

    さらに、仁丹は銀の使用を殊更に謳ってる訳でもなく、銀は高価でもありますから、「銀皮症」が問題になるなら、銀箔の使用を止めればよいのに?と思うのですが?
  6. Posted by RR at 2007年12月30日 23:16
  7. >RRさん
    長年大量に飲み続けた場合に起きる問題なので、通常の使用なら問題ないとの判断なのかもしれません。
  8. Posted by 黒影 at 2007年12月31日 22:59
  9. 皮膚の色素沈着は、比較的容易に得られる現象なので、銀製分が問題になるんでしょうね。
    仁丹に含まれる量で、どのぐらいの期間服用すれば変化が現れるかデータも取れませんがw
    医学でも、皮膚科に属する分野は非情に変化があり、奇病や新病が多いのですが、それだけに治療法も革新的な発想が求められるものです。

    ちなみにデスラー総統を連想した私は医学者として不謹慎なのでしょうねw
  10. Posted by 傍観者 at 2009年03月05日 20:59
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