2007年12月27日

過熱気味のiPS細胞報道を眺めるに

お久しぶりです。
年末進行に追われてすっかりブログから足が遠のいていた黒影です。
ブログ以前にそもそもウェブへのアクセス頻度が低下していたのでほとんど浦島状態なのですが、最近のビッグニュースと言えばやはりiPS細胞の事でしょうか?

京大iPS細胞が2位=今年の進歩ベスト10−米科学誌(時事通信) - Yahoo!ニュース
幹細胞研究領域にとっては久々のブレークスルーで、かなり将来性が期待できるニュースですが、生化学者の端くれとしては国内ニュースが取り上げているような上っ面よりも、こういう裏を掘り下げた話のほうが気になるのですよ。

京大の山中伸弥教授かっこよす - おこじょの日記
Urban Dirt - Times Online - WBLG: Is the synthetic stem cell Japan’s greatest ever invention?

ヒトの生殖細胞を使わず、皮膚の細胞から幹細胞を作り出した山中教授のグループの研究は大きく取り上げられています(ノーベル賞もん?)が、教授にインタビューしたTimes記者氏のブログに非常に興味深い内容がありやした。

なんと、教授の研究の原動力は日本政府の無能さに対する怒りなんだそうです。なぜ日本では生殖細胞の研究利用が認められているのに、あえてそれを使わずに研究してるのかを尋ねられた彼は・・・


続きは引用先を読んでもらうとして、こういう話をきっちり書ける国内メディアが現れないのが海外に比べ日本に足りない部分であると言えましょう。ぶっちゃけ最近の政府やメディアの過熱気味な姿を見ていると、数年前ファンウソクをちやほやしていた韓国政府やメディアの姿がオーバーラップするのですよ。

無論研究内容を見れば月とスッポンなわけですが、最近の報道を見ていると「あんたらちゃんと月とスッポンの見分けができてるの?」と意地悪な質問をしてみたくなったり。
posted by 黒影 at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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