2007年07月15日

吉村医院関係者降臨の巻

無知な愛は狂気にも似ている」の続きの話。
なんかコメント欄に色々寄って来ていて非常に香ばしい事になっている。

たけまつ氏ご本人降臨で一時ヒートアップしていたのはまあいいのだが、
吉村医師擁護の助産師さんがさらに降臨してかなり痛いことを書き散らしている。
この助産師さんは書いているものを読む限り、どうも吉村医院の関係者らしい。 
 
■[医学][トンデモ]信仰と狂気〜吉村医院での幸せなお産 58
くだらない 『くだらない。こんなの読まなきゃよかった。理屈をかき回して理想を述べてるだけ。私は病院助産師だし、妊婦であり先日吉村医院に行ってきました。浅い知識で現在の非常に苦しい病院での産科医療の限界も、実際のお産の現場・医療の現場を知らない人間に理屈だけでかきまわさないで欲しい。吉村教という人も多いけれど、吉村先生は24時間、本当に全責任を負ってます。それだけ本気でやってるのです。私は別に吉村先生の言動すべてが正しいとは思ってはいませんが…。
生命の誕生、女性のからだ、気持ちをもっと考えて欲しい。好き勝手言って机上の空論をみんなで面白おかしくかきまわしてるだけ。ここは2ちゃんとかわらないですね。』

まだ「ある助産師」とは名乗っていないが、初書き込みが多分これ。
妊婦がこんなことでヒートアップしてはおなかの子供に良くないと思うのだが。
後の方で周辺病院医師のコメントも取り上げるけど、吉村医院に行くと高い確率で吉村教に染まって退院するようだ。
それだけ吉村医師にカリスマがあるという事なのだろうが、彼の言動はお世辞にも医師として褒められたものではないと思う。

ある助産師 『ここのコメントを読んで世の中こんなにプライドの高い自己陶酔しきっている人間性の低い医師の多さに絶句した。本来お産のときにはパーセント安全で出産できることなどない。ただこの方々は自分達で努力をし、責任をもったお産をしただけの事。自分自身で責任を持たない妊婦、リスクがあるヒトに対しても「ダイジョ〜ブ」と安請け合いした後、CPになったりDICで母体死亡したり・・・本当の個人が持つべき「責任」を意識させず訴訟になったらブーブー言う無責任な医療者はだれだ!!無責任な人間はだれだ!!ベビーの死因は実際見た私自身の視診としては染色体異常だと考える。本当のことを知らない方々が本名も住まいもあかしたブログの方々をこのような陰湿な方法でバッシングし日常生活にも影響を与える事を考えて発言しているのか聞きたい。それならばこのHPの開設者自身も本名や所在地、勤務病院を明かしなさい!!関西バカ一大と呼ばれているK大学卒だったら思いっきり笑うよ!!どこの医局もK大卒者の入局を断っているよ。大人だったら思慮深さと常識を守りな!!あほ!!』

「ある助産師」としての初登場。しょっぱな自爆をかましているが。
たけまつ氏の書いたものを読む限り、死んだ赤ん坊を実際に見て死因がどうこう言えるのは吉村医院の人間でしかありえない。ついでに言うなら助産師には死亡診断を行う資格は無いので、まともな助産師なら「ベビーの死因は実際見た私自身の視診としては染色体異常だと考える。」などと勝手に死因を推定して吹聴するはずが無いのだが。
#吉村医師は赤ん坊の死亡診断書を書いたはずであり、書かれた内容をそのまま受け取るなら、この助産師はそれを見もせず適当な事を言っていることになる。


大人の思慮深さや常識を微塵も感じさせないばかりか、医療従事者としての信頼性にすら不安を感じさせるこの発言は、「ある助産師」さんの盛大な自爆といえよう。
それ以前に人格攻撃全開なコメントは人としてもどうかと思う。
たけまつ氏が叩かれているのを見てかっとなったと言うならわからんでもないが、一度自分の書き込みを見直すべきかと。


ある助産師 『ある大学とは近畿大学です。

出身大学に不安をもったの(笑)

とにかく無責任なことを書いた当事者、きちんと責任をとりなさい。
あなたが竹まつ氏という人間を知らず理解せず書いたことがどんなに大きなことになり(それを喜んでいるようでしたらもうどうしようもありませんが)生活に影響を与えるような、おもしろおかしくしたい人間達も先頭をしているようなら法的処置も辞しません。意見交換の場でなくまったくもって2ちゃんねるのような悪質なものとなっている事を自覚しそのような連中を先導し実生活に被害を与えていることを管理人さんは好んでいるのでしょうか?それを本当に大人の人間で節度があるのなら考えなさい。』

トンデモさんの書く事はどうしてこうもブーメランとなって返っていくのだろう?
それとも、この助産師さんの脳内ではこれが大人の節度ある書き込みなんだろうか?
言う事は結局『責任取れ、訴えるぞ!』だけ。大体無責任な内容ってどれのことやら。
このエントリには搬送先の病院の医師が来て、吉村医院の実態暴露大会が開催されていたりするのだが、その中にこういうレスを付ける事の意味をちゃんと理解しているのだろうか。
どう考えても逆効果にしかならないと思うのだが。


ある助産師 『非村(あれっ?氷村さんだっけ??非難が多いからこっちの方がお似合いですね)
別に搬送先の職員でもなんでもいいでしょ?誰かが書いていたでしょ?匿名性があるから有効な情報源だって。それこそ何もしていない方に言われたくありません。

後、皆さん事件性があって検察が動く時はどのような時か正しく理解されていないようですね。実際に裁判所からカルテ保全を言い渡されている医師はこんな馬鹿な事書きませんから。
再度書きます。
個人的攻撃嫌がらせはすぐに止めなさい。プロバイダー、警察のサイバー課には通報しました。大人として書き込みだけでなく実生活に影響を与えるようなことは止めなさい!!』

周囲から突っ込まれ逃走体勢に入る、ある助産師さん。
無論人格攻撃と『通報しました!』は忘れない。サイバー課ってあんた、『民事不介入』を知らんのかいな。
とりあえず我が身を振り返って落ち着くのが宜しいかと。


誰か「吉村医院 - Wikipedia」の項目に、NATROMさんとこへのリンクを追加しておいてくれないか?
一連の議論は載せる価値があると思う。


産科医療のこれからの産科医さんが色々と暴露ネタを披露してくれている。
こういうネタはなるべく大勢の目に触れた方がいいと思うので、まとめてコピペさせていただく。
何か不都合があれば仰ってください。
ひとつだけ 『大病院であろうとも、人力は無尽蔵ではありません。
搬送された病院の産科医師は5人程度だったはずです。
何人みかけましたか。麻酔に一人、手術をするのに2人。NICUから当直Drが一人。
呼ばれるたびに召集してきてやっています。
手慣れているから機械的にみえるかもしれませんが、私たちの努力と労力は無尽蔵ではありません。そのたびにキリキリと胃を痛めながらやっているんですよ。
あの病院からの搬送者はほぼ全員おなじことを退院後にいっていらっしゃるのは知っているので、ある程度慣れているはずですが、文章でみるのはさすがにちょっと吐き気がします。』

吉村からの搬送 『電話があったとたん、NICUに連絡を入れ、オペ室に電話をかけ、準備しまくります。
吉村といえば、「わかりました!」とだれもが機敏に準備を始めます。
救急車であれば20分程度ですから、必死で準備して到着した時になんとか態勢は整います。
私達にとってはそういう病院です。また手術中にほかの病院から電話がかちあうこともあります。やりくりして何とかやりますが、別の病院にお願いせねばならないこともやはりあるわけです。』

僻地の産科医 『あ、ある助産師さん、こんにちは。
>あなたも無責任な書き込みの尻馬にのって迷惑行為を働いている一人ですか?
いえ。迷惑行為ですか?覚えがありませんけれど。

それよりも重要なことは、私の関係病院が、そちら地元の基幹病院だということです。
今回の症例の搬送先ではありませんが、常々の搬送先のひとつですね。
私も似たような症例を何度も拝見させていただきました。
44週症例、帝王切開術を行わずに他院に丸投げするVBAC症例、胎内死亡症例など。
詳細を書込む気は毛頭ありませんけれど。しかしあなた方の医療行為について
つねづね苦々しく思っており、また雑誌や記事に取り上げられるたびに、
どうしてこちらには(その医療の結末を)取材に来てくださらないのか
そうしてくだされば、どのような医療をとりおこなっているのか
参考までにお話できるかもしれないのに、と思います。
特に搬送症例のカルテ住所を拝見しますと、大阪だったり北九州だったり
とても遠隔地が多く、なにもあのあたりから一生懸命分娩に来て、
当院に真夜中に、搬送されてこなくてもいいのに、とこちらとしては思います。
理想の分娩とおっしゃいますが、その裏にみなさまから「近代医療の搾取」
と批判されても仕方のない医療をやっていらっしゃるのは事実、と私は常々思っております。

それからそちらはご存じなく割振ってこられているようですが、
周囲のNICUつき3病院の医師構成は、昔一緒に働いていた医師同士であったり、
同級生であったりするものですから、貴院からの搬送症例については、
今月どこどこに何件、先月どこどこに何件などと情報交換もかねて知られています。

NATROM先生にご迷惑をおかけするのは気が引けますので、
もしも私と論争されたいのであれば、
産科医療のこれから http://obgy.typepad.jp/blog/
の方にエントリーを作らせていただきますので、そちらで。

ただし吉村医院を告発するつもりは毛頭ありませんので、
深追いされる必要はないかと存じますが、苦々しく思っていることだけをお伝えしたく
コメントさせていただきました。』

僻地の産科医 『追加です。誤解のないように言っておきますが、
吉村の症例を近隣病院がひきうけているのは、
「医学的に問題が多い」と思われる症例でもけっしてトラブルにならないからです。
帝王切開を選択せざるをえないときに、退院後ものすごい悪口を言われているのは
知っていますが、それでも、患者教育がすさまじく、
なかには当院にきてから「あの病院にだまされた」とおっしゃる患者さんもありますが、
「そもそも数多くある病院の中から(すくなくとも当地には産科開業医は数多くあります)
 あそこを選んで、おかしいとも思わずに通っていたあなたの責任でもある」
スタンスを私たちもとっていますし、どんな転帰に至ろうとも
「運命じゃ」にはじまる一連の吉村先生のお言葉によって、
患者さん自身が納得され、のちのちトラブルになることは今のところ一件もありません。
その一点だけが彼と私たちを結ぶただひとつの線です。

そのあたりの助産院には到底まねのできない芸当で、
吉村先生に追随されようとする助産院は、まったく器が違うことを
肝に銘じていただきたいと思います。

逆に言えば
トラブルになる件がこれから先一件でもあるようであれば、
過去カルテを徹底的に洗いあげ、全面的にたたかうつもりがあるということでもありますし
また一件でもトラブルになることがあれば周辺基幹病院はうけないということも
肝に銘じておいていただきたいと思っております。

竹まつさまを安易にあおることはおやめください。』

彼のコメント内容の真偽を確認する方法は簡単。
岡崎市の総合病院の産婦人科に吉村医院の評判を問い合わせてみればいい。


◆一連の流れを見ていて思ったこと
色々と読んでみて思ったことを以下にまとめておく。

吉村医師が自然分娩に本気で信念を傾けているというのは確かなのだろう。
それ自体は別段悪いことではないと思う。
僻地の産科医さんの言うように、患者との間に強い信頼関係を築く才能があるというのも凄い事だ。
#『強い信頼関係』を築く方法についてはとりあえず脇に置く。

問題は、彼が患者の診療時に事実(fact)よりも自分の信念を優先させ、最悪の一歩手前になるまで本来取るべき処置を取らないことにある。
妊娠経過が順調と分かってから吉村医院に行くならまだしも、最初に吉村医院に行くのはお勧めできないな。
他所なら見つかる問題が見過ごされかねない。

妊娠経過に問題ない患者なら、吉村医院で無事出産を終えられるのだろうが、問題があるときはぎりぎりまで問題を引き伸ばした挙句、緊急搬送。尻拭いをさせられる側はそりゃ言いたい事もたまるわな。
吉村医院がこれまで大きく取りざたされていないのは、ひとえに吉村医師の人心収攬術のおかげであり、これはいつ爆発してもおかしくない時限爆弾だ。
#NATROMさんのところのやり取りで既に炸裂したといえない事も無い。


この記事へのコメント
  1. こちらもどうぞ

    >医療水準から見て著しい誤診や初歩的ミスが存在すると言えるのではないか。
    >結果も重大だ。
    >検察がしっかり動くべきだろう。
    http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070707#c1184399906

    >竹まつさんのお子さんの死は、竹まつさんご自身が嘘を言っているのでなければ、事故死です。
    >これは警察に届けないと犯罪行為です。
    >竹まつさん、あるいは吉村医師は警察に届けたのでしょうか?
    http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070713#c1184462737
  2. Posted by 豊田 at 2007年07月15日 15:26
  3. 黒影さん、いつも楽しみに読ませていただいてます。

    リクエストに応えて、Wikipedia吉村医院に外部リンクの
    項目を作ってみました。
    NATROMさんのところ、次のエントリもすごいことに
    なってますね。
  4. Posted by yu-kubo at 2007年07月15日 23:05
  5. >yu-kuboさん
    >Wikipedia吉村医院に外部リンクの項目を作ってみました。
    どうもありがとうございます。

    次エントリ、もうグダグダになってますね
    http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070713#c

    最初は「幸なる産」=「ある助産師」かと思っていたのですが、どうもよく分からなくなってきました。
    NATROMさんが戻って来られるのを待ちますか。


    >豊田 こと 比ヤング こと ふま君
    私はそのレスを不要と判断したのでいりません。

    向こうのコメント欄でも相変わらず馬鹿やってますね。
    そういえば、明日が初公判の吉岡応援団長はもうやらないのですか?

    幻影随想: マイナスイオン裁判
    http://blackshadow.seesaa.net/article/46071519.html
  6. Posted by 黒影 at 2007年07月16日 10:40
  7. こちらでもリンクが貼られているので、全文引用はしませんが、きくちさんの

    >言いたいことは、竹まつさんは「想像力」が足りないということです。
    産科医が足りない、お産が危ないと言われている理由を考えたことがありますか。よく考えてください。

    という言葉を見た時に何とも居た堪れない思いになりました。
    農学部も「自然」とか「環境」とか付くと、途端に無批判になる人が多少居るだけになんとも…。
  8. Posted by 農学板の名無し住人 at 2007年07月16日 20:20
  9. >農学板の名無し住人さん
    確かに遣る瀬無い話ですね。

    ところで、理学工学系のバイオでもやはりその手の人は一定数おりまして…
    去年ある集会に潜入したら、学部の頃の同級生が参加しているのを発見してorzとなりました。
  10. Posted by 黒影 at 2007年07月18日 21:20
  11. 「ある助産師」としての初登場の前段の発言を読んで、この人は吉村先生を断罪しているのだと思っていました。
    「リスクがあるヒトに対しても「ダイジョ〜ブ」と安請け合いした後(snip)無責任な医療者は誰だ」って、どう多面的に読んでみても吉村先生の事ですよね。
    吉村教の信者の自爆だとすると、何が言いたいのかかけらもわからないんですが、わたしの読解力が足らないんですかねぇ…。
  12. Posted by らすかる at 2007年07月26日 20:31
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