2005年06月24日

イネの次世代改良作物

ついに来たか 
 
 
とりあえず関連情報を端からメモ
イネの収量決める遺伝子=「増産コシヒカリ」試作成功−名古屋大、理化研など
 イネの種子の量を左右する遺伝子を特定し、交配により収量をアップさせたコシヒカリを作ることに、名古屋大と理化学研究所、ホンダの共同研究グループが成功した。直接的に収量増加につながる遺伝子の発見は初めて。24日(日本時間)、米科学誌サイエンス電子版に発表した。

ちなみにこのイネは遺伝子組換え作物ではない。(遺伝子工学的技術は駆使されているが)

改良されたイネ
Improved Rice Plants

日中の科学者によって、稲穂が大きく実っても風や雨で倒れないよう大幅に改良を加えた、収穫量の高いイネが作り出された。ゲノム解析と伝統的な品種改良の双方を利用した今回のアプローチは、他の穀類の改良にも応用できる可能性があり、おそらく「新たな『緑の革命』への道を開いてくれる」と著者らは述べている。芦刈基行らは、穀粒の収量を高める働きを持つ複数のイネDNAの領域を同定した。特定の形質に関連するこのようなDNA領域は「量的形質遺伝子座」(QTL)と呼ばれている。研究者らが同定したQTLの1つは、生殖発生、種子の発芽や植物の成長・発達に関するその他様々な側面に関与することがわかっている植物ホルモン、サイトカイニンを分解する酵素をコード化する遺伝子である。イネによるサイトカイニン分解が少ない場合、種子が増加し、そのため穂が重くなり倒れやすくなる。このようなバランスの悪さを解消すべく、著者らは種子をたくさん生産する遺伝子とイネの背丈が低くなる遺伝子を組み合わせ、より優秀なイネを作ることに成功した。

"Cytokinin Oxidase Regulates Rice Grain Production," by M. Ashikari, H. Kitano, and M. Matsuoka at Nagoya University in Nagoya, Japan; H. Sakakibara at RIKEN in Yokohama, Japan; S. Lin, T. Yamamoto, T. Takashi, A. Nishimura, and E.R. Angeles at Honda Research Institute Japan Co., Ltd. in Chiba, Japan; and Q. Qian at China National Rice Research Institute in Hangzhou, China.



Science Online Abstract
Cytokinin Oxidase Regulates Rice Grain Production -- Ashikari et al., 10.1126/science.1113373 -- Science



posted by 黒影 at 19:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | バイオニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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