2007年05月10日

ダブルメジャーのススメ

以前ちょっと触れたが、私は学部時代に情報系の講義を副専攻として自主聴講していた。
欧米とは違い、日本の大学ではダブルメジャーどころか副専攻(マイナー)すらろくに取れない。
私が通っていた大学には一応副専攻の制度があったが、登録可能な科目にはろくなものが無かった。
だから仕方がないので無視して情報系の講座でモグリ聴講生をやってた。
今の時代、理系なら情報系の授業を副専攻にしておけば、あらゆる局面で役に立つからな。
情報化の時代なんだから、どこの大学ももっとこういった方面に力を注げばいいのに。
 
 
専門外の単位を登録できるかどうかは大学による。
私の場合登録自体は可能だったんだが、単位数の関係で必然的にモグリにならざるを得なかった。
大抵の大学には年間科目登録数の上限があるので、理系でマジメに講義を登録していると普通単位の空きは無い。
大学にもよるだろうが、「専門じゃないし登録もしてないけど、これこれこういう理由で受講したいので受けさせてください」とあらかじめ言っておけば大抵の教授は許可してくれる。


私の場合教職もとっていたので、学部の4年間で少なくとも180単位以上は講座を取った筈。
4年の時は20単位程度しか取っていないので、実質3年間で160単位くらい取った計算になるか。
科目登録数の上限は正直いらんよな。年間50単位弱の縛りは、こういう時はっきり言って邪魔にしかならんし。
理系でもたかが130単位程度で卒業できるというのは、海外に較べりゃ滅茶苦茶ぬるいと思うんだが。
再び「単位」の意味について
まあ当時を振り返ってみても、クラスの半分は単に単位をとるためだけに授業に出ていて、知識を得る為という意欲を見せる人間は少数派だったので仕方がないことなのかも知れんが。


大学という場所は、遊んでいたらあっという間に4年間が過ぎるが、その気があればかなり有意義に使い潰せる場でもある。
大学側の示すままにカリキュラムをこなすだけなら、正直大学に行く意味が無い。
高い学費を払っているのだから、精一杯元を取らないともったいない。
無論大学生活を充実させる道は勉強以外にもあるだろうが、私は大学を目一杯活用する方法の一つとして、ダブルメジャーやマイナー(副専攻)を自主的に取ってみる事をお勧めする。
一つの専門だけでなく視野を広げることは必ずや役に立つ事だろう。


ついでに国内および海外のダブルメジャー動向をまとめた資料をリンク。
一つ目の奴が良くまとまっていてお勧め。

ダブルメジャーの動向
日本の大学の現状はこんな感じでかなりお粗末。
一部の大学で実施されているが、まだまだ、未成熟。
・平成14年度現在、国公私立113大学(17%)、192学部(11%)が実施している”
ことになっている( H16年3月文科省調査)
・がしかし、Web情報などの調査によれば、「一つの学位で2つの専門を修め
る本来のダブルメジャー」は、殆ど見当たらない。(文科省統計には、以下の
場合も、含まれていると推測される。)
・現在実施している(と称している)大学では、主専攻・副専攻(メジャー・マイ
ナー)を、「ダブルメジャー」と称している場合も多い。
・以下のように、種々の意味でかなり広い意味合いや“漫然とした使われ方”も
しているケースが多く見受けられる。
 􀂾 単に「専門領域を広げる」という意味での表現、
 􀂾 同じ専門内において、「コース・科目群を二つ取れる」という意味、
 􀂾 医学系では「臨床と研究のダブルメジャー」という表現もある、
 􀂾 社会人が、自己の分野にさらに拡大するために修得する(リカレント教育)という意味でのダブルメジャーなど、

大学における教育内容等の改革状況について

中央教育審議会大学分科会大学院部会(第25回)議事録・配布資料
ダブルメジャーの定義が「専攻分野以外の分野の授業科目を体系的に履修させる取組み」となっているが、これではマイナーであり、ダブルメジャーにはならない。日本では124単位でダブルメジャーとしている例もあり、先の定義のようにメジャーとマイナーになってしまっている感があるが、国際的には通用しない。

この下りには激しく同意。ていうか甘すぎだろ。
posted by 黒影 at 01:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
  1. 国際基督教大学では、2008年度から double major 制度を開始するようですよ。
    http://www.icu.ac.jp/ar/index.html
  2. Posted by 03 at 2007年05月12日 14:27
  3. >03さん
    サイトを見渡したところカリキュラムの詳細が見当たらなかったので何とも言えないのですが、
    上記にあるような名前だけの制度でないことを願っています。
  4. Posted by 黒影 at 2007年05月12日 14:40
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