ハイブリドーマによる大量生産が可能になったことにより、
現在では抗毒素や抗がん剤、抗原抗体反応を利用した様々な検出試薬など、様々な用途に用いられている。
抗体を生産するためにはまずマウスやウサギなどに抗原を注射して抗体を作らせ、
目的の抗体を生産する免疫細胞を取り出して培養。
さらに骨髄腫瘍細胞と融合させハイブリドーマとすることで抗体を生産し続ける細胞を得る。
問題はこの一連の操作に早くても数ヶ月は掛かってしまうことだ。
これだけ時間がかかっては一つの抗体を生産するのにもかなりのコストと手間がかかってしまう。
しかしこのたび理研が開発した手法により、新規抗体生産のコストと時間が大幅に低下できそうだ。
生物多様化の仕組みを応用した迅速で自在な抗体作製法を開発
試験管内で抗体遺伝子のDNA再編成を促進する事に成功し、この現象を利用してわずか1週間程度でモノクローナル抗体※1(1種類の抗体だけで構成される純粋な抗体)を作製する手法(ADLib法)を開発
新規抗体をたったの1週間で作れるというのはすごいな。
DT40細胞という変異株の抗体遺伝子座の突然変異を誘発することで様々な抗体を作らせ、
目的の性質を持つものだけを拾ってくるわけだ。
この方法なら今まで抗体が作れなかった毒性の高い毒物の抗毒素や抗体を生産させづらかった少量の抗原からの抗体生産も可能になるか。
この技術とんでもない金の卵だな。
ライセンス料だけでも数百億、うまく行けば数千億に化けるぞ。
うちの側にもやし農家があるのですが、ここではもやしの育成を早める為に、もやしの苗があるビニールハウスの電灯を一日に数度つけたり消したりするようです。
そうすると、もやしは電気がつくと朝だと勘違いして、どんどん成長するそうです。
抗体の成長に光が関係することはないかもしれませんが、もやしをだましたような手口で抗体も騙せたら成長を促すことが出来るかなと思いました。
☆科学的な根拠などについては全く考えていない、ただの思いつきなので、反論や突っ込みはしなイでねー。