2005年05月15日

Science誌が選ぶ2004年の科学的進歩ベストテン

Science誌が選ぶ2004年の科学的進歩ベストテン

1位 火星の生命を支えていた塩分濃度の高い酸性の水

 堂々の一位に輝いたのは、火星探査機によって発見された火星の水の証拠だ。
かつて火星に塩濃度の高い酸性の海が存在したことはもはや疑いようがなく、
大気中にホルムアルデヒドの存在が確認されたり地下水や地熱の存在が示唆される証拠が発見されたりと生命が現在も存在する可能性を示唆する発見が最近相次いでおり最もホットな領域の一つだ。

 
 
 
2位以下の発見は順不同。

The Littlest Humans(最も小さなヒト):インドネシアで発見されたホモ・フローレシエンス
Human Cloning(ヒトクローニング):韓国人研究者によるヒト胚クローン作成
Banner Year for Condensates(凝縮の当たり年):基本的な2つの原子を冷却し、単一の量子状態、すなわち「凝縮」を実現する方法
Hidden Genome Treasures(ゲノムの秘密のお宝):ジャンクDNA中の重要な機能
Pulsar Pair(パルサー連星):天体物理学者によって、パルサーの連星が初めて確認
Plant and Animal Diversity Declines(動植物の多様性減少):世界各地で進行する生物多様性の減少
Water, Not Just on Mars(火星の水だけじゃない):水の構造と化学的振る舞いに関する新たな研究成果
Medicines for the World's Poor(貧困国のための薬):「官民パートナーシップ」による薬剤の開発と開発途上国への供給
Genes in a Drop of Water(一滴の水の中に存在する遺伝子):水中に溶けているDNA分子を解析
Science's Breakdown of the Year
(Science誌が選ぶ2004年の残念な出来事):
2004年、2つの大陸で科学者と政府の関係が悪化

ジャンクDNAと環境DNAの話はそのうちこのブログでも取り上げたい。
ついでに2005年の注目分野も
Areas to watch in 2005(2005年に注目すべき分野):
Science誌が2005年に注目している分野は、肥満薬、ヒトの遺伝学的多様性と疾患の解明に役立つと思われる国際ハップマップ作成プロジェクト、そして土星探査機カッシーニ・ホイヘンスによる土星の月、タイタンの研究である。


posted by 黒影 at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンスニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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