PETでも完全に分解できる微生物はいるんだな。
微生物がペットボトル分解 環境汚染ない処理に活用(共同通信)
ペットボトルに使われるポリエチレンテレフタレート(PET)を、二酸化炭素と水に完全に分解する微生物のグループを、京都工芸繊維大の小田耕平教授、木村良晴教授らのチームが29日までに突き止めた。札幌市で開かれている日本農芸化学会で発表した。
安く耐久性に優れたPETは大量消費される一方、リサイクルで品質が劣化するため、最終的には埋め立てや焼却処理されている。チームの平賀和三助手は「微生物の力で環境負担のない処理ができるかもしれない」と話している。
研究チームは、ペットボトルが捨てられたごみ捨て場にPETを餌にする微生物がいるのではないかと推測。土壌から採った枯草菌や根粒菌など一群の微生物をPETの薄片以外に栄養分のない状態に置くと、薄片を覆うように増殖、約2カ月でほぼ完全に分解した。
PET(ポリエチレンテレフタラート)はエタンジオール(エチレングリコール)とテレフタル酸がエステル重合した高分子。
高校で化学を学んだ人ならどんな反応かわかるはず。
図で書くならこんな感じになるか。

エステル結合はエステラーゼという酵素で加水分解する事が出来るが、
基質特異性や立体障害の問題からこれまでPETの生物分解は難しいとされていた。
しかし実際はそうでもなかったようだ。
この研究室の研究内容紹介では
「分解に寄与する微生物群」とだけ書かれていて具体的な種名が出ていない。
どの種の細菌が関わっているのか興味があるのだが、分解微生物の特定は行なっていないのだろうか?
試しにPubMedで論文検索をかけてみたがどうもそれっぽいのが引っかかってこない。
まだ論文が出てないのかな?
もう少し探してみるか。













人間すてたもんじゃないね( ・∀・)旦~ ずずず
SciFinderではどう?
あなおそろしきはバイオの力。
驚きました。
どうやら分解菌はRhizobiumのようです。
Oda, Kohei; Kimura, Yoshiharu; Hiraga, Kazumi; Maeda, Yasuhito; Toyohara, Kiyotsuna; Minematsu, Hiroyoshi. Rhizobium for degradation of aromatic polyesters. PCT Int. Appl. (2005), 16 pp. CODEN: PIXXD2 WO 2005019439 A1 20050303 CAN 142:224724 AN 2005:182818 CAPLUS
欧州特許庁で公開している公報にリンク張っときますね。
http://v3.espacenet.com/textdoc?DB=EPODOC&IDX=WO2005019439&F=0
http://giraud.way-nifty.com/lune/2005/03/post_19.html
小田先生のところでは真菌やアルスロバクターでも
PET分解菌を持っている模様。
PETのリサイクルについてブログを巡回してましたら、こちらにたどり着きました。トラックバックさせていただきましたが、もしご迷惑なら、削除してください。
他にも色々と勉強になりそうな記事がありますね。「Pokemonたんぱく質」には笑ってしまいました。(笑)