チンパンジーが脳波でPCの画面上のマウスカーソルを、そして人工義手を操るニュースは相当に衝撃的だった。
そして今日、この技術の人への応用のニュースを、人が脳波でコンピューターや義手を操る動画のニュースを見つけて私は今踊りださんばかりに興奮している。
まずはこのニュースを見て欲しい。ていうか見ろ。
英語が分からなくても大丈夫、映像を見れば十分意味は通じるから。
Microchip in brain controls movement
身体麻痺の患者のQOLを上げる為、脳波によって機械をコントロールする方法は長い間研究されてきた。
そしてその研究の成果の一端がこのニュースで取り上げられている。
"That's a best circle I can draw."「これが私に描ける最高の円だ。」
そう言って被験者が脳波でマウスカーソルをコントロールして描いた図形はお世辞にも円には見えない。どうみても五角形だ。
しかし脳波でマウスカーソルを動かし、図形を描き、ボタンをクリックし、さらには義手をコントロールする。
そんな映像を見せられてはもう元SF少年としてはキター!!!と叫ぶしかないなw
脳波で機械をコントロールすると言う発想は決して新しいものではない。
しかしこの発想を実現するために乗り越えなくてはならない技術的なハードルは決して低いものではなく、中々実現には至らなかった。
それでも2000年あたりから大きな成果がいくつも出始め、HotWiredあたりがフォローしていたので私も注目していたのだ。
臨床段階に進んだというニュースも2004年には出ていたのでどうなったのか気になっていたんだが、そうかもう実用レベルまで到達しかかっていたのか…
サイエンスニュースウォッチャーとして感無量だ。
いやあ、良いニュースを見た。
◆関連ニュース
・脳の信号で人工腕をコントロールする実験、サルで成功
・脳−コンピューター直結インターフェース、臨床試験へ
・脳とコンピューターを直結するインターフェースが現実に
・「脳でカーソルを動かす」実験、サルで成功
人類の新しい未来の可能性を感じさせます(^^)
脳からのアウトプットだけでなく、インプット
する技術の開発も進めば、人類が新しい段階へ
パラダイム・シフトする日を、私達が生きている
間に迎えられるかもしれませんね…。楽しみです。
同時にボディシェーマの拡大、脳の可塑性という観点からも興味深いですね。
仮に指を六や十本にしたら脳はどう対応するのでしょうね。
それはそうと、「もやしもん」読みました。
面白かったので近日中に2巻、3巻も買います(笑)
ども、おひさしぶりです。
脳に直接情報を放り込むことが出来るようになったら確かにとてつもない変革を起こすでしょうね。
ただ、私は自分が生きている間にその日を迎えることはなさそうだと思ってます。
視神経に接続する人工網膜みたいなものは既に研究されていますが、
当面はウェアラブルPCのように既存の感覚器官を通したインプットが主流でしょう。
>ryuyaさん
生まれたときからならともかく、脳が完全に出来上がってから新しいボディパーツを追加するのは難しそうだと思います。
6本指と言えば、イギリスが12進法を使っていたのは、昔のケルト民族に6本指の人がいたからという説がありますね。
今でも世界中でそれなりの数の6本指の子供が生まれているのですが、生後すぐに整形を受けるため本人も知らないケースが多いそうです。
それはそうと、なぜか最近もやしもんに興味を示してくれる人が増えましたw
宣伝の甲斐があるというものです。
体勢感覚と運動野はリハビリ的に練習すればけっこう足四本や手4本もいけそうな気がします・・・