【ワシントン=笹沢教一】米航空宇宙局(NASA)など欧米の2つの研究チームが、火星の大気に含まれる微量のメタンの分析から、「現在の火星にバクテリアのような生命が存在する可能性が高い」との見解をまとめたことが17日、明らかになった。
英科学誌ニューサイエンティストや宇宙関連のニュースサイトが相次いで報じた。
先日、欧米のメディアがこぞってこのようなニュースを伝えた。
このブログでも以前取り上げた火星大気中のメタンやアンモニアと言った分子の存在が
火星に生命が存在する証拠となりうると判断されたようだが
一方でNASAはこの報道を否定する見解を発表している。
火星の生命否定する異例の声明…NASA研究チーム
【ワシントン=笹沢教一】米航空宇宙局(NASA)の研究チームが火星に現在も生命が存在する強力な証拠をつかんだとする欧米メディアの報道について、NASAは18日、「そのような見解を支持する観測データを我々は把握していない」と否定する異例の声明を発表した。
確かに大気中の有機分子だけでは生命の存在の証拠とするにはちと弱い。
少なくとも「強力な証拠」とは言えないと思う。
記事本文ではNASAが何かを隠しているようなニュアンスになっているが
単に憶測の先走りを押さえるための声明発表ではないかと思うわけだ。
私は火星に生命が存在する可能性は十分あると考えているが
その証明は実際に火星の大地に降り立ってからでも遅くは無いと思う。