朝日の嘘がさらけ出されてしまったわけですが、
この巨大メディアスキャンダルに対して朝日はどう申し開きをするのでしょうか?
まあ自浄力を失ったマスコミにはこのまま消えてもらうことにして
ここは一つ捏造記事の書き方でも勉強してみましょうか。
詐欺に遭わない為には詐欺師の手口を知っておく事が有効なように
捏造記事の書き方を知ってれば、捏造記事を見抜くのにも役立ちますよ?
黒影流 捏造記事の書き方講座
1.目的の決定
まずどのような目的で記事を書くか考えます。
たいていの場合捏造記事は何らかの世論誘導を行うために書くものなのですが
どのような方向に誘導するかで記事の書き方も多少は変わってきます。
一番ポピュラーなのが、政治問題と社会問題に関する世論誘導でしょう。
<政治問題系>
・特定の政治家を叩く
・政権を攻撃する
・支持する政治勢力を持ち上げる
<社会問題系>
・特定の市民運動を持ち上げる
・環境問題を取り上げる
これらの問題では、往々にして事実に即した報道だけでなく捏造を交えた報道がなされます。
2.ネタの選択
記事の目的が決まったら、次はどんなネタで捏造記事を作るのか考えます。
ネタはできるだけホットなものがいいでしょう。
特に様々な意見が入り乱れ、政治、思想的立場によって扱いが大きく異なるものが最適です。
逆に言えば、このようなタイプの問題には捏造記事がごろごろしているので注意が必要だと言うことです。
3.捏造記事による世論操作法。
基本は嘘を効果的に混ぜることです。
大部分を事実で構成しつつ、もっとも重要な部分に嘘を混ぜ込む方法です。
しかし一流記者ともなると嘘は用いず事実のつぎはぎのみで自在に世論誘導を行ないます。
A.「提灯記事」
いちばん簡単なのは特定の政治思想勢力にのみ肩入れし、反対意見をまったく載せない提灯記事を書くことです。
この際反論に耳を貸してはいけません。多少事実を捻じ曲げ、嘘を入れてでも持ち上げます。
そうすれば該当勢力からやんややんやの喝采を浴びるばかりではなく
信じ込みやすい人間をころりと騙すことができます。
当然批判も出ますが気にする必要はありません。
この程度の記事に騙される人は、そもそも反対意見など見もしないからです。
B.「操り人形」
もう一つ簡単なのが、人の発言だけで記事を書くやり方です。
発言内容に間違いがあっても批判をそらす事が出来ますし
こちらの意図するような発言をしてくれる人間を見つけてきて発言させれば
結果的に思い通りの記事を載せる事が出来ます。
読者の声欄などがその最たる例です。
C.「数字操作」
記事に載せる数字の操作も大事です。
基本はこちらの都合の悪い数字は削り、都合のいい数字だけ取り上げることですが
「嘘には3種類ある。嘘と真っ赤な嘘と統計の嘘だ」という格言があるように
ある程度数学知識が必要ですが、統計を用いることでも容易にデータの操作が出来ます。
また、元データの収集の際に誘導的なアンケート方法を用いたり偏った対象群を選ぶことでも
簡単に求める結果を得る事が出来ます。
もう一つ、こちらの言いなりになってくれる学者に頼んで
捏造データをこしらえ、適当な学術誌に論文を発表してもらうのもいい方法です。
3流ペーパーだと査読もないので、偽データに箔をつける事が出来ます。
環境問題系だと論文が出されていることでころりと騙されてくれる人が多いので
実に有用な方法です。
D.「編集改竄」
もう少し高度な技に編集による印象操作があります。
読者にこちらの意図する印象を与えられるよう、事実関係のうち都合の悪い部分を削ったり
巧妙に思考誘導となるようなコメントをはさむ、煽動的な見出しをつける等です。
嘘を混ぜたり時系列をいじったりするやり方は三流記者のやることです。
あくまでも事実同士を巧妙につなぎ合わせ、意図する方向に読者を誘導するのがプロのやり方です。
編集の技は読者への印象操作が目的であり、世論誘導の基本技です。
日常的に利用可能な非常に応用範囲が広い方法なので、是非憶えておきましょう。
E.「発言改竄」
編集の技は記者会見やインタビュー内容の改竄にも応用可能です。
やり方は簡単。こちらの意図する印象を読者、視聴者に与えられるよう
発言内容に切り出し、他からの追加、要約などの編集を加えた上で煽動的な見出しをつけるだけです。
政治家相手にこれをやると特に効果が高いのでよく利用される方法です。
F.「意見誘導」
インタビュー記事を書く場合、意見誘導もまた重要な技術です。
こちらの意図する返答を得られるよう質問内容を吟味することや巧みな話術が必要ですが
うまくはまった場合は相手の発言だけでインパクトの強い記事を書く事が出来ます。
編集の技を組み合わせることでさらに効果が高まる技能です。
また、相手に不正確な発言をさせる事が目的の場合、夜討ち朝駆けの努力も怠ってはいけません。
相手の準備が出来ていないところに押しかけてコメントを取る事がポイントです。
用心の足りない政治家など、結構無用心に不正確な発言をしてくれるため
なかなかおいしい記事を書く事が出来ます。
ネタ次第では相手が発言を修正しても、修正したことをさらに叩けるので
一粒で二度おいしい記事になることさえあります。
G.「虎の威」
記事に有識者のコメントを載せることも大事です。
人は権威には弱いものです。評論家や大学教授などの肩書きだけで発言を真に受ける人も結構います。
記事の補強をするようなコメントを出してくれる権威を見つけることも大事な要素です。
発言内容の正否はこの際問いません。正しい内容であるに越したことはありませんが
Aで述べたように間違った内容でも世論誘導が出来れば構わないのです。
4.高度な事例。
2で捏造記事の書き方の典型例を7つほど挙げました。
それぞれ単独でもそれなりの効果がありますが、どれも基本技であり
実際に使うときは複数の技をあわせて使うことが多いです。
また、集団で使うことで初めて効果を発揮する連携技も存在します。
これらは非常に高度な技であり、捏造のプロが大勢揃って初めて成功する難易度の高い技です。
具体例を3つほど挙げておきますが初心者はむやみに真似をしないようにしましょう。
まず元は捏造情報だったのが、引用を繰り返されるうちに事実として扱われるようになる
「ソースロンダリング」
従軍慰安婦問題や南京事件で高い効果を挙げました。
複数メディアで何度も問題提起を行い、何の問題もないことを問題だと思わせるよう仕向ける
「マッチポンプ」
これも環境問題をはじめ多くの問題で用いられ、社会問題化に成功しています。
検証無しに特定メディアの流した情報に追従する
「メディアカスケード」
松本サリン事件や今回のNHK政治介入問題で用いられましたが
捏造のレベルがあまりに低かったため失敗に終わっています。
短期間の情報操作になら有効ですが、長期間の情報操作を目指す場合は
それなりに戦略を練っておく必要があります。
5.注意事項。
最近ネットの流行と共に情報の入手難度が格段に下がっており
こうした捏造記事が一般人にも通用し難くなっております。
特に出来の悪い記事は即座に見抜かれ、メディア叩きの原因となっております。
関係各社には更なる技術向上が求められます。
出来の悪い捏造記事の特徴
・伝聞調が多い
・ソースが不明確
・信頼性の低いソースから引用した数字が出てくる
・記者の意見があちこちに入っている
・対立主張が書かれていない
・一般論を個々の事例に当てはめようとする
・「専門家」の意見で思考誘導をする
このような記事を書く者には世論誘導の資格はないので
即座に筆を折るように。
◆後書き
NHK政治介入問題をめぐる一連の動きを見ていてふとこんなエントリを書いてみたくなりました。
もちろんただの皮肉です。
朝日のような大手だけじゃなくJANJANやMNJといった新興参加型メディアでも
ここに挙げたような問題点に引っかかる記事が数多くあります。
そういう記事を見ていると、ライブドアが始めようとしている市民記者制度なんかもあまり先行きは明るくないなと感じます。
捏造記事問題で一番大きな問題は、無自覚に捏造記事を書く人間の存在です。
自覚的に捏造記事を書く人間はただの詐欺師なんですが、
「使命感」に燃えて自覚なく捏造記事を飛ばす人間というのが間違いなくいます。
大抵自分の主義思想に忠実に従った行動のようなのですが
嘘を書いてまで自分の主張を広めようとするものだから
嘘が暴かれた時にはその主張ごと葬り去られます。
なんと愚かな行為でしょうか。
こういう人たちは自分の考えが間違っている可能性など考えることもないのでしょうね。
1/20 0:30
記事の方向性を変え、全体的に改変。
まだ満足してい無い部分もあるのでまたいじるかもしれません。
1/21 18:00
さらに追記
一番大事な「数字操作」を忘れてました。
文章がおかしいところを修正。
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NHKは編集過程を出しました。ただここで何が変更されたかは、極最後の部分に関して以外はわかりません。
これをオープンにすべきです。その内容が削除されてしかるべきであったかどうかの判断は視聴者がするでしょう。
勿論、一部示されている削除部分についても、このまま放送されていたらと思う人は多いでしょう。朝日は違うでしょうが、
これはひょっとして朝日新聞の新人研修用テキストか何かでしょうか。
ありがとうございます(笑)
>ひこ山さん
問題の番組の削除部分を明らかにして国民の判断を仰げばいいというのは安部氏も言っていましたね。
変更内容を公開しろというのは逆に朝日が言わなければおかしいはずの意見なんですが…
結局批判のための批判だからそこまで頭が回らないのでしょうか。
それとも公開されるとプロデューサーが批判されてまずいのかな?
>薫友さん
朝日に捏造記事のテキストがあったらもっと詳しい内容を書いていると思います。
なにせ1冊本をかけるくらいのネタですから(笑)
ただこれもマスコミはだめだと意見誘導しているような?
なにか書こうとすれば書く人の意思が入ってしまうのはしょうがないことかと。
ああちなみに私はマスコミ嫌いですが(笑)
コメントありがとうございます。
>なにか書こうとすれば書く人の意思が入ってしまうのはしょうがないことかと。
世論誘導も含めて意思が入ること自体は別に否定しようと思いません。(批判はしますけどね)
しょせん報道の中立性なんて幻想だと思ってますから。
ただあからさまな嘘を付いてまでその意見を押し通そうとする態度が問題だと思っています。
私もマスコミは嫌いというかまったく信用してません。
今回のような事件が起こるたびに、
「お前等もう自分の意見は言わなくていいから事実関係だけ報じてろ」
と思います。
【ソースロンダリング】というのは、前からあったんでしょうか?
私はIrregular Expression(http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000354.html)
の上記のリンクのように、goriさんが去年作られたものだと思っていたのですが・・・
朝日の嘘がさらけ出されてしまった
”捏造記事の書き方講座”というHPなのにベクトルがかかった文章にしている時点でアウト。
HPにおいて公正中立は必要無いのであれば”捏造”という言葉を誰に向けて書いているのやら?
こういう手法そのものは古い手口ですが
goriさんが「ソースロンダリング」といういい名前をつけられたので、
それを使わせていただきました。
>名無しさん
「捏造」と「偏向」を混同されているのではありませんか?
別に私は自分が公正中立であるとは思っていませんが
「捏造」とは思想の立場に関わらず事実関係の証明のみで示せるものです。
朝日の報道を嘘とする根拠でも示したほうがいいでしょうか?
嘘はNHKらしいけど。
余談だが、それは既にNHK側に論破されてしまっているのではないのかな?幾分も前に。
>嘘はNHKらしいけど。
「らしい」? なぜ弱気なんでしょう。
確固たる事実であるならば、堂々と宣言すれば良いのでは?
とにかく、貴殿が朝日を信じたい、信じていたいという気持ちは良くわかりました。
まだ決まってないことを「嘘」と断定するのは
「偏向」ではなく「捏造」の範疇だね
>しかし一流記者ともなると嘘は用いず事実のつぎはぎのみで自在に世論誘導を行ないます。
とあるように、事実でも利点だけ書くとか欠点だけ書くとかで意見誘導はできるので
事実だけ報じれば公正だとは言えないのが、問題の根深いところかと
当然嘘は言語道断なのですがね
私はNHKと朝日の言い分の真ん中あたりに真実があるんだろうと思いますが
根拠を明らかに絶対しないんだから。
たぶん裁判にもしないでしょ。いつものやり方だよ。
http://blackshadow.seesaa.net/article/1707554.html
こちらは捏造記事の書き方に関する話でお願いします。
私みたいな素人には丁度良い感じ。
注意事項によると、朝日はそこそこ。読売やや良。日刊ゲンダイは再履でしょうか。
>4.高度な事例。
2で捏造記事の書き方の典型例を7つほど挙げました。
2は3が本当でしょう?」
_| ̄|○
ご指摘感謝します。
すぐに直しておきます。
かなり前のログのようですが、わかり易いまとめでとても参考になりました。 m(._.)m 謝謝!