よろいのような硫化鉄のうろこを持つ巻き貝「スケーリーフット」の採取と飼育実験に、日本の調査団が成功した。
この貝はインド洋深海底でしか生息が確認されていない。31日から神奈川県の新江ノ島水族館で世界で初めて標本展示される予定。
うろこは腹足部を覆い、硬さは人間の歯の倍程度。外敵から身を守っているとみている。
海洋研究開発機構を中心とした調査団が今年2月、海底2420メートルから約20個を採取し、船上で1週間以上飼育、観察した。
金属成分を生体の素材に利用する生物か。本当にこんなのいるんだなぁ。
写真を見る限りまるでスケイルメイルのようだ。
さすがScaly-footと呼ばれるだけのことはある。
一体どんな進化の系譜を辿ってきたんだろうか?
硫化鉄のうろこを持つ巻貝の生態解明に手がかり:海洋研究開発機構
スケーリーフットが発見された場所は、2000年9月に日本の調査チームがインド洋の海底で発見した熱水噴出口生態圏「かいれいフィールド」である。
2001年4月にはアメリカの研究チームが「かいれいフィールド」の調査を行い、鉄の鱗を持つ新種の巻貝スケーリーフット(学名:Crysomallon)を発見。
惜しくも鉄の鱗を持つ生物発見の名誉は持っていかれてしまった。
この巻貝は鱗によってエビやカニから身を守っていると考えられるが、鉄の鱗をどうやって形成するのかはまだ明らかになっていない。
今回日本の調査チームはこの巻貝を採取し、船上で1週間にわたって飼育することに成功。
硫化鉄の取り込みや鱗の形成など謎の多いこの巻貝の生態解明につながる手がかりを得る事が出来た。
いずれは鉄の鱗を作る遺伝子の解明にまでつながると面白いな。
そのうち鉄の鱗を持つドラゴンとか出来たりして。
Biogeography and Ecological Setting of Indian Ocean Hydrothermal Vents -- Van Dover et al. 294 (5543): 818 -- Science
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/294/5543/818
A Hot-Vent Gastropod with Iron Sulfide Dermal Sclerites -- Waren et al. 302 (5647): 1007 -- Science
http://www.sciencemag.org/cgi/content/citation/302/5647/1007












