私の場合、隣の席に座っている先輩の子供が罹って、今日先輩は看護のため休みでした。
下手すると先輩も来週休みかもというか、私ものどが痛いのですでに罹っている可能性があったり。
まあできることと言ったら熱いお茶を飲み、風呂を浴びてさっさと寝ることくらいですが。
(といいつつ夜なべ仕事)
そんな中新型の流行予測が厚労省から出されたのですが、端的に言って状況悪いですね。
とりあえずこれが厚労省による現時点での今年のインフルエンザの推移予測です。
新型インフル ピーク時は1日76万人発症 厚労省が試算(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
厚生労働省は28日、新型インフルエンザに国民の20%が罹患(りかん)した場合、ピーク時には1日に約76万2000人が発症し、約4万6400人が入院するとの「流行シナリオ」をまとめた。現状をシナリオに当てはめると、9月下旬〜10月上旬にピークを迎える恐れがある。患者急増に備え、厚労省は同日、都道府県に夜間診療時間の延長や重症患者の受け入れルール策定などを要請した。
ピーク予測は現時点で手に入る情報では妥当なものだと思いますが、ピークが9月末ではワクチンは間に合いそうもありません。
色々とニュースを漁りましたが、その部分に触れたニュースがまるでないのはどうしたものでしょうか。
昨日舛添さんがYouTubeで会見流してましたが、
「(2)9月中に接種体制等に関する政府方針を決定し、その後10月
下旬にワクチンが出荷され次第、接種を開始」
だそうです。
ピーク後ではワクチンが意味無いというか、大量発注してもダブつかせるだけになりそうな悪寒が。
一体どうするのだろう?
YouTube - 舛添大臣会見〜新型インフルエンザの本格的な流行への対応について〜
こっちのPDFが発表資料。
新型インフルエンザ(H1N1)の今後の対応 厚生労働省 2009年8月27日
ちなみに既に各所で言われていることではありますが、この早期の流行拡大はスペイン風邪の最初の流行時(1918)の推移によく似ています。
このときは10月末から12月頭にかけて長いピークがあり、さらに年を明けてもう一回ピークがあったわけで、今回の新型インフルも似た推移を取ると考えたほうがよさそうです。
From 1918 flu pandemic - Wikipedia, the free encyclopedia
二回目のピークを考えると、年明けまでにワクチンができていればいいのかな?
あと一点気になっているのが、多分今回の新型インフルが流行のピーク期に入ると、パンクする病院が多数出るだろうということ。
感染症の流行はどうしても地域差が出るから、流行地域では病院に患者がどっと押し寄せます。
流行ピークに入る前に早くゲートキーパーを徹底しないとえらいことになりそうな気がします。
GW明けのちらほらとしか患者が見られなかった頃ですらかなり混乱していましたので。
というか最近ゲートキーパー(発熱相談センター)のことニュースでも全然目にしないのですが。
記者会見で舛添さんが、今沖縄で行われている
・医師会所属の医療機関に、休日・時間外診療を依頼済み。
・沖縄県看護協会からのボランティア参加を要請し、基幹病院における時間外相談況の実施中
を全国で展開〜なんて言ってましたが、正直これはないだろうと思いました。
そりゃ最終的には総動員体制も止むを得ないでしょうが、まだ都道府県レベルで流行度合いに差があるのだから、まずはゲートキーパーの再周知の徹底でしょうが。
沖縄あたりはもう蔓延期に入ったと言っていい気もするけど、それでも現時点ですでに病院に患者と電話が殺到で仕事ができないって、そりゃゲートキーパーが機能していないことの証左としか思えないのですが。
沖縄はすでにかなりグタグタな事になっているようです。
勤務医 開業つれづれ日記・2 ■開業つれづれ:”インフルかかってない証明くれ”というバカ 「新型インフルで救急外来急増 過剰反応に病院疲弊」
これが全国に波及するのは勘弁してほしいですね。
マスコミを通じて、感染が疑われるときの行動フローを徹底的に周知しておかないと。
第二段階から第三段階(感染拡大期)まで
〜入院措置による感染拡大防止策が行われる段階〜
第三段階(まん延期)以降
〜患者への入院措置が解除された段階〜
最低限インフルエンザ対策のTOPページにわかりやすいフローチャートを載せておいたほうがいいと思います。
私はこれ↓を見つけるまで、ここも違うこっちも違うと数ページうろつく羽目になりました。
発熱患者の受診の流れ(基礎疾患を"持たない"者の場合)
発熱患者の受診の流れ(基礎疾患を"持つ"者の場合)
どこに連絡していいかわからない人はとりあえずここ
・厚生労働省:都道府県による新型インフルエンザ相談窓口(都道府県レベルの窓口リスト)
・全国の発熱相談センターリスト(保健所レベルの窓口リスト)
マスコミは本来こういう情報をこそもっと流すべきなのに。
◆関連リンク
・厚生労働省:健康:新型インフルエンザ対策関連情報
・過去10年間との比較グラフ(インフルエンザ)
県庁レベルの発熱相談センターは終了
保健所レベルは新型インフルエンザ相談窓口となり、平日の勤務時間中のみの対応
《診療体制》
■7月9日(木)から発熱外来を終了し、原則としてすべての医療機関において診療を行う体制に移行しました。
■発熱等の症状がある場合は、かかりつけ等の一般医療機関を受診してください。
なお、受診にあたっては、事前に電話連絡のうえ、必ずマスクを着用するなど感染の拡大防止に努めてください。
となっております。
他の都道府県は調べておりませんが、どこも
7月ごろからは同じ対応かと。
そうなると、事実上ゲートキーパーは
昼間はかかりつけの医療機関か保健所
夜間休日は救急診療機関
と考えるべきかと。
それで良いとは思えませんが。
どこからの引用か明示してもらわなければ
存在しないのと同じことです。
結局、数ページうろつく羽目になります。
配慮が足りないのは誰も同じですね。
「発熱患者の受診の流れ」でググッたら出てきました。
http://www.kenkou.pref.mie.jp/topic/influ/pandemic_influ/siryou0907/20090709Betten2.pdf
http://www.kenkou.pref.mie.jp/topic/influ/pandemic_influ/siryou0907/20090709Betten3.pdf
PDFしか見つけられませんでしたが。
>>2
ここのブログ主さんが文中にある引用元URLをさらに細かく記載しても、該当の図に辿り着くには数ページ程スクロールしなければいけない件。
# 画像への直リンクを貼れというのは却下 :)
>>配慮が足りないのは誰も同じですね。
で、この表現について、
厚生労働省のページは税金を使った仕事なわけで、納税者であるここのブログ主が税金の使われ方について「配慮が足りない」と言うのは単なる意見の表明。
それと比較して、個人が無料で公開しているここのブログの表現に対して「配慮が足りない」というコメントは傍目から見て罵倒にしか聞こえない。
そんな罵倒を吐ける(あるいはこれが罵倒ではないという)論理的根拠を示していただきたい。
こんにちは。厚生労働省の試算では、結構シビアな数字をだしていますね。皆さんここしばらくは、油断していたようなので、また引き締めるためにもシビアな数値を出したのだと思います。変にパニックになることはないですが、この9月、10月あたりは、ピークになるそうですから、この時期には人ごみは避けたほうがよさそうです。そうなると、ネットショッピングなどするのがいいですね。私のブログでは、日本国内の主だったネットショッピングのディレクトリーを掲載しました。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
ありがとうございます。
沖縄の流行はすごそうですね。
ワクチン配布の件、参院選を前にした次期政権が人気取りに流されず、医療従事者優先が確保できるかも気になるところです。