既に昨年から各地でダーウィン展などの催しが行われていますが、今年はさらにボリュームアップ。
例えばイギリスではこんな感じの催し物が各地で行われていますし、日本でも色々とイベントが企画されています。
ダーウィン生誕200年祭 : VisitBritain
Darwin 200: Celebrating Charles Darwin's bicentenary
他にもダーウィンの全著作物をオンライン化するサイトが完成していたり
The Complete Work of Charles Darwin Online
「種は不変である」という当時の固定観念に風穴を開けたダーウィンの進化論。
よく誤解されているのですが、ダーウィンの「種の起源」は生物の弱肉強食を主張するものでもなければ、自然淘汰のみが進化の原動力だと主張する書でもありません。
種の起源どころか進化論の解説書すらろくに読むことなく、勘違いを元に「進化論批判」を行う素人が多いのは困ったものですが。
種の起源をちゃんと読めば、ダーウィンが非常に慎重に論証を積み重ねており、遺伝子関係の部分を除けば現在でも通用する部分が大半であることが分かります。
種の起源:On The Origin of Species
このページの書評なんかは詳細で一読の価値あり。
もちろんダーウィンオンラインで原書を読むのもお勧めです。
ついでに毎日新聞が年末に連載していた特集記事がそこそこ良かったのでリンク
’09 正月特集:ダーウィン生誕200年 進化学の現在 - 毎日jp(毎日新聞)
’09 正月特集:ダーウィン生誕200年 ダーウィンの足跡を訪ねて - 毎日jp(毎日新聞)
’09 正月特集:ダーウィン生誕200年 ゆがむ進化の速度 - 毎日jp(毎日新聞)
’09 正月特集:ダーウィン生誕200年 進化論の島に危機 - 毎日jp(毎日新聞)
(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/iwami/news/20090105org00m010013000c.html
150年経ってもこうやって盛大にその業績をたたえられる程の偉人ですからね。
>SunnySideさん
タイトルを地で行っているというか何というか…