2008年09月27日

例の食育マンガのネタについてまとめてみた

ここしばらくニセ科学関連のトピックスがはてブでずいぶんとにぎわっていたので、いくつか注目度の高かったものをまとめて紹介してみる。
主に食と健康のニセ科学だな。

ちょwwww食育冊子wwwww - 荻上式BLOG
先日友人達と旅行中、「手作り雑貨とかも売ってるエコなカフェでっせ」的な店に入ったわけですが、そこにあった冊子がマジパネェ。ガチパネェ。

やはり最初はこれだろう。
マクロビ系統の、明後日の方向に旅立った食育マンガをネタ的に取り上げるエントリ。
マンガのわかりやすさといい、AAが作られそうなくらい典型的なトンデモ主張といい、実にインパクトのある一品である。
「これって陰謀だわ」
「よくわかんないけど陰謀だ!」
「大陰謀だ!」

の流れには思わず吹いた。

未読の方は是非リンク先へ。
 
 
 
ちなみにネタにされているマンガの出版元は「美健ガイド社」というところだが、ここは新風の関連団体なんだな。
ちょwwww新風wwwww - dj19の日記
荻上チキさんのブログで話題になってるアヤシイ会社「株式会社美健ガイド社」に関してブクマコメで知ったんですが、ここ新風の関連団体(こちら参照)なんですね(笑)

新風たすけあひ機構 - Wikipedia
新風たすけあひ機構(しんぷうたすけあいきこう)は日本のNPO法人。右派・保守系の政治団体維新政党・新風の関連組織である。北海道、東京都、神奈川県に事務所を構える。協賛企業には、維新政党・新風代表の魚谷哲央が経営する株式会社洛風興産、同広報委員長松村久義が経営する有限会社東京トラックスのほか、有限会社美健ガイド社がある。主な活動内容は、食育・健康法の啓蒙活動、地域の防犯パトロール、介護方法の指導講座の開催、バリアフリーの啓蒙活動としている。

さすが911にはまり支持者にナノゼリーを勧める瀬戸弘幸の所属政党だけはある。
こんなところでも顔を出すとは、伊達にお笑い政党をやってないな。

こっちのページにマンガのサンプルがあるので、興味のある人は読んでみるといい。
色々な意味で味わいがたい体験が出来るぞ。
美健ガイド社 - 三代先の子どもたちのために
お勧めは経皮毒系の子ども法廷シリーズや、チキさんのところでも取り上げているカン・ジン・カナメの健康教室シリーズ。
この二つはトンデモ度がマジパネェ。
#つーか経費毒ネタを取り上げてるってことは、監修の真弓定夫か社長の倉秀人こと高倉健のどちらかが、ニューウェイズにでもはまってたんだろうか?マンガの主張が連中の主張そのものなんだが。



これくらいトンデモだと騙される人もそうはいるまいと思うのは、素人の浅はかさ。
どんな疑似科学にも構わず食いつくダボハゼのようなビリーバーというのは結構存在するのだ。
例えば911陰謀論から水からの伝言、アセンションまで何でもござれのきくちゆみのように。

きくちゆみのブログとポッドキャスト: 『白砂糖は魔薬!?』をこどもと一緒に読もう!
小児科医として信頼している真弓定夫先生が、こどもとお母さん向けにマンガで『白砂糖は魔薬!?』を出してくれました。前にも「こどもと読みたい健康(いのち)の本、4冊入荷しました」というタイトルでとりあげたけれど、もう一度このことについて書きます。

この人はもう完全に川の向こうの住人だな。

なお、新風や美健ガイド社の主張とマクロビの相似性について言及しているブログがあったので、これも一緒に紹介しておく。
ギョーカイでは当たり前のこと。マクロビ信者以外は配慮してくれないと - 土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。
ところがですね、マクロビ経験者としては食育冊子に書いてあることってマクロビオティック界隈(正食業界)ではよく見かける話だったりするんですな。よく見ると漫画本の紹介に「身土不二」なんて言葉があっったりしたので個人的にはあーなるほどと思った次第です。「食育」というよりも「食養」のほうがギョーカイ用語的です。


この件に対する食品安全情報blogのuneyamaさんのコメント
2008-09-27 - 食品安全情報blog:雑記−「食育」
成長が止まった成人が、個人の責任で偏った食生活を選択するのは勝手にすればいいと思いますが、胎児や乳幼児の発育に悪影響が出るような食生活を薦めるのはほとんど犯罪でしょう。
残念ながらこの手の人たちは育児や教育現場には一定数いて、普通の人より声が大きくて目立つので、それなりの影響力があるのです。
小学校のPTAでも、こどもの喫煙対策にはあまり賛同が得られないのに(親や教師自身が喫煙者だったりするので)食育やゲーム脳の話はすぐに取り上げられる、という経験があります。
保育園や学童界隈だともっと強烈でした。
はてなーの皆さんには、配偶者や付き合ってる人がエコやロハスが好きだったりするとあっちの世界まであと一歩ですので、是非こどもだけは守ってください、とお願いしておきます。


この件に対する私の意見もuneyamaさんのものとかなり近いかな。
特に問題なのが、幼稚園や小中学校に、この手のニセ科学にはまっている先生や保護者が結構いること。
そしてこの手のニセ科学にはまる人間は大抵「問題意識だけは」強いので、本人は善意のつもりでこういうのを勧めて来るんだよ。
人間関係に波風を立てずにそれを断るのは結構難しい上、断ったら断ったで子供のことを考えていないとか言い出すしな。
栄養学で理論武装してこういう手合いを叩きのめすのはさして難しくもないのだが、なんかいい対処法は無いものかね?

P.S.
マンガのサンプルのページに、知っている漫画家の絵をいくつか見つけて悲しくなった。
こういうプロパガンダマンガを描くのも売れなくなった漫画家の末路か…
この記事へのコメント
  1. こんばんは。

    あまりにも面白いので、うちでも紹介したいと思います。


    >「これって陰謀だわ」
    >「よくわかんないけど陰謀だ!」
    >「大陰謀だ!」

    ミルクティー噴きました。
    すばらしいです。
    いつかどこかで使ってやろうかしら・・・。

    マンガの画力が微妙ですが(下手ではないけど古臭い)、イカニモな感じでなかなかいいですね。
  2. Posted by 黒木 燐 at 2008年10月01日 23:13
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