2008年07月26日

福岡伸一氏の書く文章が到底見過ごせないレベルで酷い件 その1―今西進化論の亡霊―

突然だが私は福岡伸一氏の書く文章が嫌いだ。
その理由は、彼の文章が創造論者と大差無いレベルの進化生物学に対する誤解、中傷に満ちていること。
最近ではとうとうラマルク進化論がどうとか、いよいよ明後日の方向に飛び立ちつつあり、それをLiber Studiorumさんが批判しているので、うちでも協力しておくことにする。
 
 
 
Liber Studiorum: 福岡伸一批判強化週間
今週は福岡伸一批判強化週間です。
いま私がそう決めました。
最近、福岡伸一の文章を目にする機会が急激に増えてきて、目障りでしかたがないし、色々ネタもたまってきたので。

茂木健一郎に胡散臭さを感じる人は多いようですが、福岡に対して同じように感じる人はほとんどいないようです。
一見誠実そうで、落ち着いた雰囲気があるからでしょう。
茂木は信用できないが、福岡はマトモな学者だ、と思っている人も多いでしょう。

ハッキリ言いますが、福岡伸一はマトモな科学者ではありません。

同意。
私はこの一連のエントリで紹介されている文章の一部しか知らなかったけれど、それでも彼の胡散臭さは十分嗅ぎ取ることが出来た。
そして一連のエントリで批判されている文章を読んで改めて確信した。
彼は確かにまともな科学者じゃない。


進化論をちょっとでも学んだことがあるものは、当然ダーウィンとラマルクと進化論の違いを知っているし、少なくとも大学で進化生物学を学んだものなら、なぜラマルクの説が棄却されたかも説明できるはずだ。
なのに福岡氏はこんなことを主張する。
Liber Studiorum: 福岡伸一 vs. ダーウィニズム(1)
 福岡 川上さんは、境目に対してちょっと病的なこだわりがあるわけですね。そこをサラッと通り過ぎちゃう人と、ダメな人がいて、すごくこだわってしまうというのはものを考えていく上で大事な資質だと思いますよ。
 進化については、大きく分けて二つの説明の仕方があります。ひとつはダーウィンが唱えた「淘汰説」。自然界は、遺伝子のレベルでもタンパク質のレベルでも常に揺らいでいますから、突然変異が生じ得る。さっきの指の話になぞらえるなら、指のない人、一本指の人、二本指の人、さらには六本指の人もできるかもしれない。ある時代の環境の中でそれぞれが生存競争を行い、結果として五本指の人たちがもっとも有利だったから生き残った−大雑把にいえば、それがダーウィンの考え方です。

 川上 もう一つの考え方というのは?

 福岡 十九世紀フランスの博物学者ラマルクが唱えた「用不用説」です。たとえば個体の中に五木指になりたいという内的な欲求があったら、それが世代を超えて引き継がれ、やがては形質が変化するというものです。

 川上 思っているだけでなりたいようになれたらいいですよね(笑)。

ラマルクの説の説明としては、「個体の中に五木指になりたいという内的な欲求があったら、それが世代を超えて引き継がれ、やがては形質が変化する」というのは少々トンチンカンである。ラマルクの説は、「よく用いる器官は発達し、そうでない器官は萎縮退化することで進化が起こった」とするのが用不用説と、「生涯の間に身につけた形質が、子孫に伝わる」のが獲得形質の遺伝である。
Wikipediaの「用不用説」の項を参照。

福岡氏はここで、ダーウィン進化論にけちをつけるためにラマルクを持ち出しているが、彼の説明するラマルク説はトンチンカンもいいところだ。
おまけにラマルク説はとうの昔に棄却されているし、一方ダーウィン進化論は150年にわたって膨大な証拠を積み上げ、現在では進化生物学として確立されている。
にもかかわらずこんなことを主張できるのは、よほどのものしらずか、あるいは確信犯的に事実を捻じ曲げる人間だ。

福岡氏が前者だとは到底思えないので、恐らく後者なのだろう。
「生物と無生物のあいだ」でも何度か見られたが、彼は自分の都合のいいように主張を捻じ曲げるために他者を引き合いに出すことをしばしば行う。それが意図的なものかどうかは知らないが。


 福岡 ただ残念ながら、「思った方向に進化する」というメカニズムぱいまのところ発見されていません。親がどんなに頑張って特殊な能力を身につけても、子供には引き継がれない。だから後天的に獲得した形質は遺伝しない、というのが現在の生物学のセオリーで、ラマルクとその弟子たちぱ歴史から完全に消されてしまったんです。

「ラマルクとその弟子たちぱ歴史から完全に消されてしまった」というのは実にイヤラシイ言い方だ。まるでラマルクたちが学問的な議論によってではなく、政治的な力によって葬られたかのようだ。
「用不用説」を復活させようとする試みる人間は何度も現れた。だが、結局誰も獲得形質が遺伝するような仕組みを考えつくことができなかった、ただそれだけの話である(エピジェネティクスはまた別な話)。
「いまのところ発見されてい」ない「メカニズム」を必要とする理論など、無視されて当たり前ではないか。
 もっともダーウィンの説もあくまで仮説に過ぎず、五本指が私たちの形質になった真の理由を証明できるわけじやありません。たしかに四本指族と六本指族がいて、その間で五本指族が生き残ったという物的証拠は何もないわけですから。

「ダーウィンの説もあくまで仮説に過ぎない」というのも妙な言い草だ。
「仮説」だから正しいとは限らない、とほのめかしたいのだろうか。
その「仮説」が高い説明能力を持つ一貫した体系を形作り、明白な反証もないのであれば、その「仮説」は「正しい」と見なされるのである。
「用不用説」と「淘汰説」の2つの考え方があって、「用不用説」がダメなら「淘汰説」を取るしかない。
実際、「淘汰説」は進化を説明する唯一の考えであり、その説明能力は極めて強力である。
なぜ「用不用説」などに未練がましく色目を使わなければならないのか。

ここまでの発言でも推測できるだろうが、福岡はダーウィニズムに反感を持っている。
ダーウィニズムに反感を持つ人間がラマルク主義に肩入れするのはよくあることだ。
福岡のアンチ・ダーウィニズム的な態度は、これからもっと見ていくことになる。

私はこのセンテンスを読んだとき、あまりの内容に思わずため息を付いた。
インテリジェントデザイン論者もどきの主張に加え、素敵な印象操作のおまけ付き。

「ダーウィンの説はあくまで仮説に過ぎない」

創造論者やID論者をはじめとするダーウィン進化論に対する攻撃者の主張の中に、一体何度このセンテンスを目にしただろうか。
そして何度このお馬鹿なセンテンスに肩をすくめたことか。


進化生物学の発展の歴史の中で一体どれほど進化論の検証が行われてきたと思っているのだろうか。
一体どれほど突然変異による新たな形質の獲得とその再現の実験が行われてきたと思っているのだろうか。
つい最近も他段階の進化の再現実験に成功したばかりだというのに。
幻影随想: 大腸菌4万4千世代の進化―Evolution in Test Tube―
いやしくも現役の分子生物学者にこんなお馬鹿な主張をされては、ため息を付くしかない。

忘却からの帰還: Nothing in Biology Makes Sense Except in the Light of Evolution
"Nothing in Biology Makes Sense Except in the Light of Evolution"
進化の光に当ててみなければ、生物学のどんな知識も意味を持たない
By Theodosius Dobzhansky (1900-1975)

進化生物学というのは分子生物学、というよりも生物学そのものの土台となる学問領域の一つであり、これをまともに理解できていないとあちらこちらで不都合があるはずなのだが。
というか学生に一体どんな教育をしているのか心配だ。


さて、次になぜ彼がこういう主張をするのか背景をもう少し分析してみよう。
福岡氏の主張に色濃く見られるのは、今西進化論の影である。

彼の文章の端々に伺える、
・全体主義的な考えをよしとし、還元主義を否定する思想
・ダーウィニズムに対する拒絶
・進化における生物の能動性の主張
などは、みな今西進化論に見られる特徴であり、彼が今西の強い影響下にあることを伺わせる。
今西錦司 - Wikipedia

「生物と無生物のあいだ」の冒頭においても、福岡氏の今西に対する傾倒は
P.5
「ファーブルや今西錦司のようなナチュラリストを夢見ていた私」

という分かりやすい表現で出てくる。

今西は霊長類の生態学においては大家であったが、彼の提唱した今西進化論は当時のレベルで見てもお世辞にも出来の良いものとは言えなかった。
しかし京大を中心に日本で今西の説は大いにもてはやされ、ルイセンコ学説の影響と合わせ、日本の進化生物学の発展を阻害する要因となった。
福岡氏の母校は京大であり、彼が在籍していた1970〜80年代にかけては今西進化論の影響が最も強かった時期であった。
無論今西進化論はGenomeベースの進化生物学の発展とともにあっさり棄却されており、今ではまともな科学者なら相手にしない代物だが、福岡氏はいまだに今西進化論の亡霊に取り付かれた人間ということなのだろう。

なお、こういった「意思が進化を引き起こした」というような主張は、スピリチュアルな人達が好む主張でもあり、彼の文章に時たま顔を出すスピリチュアルなキーワードからも彼がこういった方面からも影響を受けていることが予想される。


福岡氏は文章を書くのがうまい。ID論に手を出して自爆した村上センセあたりに比べても相当に。
いずれ彼のポジションを受け継いでテレビや産経毎日の教育欄の常連になりそうで、ちょっと寒気がする。


つづき
幻影随想: 福岡伸一氏の書く文章が到底見過ごせないレベルで酷い件 その2―進化生物学に対する無知―
この記事へのコメント
  1. 福岡氏のせいというのではありませんが、日本ではいまだに
    今西進化論が意義のあるもののように扱われている傾向がありますね。
    ダーウィン展絡みの記事だったと記憶していますが、
    まるで今西説がダーウィン進化論の欠点を埋めた説であるかのような
    記事が読売新聞に掲載されたことがありました。
    今西進化論を扱った書籍もいまだに書店に並んでいます。
    ざっと今西進化論について検索エンジンで検索しても
    今西説が価値ある説であるかのように扱っているところが結構あります。
    もし福岡氏がメディアに多く出るようになれば、
    今以上に進化論への誤解や今西説も広まってしまうことでしょう。
    Posted by machida77 at 2008年07月26日 18:41
  2. こんにちは。
    Liber Studiorumのブログ主のa-geminiです。
    トラックバック、ありがとうございます。
    ブログの方は以前から拝見してました。

    福岡伸一批判に反応していただいて、とても心強いです。
    今までも何度か福岡批判をしたのですが、あまり反応がなく、ネット上ではほぼ絶賛一色で、ずっと歯がゆい思いをしていたのです。

    >「生物と無生物のあいだ」でも何度か見られたが、彼は自分の都合のいいように主張を捻じ曲げるために他者を引き合いに出すことをしばしば行う。それが意図的なものかどうかは知らないが。

    たぶん、意図的なものだろうと私は睨んでいます。

    >さて、次になぜ彼がこういう主張をするのか背景をもう少し分析してみよう。
    福岡氏の主張に色濃く見られるのは、今西進化論の影である。

    さすが、鋭いですね。
    実は、私も今回の批判を書いている途中で今西の影響に気付き、そのことをこれから書こうとしていたのです。
    今、ドロナワ式かつイモヅル式に今西の著作に目を通しているところです。

    >福岡氏は文章を書くのがうまい。ID論に手を出して自爆した村上センセあたりに比べても相当に。

    福岡氏の書いていることはかなりトンデモなのですが、常識を働かせれば誰でも気がつくようなトンデモではなく、進化生物学の知識がないとトンデモとは気がつかないようなギリギリの線で書いているような気がします。
    福岡氏の書き方は、その辺りかなり巧妙だと思います。
    Posted by a-gemini at 2008年07月26日 20:17
  3. >machida77さん
    >福岡氏のせいというのではありませんが、日本ではいまだに
    >今西進化論が意義のあるもののように扱われている傾向がありますね。

    そうなんですよね。
    進化生物学者だとさすがに大丈夫ですが、
    福岡氏みたいに生物学者でも結構はまる人がいるので困ります。

    >a-geminiさん
    こんばんは。
    福岡氏の文章には私も前から思うところがあったので、便乗する形で書かせていただきました。
    私のエントリがエールとなったのであれば光栄です。
    今後の続きにも期待しています。

    >福岡氏の書き方は、その辺りかなり巧妙だと思います。
    そうなんですよね。
    うまいなあと思うところが半分、やらしいなあと思うところが半分といったところです。
    あれはやっぱり意図的なものなのでしょうね。
    Posted by 黒影 at 2008年07月29日 03:04
  4. 「生物と無生物のあいだ」で生物をテレビにたとえて説明しているところで、生物に対する認識が大きくずれていると思います。生物は無駄だらけ。各種生物の全ゲノム解読の結果ぐらいは知っているでしょうから、意図的に無視してるんでしょうね。

    http://tb.plaza.rakuten.co.jp/gmopositive1/diary/200807300000/b851b/
    Posted by 荒城三太 at 2008年07月30日 21:22
  5. machida77さま
    > 日本ではいまだに今西進化論が意義のあるもののように扱われている傾向がありますね。
    > 今西進化論を扱った書籍もいまだに書店に並んでいます。
    最近でも、こんな本が出てるくらいですし‥。
    「生物の謎と進化論を楽しむ本」
    (AMAZONの書評でも滅多打ちにされてるが、まぁ当然だ。)

    > ざっと今西進化論について検索エンジンで検索しても
    > 今西説が価値ある説であるかのように扱っているところが結構あります。
    前の黒影さまのエントリーでもありました。
    「インテリジェントデザイン理論(ID理論)にはまっちゃった産経新聞」
    で、記事に登場した、中川八洋筑波大教授ですが、著書『正統の哲学 異端の思想』の中で、ダーウィンをこき下ろすとともに、今西論を持ち上げてました。
    http://blackshadow.seesaa.net/article/7460434.html

    もちろんそれを見て、orzさせていただきました。
    Posted by SunnySide at 2008年08月01日 18:44
  6. あなたの難癖こそ人間の中でもっとも卑しい性質ですよ
    福岡氏の言ってることは、揚げ足を取ろうという
    妬みがなければ言ってることはきわめてもっともなことですよ
    Posted by ken at 2008年11月03日 12:41
  7. 私は生物に関して無知ですが、ちと思うところがありまして、発言いたします。
    ダーウィンの進化論が絶対的に正しいかどうかは、未だ疑問が残ってしかるべきだと思います。
    なぜなら、生物の進化を実験で確かめることは不可能だからです。
    どんなに過去の事例とコンシステントな説明ができる論だとしても、確証が得られない以上、その論が正しいかどうかは疑いが残ります。
    また、そこを疑ってこそ新たな発見ができるわけで、科学者たり得るというものじゃないでしょうか。
    つまり学説にとらわれていたら真の科学者にはなれないということです。そういう意味で科学者は無知であるべきだと思います。

    残念ながら、あなたがおっしゃっていること(批判なるもの)は観客席からのヤジでしかありません。


    Posted by とおりすがり at 2009年02月06日 11:02
  8. >とおりすがりさん
    有り難うございます。あなたのコメントのおかげで福岡伸一氏の記事に気付きました。
    たまたま聞いたラジオでの氏の話が面白そうだったのと、Amazonでのレビューを読んで興味が出て本を購入したところでした。お陰様で予習してから彼の本を読むことが出来そうです。
    擁護派の方の反論を読むと色々わかることもありますね。やーそうだったんだ、冷静に読もうっと。
    Posted by うさぎ林檎 at 2009年02月06日 15:39
  9. >とおりすがりさん
    進化が再現不可能という誤解は、進化について無知な人によく見られる傾向です。
    実際には本文中にも紹介しているとおり、再現実験の例はあるわけですが。
    その程度の認識で「確証が得られない」とか素人判断されても、「出直して来い」としか返す言葉がありません。

    「思いて学ばざれば即ち殆うし」という格言があります。
    進化論に疑問を呈するのは結構ですが、その前に最低限の知識を得るようにしないと、明後日の方向の結論しか出ませんよ。
    Posted by 黒影 at 2009年02月07日 10:27
  10.  学問的な深いことは分かりませんが、福岡さんの書いたり話したりしている内容に、おやっ?と思ったことがあります。
     福岡さんはファーブルや今西錦司のようなナチュラリストの昆虫学者になりたくて京大農学部に進学したそうです。しかし、京大農学部の昆虫学は害虫防除や農作物増産の研究をしていたので夢破れ分子生物学に転向した、と主張しています。
     最近、京大の昆虫学の先生お二人の書かれた本を読む機会がありました。「天敵なんてこわくない(西田隆義)」「擬態の進化(大崎直太)」。これらの本は、ダーウィニズムに深く影響されて今西錦司の影は全然感じられませんが、現代のファーブルそのままの、ピュアーなナチュラリストの研究者像が浮かび上がる内容です。
     つまり、福岡さんが京大で昆虫学の夢破れ分子生物学に転向した、という主張は、誤解による思い込みか、無知ゆえの捏造か、その理由は分かりませんが、胡散臭いものだと思いました。
    Posted by 野次馬 at 2009年05月17日 05:28
  11.  はじめまして。月猫と申します。

     私はファーブルの昆虫記が愛読書です。
    ファーブルの虫についての観察は、対象への
    探求心と愛情にあふれたすばらしいものです。
    実際、害虫駆除などは昆虫学のほんの一端で
    しかなくて、福岡氏が「夢やぶれた」なんて
    のは単なる捏造にしか思えません。
     ただ、反ダーウィンというのは、ファーブル
    と福岡氏の共通点みたいですが・・・
    まあ、福岡氏の反ダーウィニズムはどこまで本気
    なのか、という気もします。実は不勉強で福岡氏
    の本はきちんと読んだことがないんです。批判
    サイトで拾い読みしたくらいで。1冊くらい読
    んで見ようかとも思うのですが、読む価値あり
    ですか?


    Posted by 月猫 at 2009年06月03日 13:56
  12. ちょっと福岡氏をググッていて見つけました。
    私も他の「とおりすがり氏」と一緒で、とても見苦しいブログだと思いました。
    ヤツは間違っていて、俺が正しい、俺のほうが賢いと認めて欲しい、という欲望が読み取れます。

    福岡氏よりもおもしろく一般人を啓発する本も書けずに批判だけする。イタイとしかいいようがないですね。世間は「水の結晶が思いで変わる」を信じるくらいなんです。その理由があなたにはわからないでしょう。
    一生、世間の片隅でブログ相手に語ってなさい。あなたの存在は福岡氏と違って、ないものとして終わるでしょう。
    私も明日には、ここに書いたことすら忘れさるでしょうけどね。(笑)
    Posted by とおりすがり2 at 2009年06月27日 20:57
  13. とおりすがり2さんへ
    あなたはこの文章を見ないでしょうね。しかし、言いたい。あなたは事の本質を見ようとしていない。そして、批判することを見苦しいと批判している。あなたから見たときに、検察とか批評家はどう見えているのかな。背後に権威を感じて肯定しているのか、それとも、自分は正しいとして他人を糾弾したり批判したりしていると批判しているのかな?あなたこそ、自分を高踏的立場に置いて、他人を批判している。見苦しい。
    Posted by 野次馬2 at 2009年08月06日 22:40
  14. 確かに読む人によって様々な意見があると思います。
    批評を書くのも自由だと思います。
    しかし福岡氏の文章がおかしいと断言し、自分の意見があたかも正当であるかのように書くのはどうかと…。
    やはりあなたの書く文章をおかしいと感じる人も多くいると思うので。
    Posted by 通りすがり at 2009年11月29日 15:20
  15. 確かに読む人によって様々な意見があると思います。
    批評を書くのも自由だと思います。
    しかし福岡氏の文章がおかしいと断言し、自分の意見があたかも正当であるかのように書くのはどうかと…。
    やはりあなたの書く文章をおかしいと感じる人も多くいると思うので。
    Posted by 通りすがり at 2009年11月29日 15:24
  16. >>通りすがり
    読み方がどうあれ、ラマルク説の説明の誤りや今西進化論への擁護、素人相手の印象操作は批判するしかないよ。
    福岡氏が読者の読み方に逃げ道を用意していると言いたいのなら、あながち間違いではないと思うが。

    >しかし福岡氏の文章がおかしいと断言し
    大学以上のところで生物学や科学史を学んだのなら、福岡氏の文章のどこがおかしいかわからないとまずい。
    「ダーウィンの説はあくまで仮説に過ぎない」なんてため息しか出ない。
    Posted by syako at 2009年11月29日 20:27
  17. 福岡伸一で検索して辿り着きました。
     
    ざっとした感想ですが、細かい分析ですが、たぶん、福岡伸一が意図していることの論点と違うんじゃないかと思います。
     
    おそらく、福岡伸一の意図は霊魂みたいなものの存在を考えているんだと思います。もちろん、スピリチュアルな意味でなく、科学的な意味で。←こう書くとちょっと誤解されそうですけどね。「ノックアウトマウスが正常だったことに驚嘆すべき」ってことから、その背後に霊魂みたいなものが存在するんじゃないかと考え始めたんじゃないかと思います。でも、霊魂みたいなものを言うのって科学者としてはマズイですから、遠回りな方法で昔の科学者の提唱した「動的平衡」とかを持ち出したり、「用不用説」を持ち出したりしたんだと思います。霊魂みたいなものの存在を浮かび上がらせるには、まあ、そういった説を読み替えて言うしかないんじゃないかと思います。もちろん、霊魂みたいな存在を実際に捉えられればいいですが、まあ、「見えないもの」の存在ですから、そう簡単に捉えられるとも思えません。もし、霊魂みたいなものが存在するとすれば、それは、たぶん、物質じゃあないものでしょう。しかも物質の作り出したシステムを超えて働くことさえありうる。そんなものをどうやって捉えたらよいのか、極めて困難だと予想されると思います。もちろん、存在したらという仮定での話ですが。ですので、とりあえず、今は、福岡伸一としては、そういう方向に流れる道筋を開けておくような感じじゃないでしょうか。
     
    なので、「動的平衡」や「用不用説」そのものの理解を批判しても福岡伸一の狙い、すなわち、霊魂みたいなものの存在を批判することにはならないと思います。真に批判するなら、霊魂みたいなものの存在を否定するような批判でなければならないと思います。しかし、元々、霊魂みたいなものの存在は認められているわけではありませんし、「無いものが無いことを証明する」のって難しいかもしれません。生命は完全な機械だという説を打ち出すのが良いのかもしれません。まあ、でも、現段階では霊魂みたいなものは存在しないというのが常識なので、福岡伸一を批判する必要はないのかもしれません。批判に値しないと切って捨てることは容易だと思います。福岡伸一の主張は遠回しに「霊魂みたいなものが存在するんじゃないかなあ〜」って程度の主張でしょうから、「霊魂が存在する科学的な根拠はない」で済む話ではあると思います。ただし、生命に対する謎は残りますが。ところで、生物学で霊魂みたいなものの存在をマジで研究してる科学者っているんでしょうか?物質を組み合わせて生命を作り出すことができたら、一番分かり易いんでしょうけど、今のところ、元ある生命から接ぎ木するように生命を作り出すって感じじゃないでしょうか。生命がまったく無いところから、生命を作り出すことに成功していないのって、生命機械説としてはどうかとも思います。
    Posted by G at 2009年12月10日 12:14
  18. 科学者が非科学的な考えに至るのはよくあることだし、非科学的な記述を見つけて、それを一方的に批判するとは単純だな。
    単純過ぎて説得力がない。
    文章そのものも子供じみていて説得力がない。
    Posted by あ at 2009年12月10日 17:44
  19. この手の話を読んでいて、どこにも補足されていない気がしたので、一言。

    「ノックアウトマウスが正常だったことに驚嘆すべき」という福岡氏の発言に関して、

    このことは、特に体を構築する発生に関しては、遺伝子の余剰性(redundancy)ということで説明されることが多いです。つまりマウスやその他の脊椎動物は同じ遺伝子のセットを基本的には4つ持っているので、1つ壊しても他の3つのコピーによって補われてしまうと考えられています。なので、そんなに不思議ではない気がします。(研究を進めていく上でガッカリはすると思いますが。)

    その他にも、2つ壊すことで相乗効果で明確な異常が判明する例も有りますし、、最近出版された彼の名前が入った研究論文のタンパクは免疫関連で、実験室で無菌状態で飼育されていたため異常が分かりにくかったようなので、彼の言う”動的平衡”を説明する例としては不適な気がします。

    生命現象は複雑です。時として、ID説を冗談にせよ唱えたくなる時も有ります。だからといって、(自分がなぜそういう風に思うに至ったかを全て説明しているわけではないにせよ)、動的な平衡を科学的な説明として持ち出すという点が、私には福岡氏が生物学者として発言している際の批判すべき点な気がします。

    福岡氏の発言自体の不正確さなどは、まあ素人向けに話そうとするとああなるのかな?と好意的に解釈をすればなるわけで、文章がうまいというよりも、むしろ説明が下手という方がいいのかもしれません。
    (食べていくために、うまくやろうとしている意味では、確信犯な気がしないでも無いです。本当に対面して話したら、もっとまともな返事が返ってきそうです。ただの印象ですが)
    Posted by ebi at 2009年12月24日 01:09
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