ターゲットは主に中高年で、ネットにはあまり情報が出ていない。
こんな内容のチェーンメールまがいなビラを介して口コミでゆっくりと広がったようだ。
脳卒中
貴重な資料です。紹介いたしますので是非実験して見て下さい。
鹿児島県国分市の養護老人ホーム愛昌園で体験しているということ
で、国分市及び隼人方面で大変評判になっているそうです。
数千人の人が試され、そのことごとくの人が健在であるという実験済みだそうです。
「貯卒中で絶対倒れない飲物の作り方′(一人分)」
1、鶏 卵 一個 (白身だけ)
2、フキの葉の汁 小さじ三杯 (ふきの葉の生を3〜4枚きざんで
すりつぶしそれをこした汁)
ツワブキはだめです。京ブキがよい。
3 清酒 小さじ三杯(焼酎はだめ)
4、梅漬け 一個をすりつぶす。(干した梅干しはだめ)
梅づけにして軟かくなっにもの。
青梅(日に当てない塩漬け)
※ 厳重注意.製法は必す審号順に入れること。できるだけ
一品を入れる毎によくかきまぜること。
梅の塩づけのころ 入梅6月ころには蕗も手に入ります。
この飲み物は一生に一度だけでよいのです。
(何度飲まれてもよいのですが)是非早急にお試し下さい。
この資料は九州福岡市の小学校長会で配布されたものです。
あまりお金のかからない脳卒中予防薬です。
近所の方々に教えてあげて下さい。
文面が完全にチェーンメールのそれなのが分かるだろうか?
誤字が見られるのはおそらくOCRスキャナでビラを読み取ったからと思われる。
無論ビラの内容に根拠はない。いわしの頭同様、気休めになる程度の代物だ。
幸いにして健康を害するような代物ではないが。
気になったので調べてみたら、数年前に2chのとあるスレで話題に上ったらしく、ログが残っていた。
http://umaibo.net/ul/ul27/063.html
631 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/07/11
うちのばあさんが、近所の人から「脳卒中で絶対倒れない飲み物」という
奇妙なコピーをもらってきた。何が奇妙かというと
1、この飲みものは一生に一度飲めばよいらしい
2、既に数千人が試していて殆どの人が脳卒中にかかっていないという
3、ごくありきたりな材料で手軽に出来る
4、上記3点についてことごとく根拠が書かれていない
5、コピーの出所が明記されていない
6、根拠が無いのに効能について自信満々のコメント
そんで今日オレは、健康ヲタのばあさまに無理矢理飲まされた。
飲んだ後にコピーを見せられ、余りの根拠の無さに疑問を抱いて
興味本位にぐぐってんだけど、掲載してるサイトにも根拠や出典
または発明者の名前等は載っていない。
なんでも鹿児島の老人ホームで話題になって広まったらしいが
その老人ホームで開発された物でもないらしい。
体に悪いものでもなさそうだが、まずい。だれか同じモノ飲んだ
または飲まされたヤツおらん?
脳卒中 倒れない 飲み物 あたりでぐぐってるけど、一体誰が
始めたんだろ?
数年に一度、警察署から回ってくるという「当たり屋注意FAX」
くらいの胡散臭さを感じるんだが。
ガイシュツだったらスマン
スレの中で集められていた資料によると、WEB上で確認できるこの「脳卒中で絶対に倒れない方法」の最も古い記録は、昭和59年のものだとか。
「20年以上も続いてるチェーンメールかよw」と思わず噴き出した。
kusuri絶対に脳卒中に患わない方法
絶対に脳卒中に患わない方法
これは福岡市の小学校校長会で紹介された、参考文書の内容を要約したもので
す。国分市の養護老人ホーム”慶祥園”で実施していて、国分市や隼人方面で
大変な評判になっています。
慶祥園では大勢のひとがこれを用い、そのことごとくが脳卒中に患わなかった
という結果が得られたそうです。
この飲み物は、一生に一度飲むだけでよいということですので興味をお持ちの
かたは、早急にお試しください。また、お知り合いやお友達にもおひろめくだ
さい。
昭和59年10月8日
渡 辺 輝 己
★ 絶対に脳卒中に患わない飲み物の作りかた ★
〔 一人ぶん 〕
1.鶏 卵 1 個:白味だけをよくかきまぜる。
2.蕗の葉の汁 小 匙 3 杯:3〜4枚の蕗の葉を絞って汁を作る。
3. 清 酒 小 匙 3 杯:日本酒以外はだめ。
4.梅 漬 け 1 個:土用干しをしていないものを細くきざむ。
※ 必ず、番号順に混ぜていってください。
2chのスレには他にも何件かパターンが出てくる。
20年間の情報の伝播の過程でちょっとずつ内容が変化していくという、チェーンメールにありがちな変化がちょっと面白い。
健康という誰もが関心を持つテーマと手軽に試せる簡単なレシピが、このチェーンメールが20年以上も生き延び続けた理由だろうな。
もしじいちゃんばあちゃんがこのビラを持ってくるようなことがあれば、健康に気を使ってくれたことに礼を言った後で、やさしく諭して栄養になるものでも食べさせてやるのがいいのでは?
<7/9追記>
TBをくれたid:steam_heartがより突っ込んで調べているので、合わせて読むといいかも。
2008-07-08 - Gavagai
うーん、陰謀論めいていてイヤなのだが、そういったことのための民間療法見直しみたいなのが走っているのか、どうなのか・・・。
イヤなのは、コレが「健康に悪い」とは言えない点と、フキの薬効としてひそかに脳卒中・脳梗塞とかが書かれることだ。
中途半端に西洋フキの効果が花粉症に効く、とかって話と混ざると、イヤだな。
実際、ググって見たら、脳梗塞+フキとか偏頭痛+フキとかもう混在し始めている感じ。
何でイヤかって?
コレをまともに受けた爺さん婆さんが病院に行かないことだよ!田舎には結構いるんですよ、民間療法に頼って重症化するまで病院に行ってくれない人が!
という部分には激しく同意。
【疑似科学・ニセ科学・オカルト・トンデモの最新記事】
これとは逆の話を聞きました。
「某製薬会社の風邪薬を服用すると、比較的若い40才〜50才でも、非常に高い確率で脳卒中になる」
ある劇薬成分が脳血管に多大なダメージを与えるそうで、私は妹夫婦から注意されました。
幸い、私は風邪薬は嫌いで服用しません。天皇家も風邪薬は医者が処方しないと聞きました。
黒影さんのご意見をお聞きしたい処です。
単一の疾患ではない「風邪」を根本的に治せる薬が発明されたの?
天皇家のかかりつけのお医者さんでも存在しない薬は処方できないんじゃない?
黒影さんでなくて申し訳ありません。
風邪薬で脳卒中と言うのは,恐らくダンリッチ(商品名)による脳内出血の報告があった事でしょうか。
かれこれ数年くらい前にあった話で,その有害事象報告のあと、当該医薬品は販売中止となっています(手元の医薬品集にも記載されていません)。
何分数年前の事で記憶が曖昧なので申し訳ないのですが,同じ成分が痩身薬の中にも入っており,その場合は感冒薬の何倍かの用量を用いる事となり、なので大量に使用したために特に脳内出血の危険性が高くなった,と言うのを聞いたような覚えがあります。
感冒薬として用いた場合の脳内出血発症の報告もあったようですが,投与された全体数から見た場合の脳内出血発症の危険性はごく低かったようです。
しかし本来予後良好な風邪に使用する薬であるため,ごくわずかとはいえ死亡を含む重篤な有害事象発生のリスクがある事は望ましくない、と言う事から販売中止に至った、と伺ったような気がしました。
何分記憶モードで書いておりますので,もし間違いがあった場合は、ご訂正いただければ幸いです。
あと強いて言えばエフェドリンやプソイドエフェドリンを含む感冒薬ですと,特に脳血管障害や虚血性心疾患、未治療の高血圧の患者さんでは,血圧の過度の上昇を来す事がごくまれにあるかもしれず,脳卒中のリスクが多少上がるかもしれません。
ただこれも,今の所可能性程度にとどまる話であり,だから感冒薬は危険だ,と短絡するのはいかがなものかと思います(もっとも全ての薬に程度の差はあれリスクが伴うのはその通りです)(また風邪に感冒薬は必要か?と言うのもありますが)。
ところで天皇家には医者は風邪薬を処方しない、のソースはどんなものでしょうか?
裏の取れない耳打ち話を鵜呑みにするのは,いかがなものかと。
風邪薬とは生活用語で、厳密には風邪から来る諸症状の軽減の薬です。
天皇家の話は、昭和天皇が晩年病気で長く療養されていた時、新聞に載った記事です。
当時の天皇家の担当医の話として「天皇家は風邪で薬を処方した事は無く、基本的に安静と十分な栄養で回復をはかる」
記事を見て、へぇ〜と驚きました。
お久しぶりです。
すでにantさんや通りすがりさんからツッコミが入ってますが、風邪は症状の呼び方で原因は多種多様なので、基本的に治療法は栄養を取って安静にするというものです。
風邪 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E9%82%AA
一般に「風邪薬」と呼ばれているものは病気を治すものではなく症状を緩和するものなので、飲む必要は無いという医者も結構います。
一方でただの風邪にタミフルや抗生物質の処方を求める親もたまにいますが。
#まったく意味無いんですけどね。
私は市販の風邪薬も使いますよ。症状のコントロールにはそこそこ有用ですし。
要は使い方次第と言う事だと思います。
市販の風邪薬、もっと上手に利用しよう -healthクリック
http://www2.health.ne.jp/library/3000/w3000853.html
ちなみに
>比較的若い40才〜50才でも、非常に高い確率で脳卒中になる
というのが本当に起こるとしたら、その薬はそもそも市場に出てこず治験の時点で弾かれます。
市販薬なら千人に1人レベルの副作用くらいまでは治験の段階で検出されますし。
何かの間違いで市場に出てきたとしても、薬害として記録に残るはずで、そういった記録がないことから逆説的に与太と言ってよいと思います。
一度、厚生省に問い合わせて下さい。
厚生省に問い合わせして下さい。
厚生省に問い合わせして下さい。
物凄く不味くてビックリです