2009年09月03日

JBpressのホメオパシー礼賛記事を笑い飛ばせない理由

19世紀の医療改革者ナイチンゲールいわく
ホメオパチー療法は素人女性の素人療法に根本的な改善をもたらした。というのは、その用薬法はまことに良く出来ており、かつその投薬には比較的害が少ないからである。その「丸薬」は、どうしても善行を施して満足したい人たちが必要とする一粒の愚行なのであろう。というわけで、どうしても他人に薬を与えたいという女性には、ホメオパチーの薬を与えさせるとよい。さしたる害とはならないであろう。
ナイチンゲール曰く、「ホメオパシー療法は根本的な改善をもたらした - NATROMの日記

150年前に「素人判断で薬を使わせたら危なっかしいので、薬を与えたがる素人女性にはただの砂糖玉でも与えさせておけ」と言い放ったナイチンゲールなら、150年後の「医療ジャーナリスト」や「医者」がこんなことを言っているのを見たら、一体なんとコメントしただろうか?
私は彼女なら相当辛辣なコメントをしてくれただろうと思っているのだが。

世界で最も安全な医療 自然治癒力を高める「ホメオパシー」 JBpress(日本ビジネスプレス)
ホメオパシーという言葉を聞いたことがあるだろうか? これは、200年前にドイツの医師サミュエル・ハーネマンが生涯をかけて確立した医療で、海外では既にかなりポピュラーになっている。

 英国の国会では「最も安全な療法」と認められ、インドでは第1医学として用いられている。また、インド、ドイツ、南アフリカ、メキシコなどでは、ホメオパシーを専門として学ぶ大学もある。日本ではやっと近年になって少しずつ認知され始めているが、まだまだこれからという段階だ。

 日本の医療の主流である近代西洋医学の常識から考えると、実に不思議な感じがする療法だが、実に興味深く、未来における新しい可能性を感じるものがあるので、2回にわたって紹介することにする。

Lancetをはじめ多くの医療論文でその効果はプラセボでしかないと断定され、
イギリスではすでに保険の適用を打ち切られ、
現在欧米のニセ医療批判の槍玉に真っ先に上げられるホメオパシー。
最近だとオーストラリアでホメオパスの医療拒否によって死なずに済んだはずの子供を死に追いやったホメオパシー。


欧米のホメオパシー批判・排斥運動がまだ日本の一般層には波及していないとはいえ、
いまさらこんな風に提灯記事を書くとは、現状認識に欠けること甚だしい。
まあ既にはてブではフルボッコ状態になっているわけだが。
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この記事自体は信用のおけない医者と医療ジャーナリストの名を知らしめたという点で評価できなくもないが、実際問題として民主党政権下で下手をするとホメオパシーが保険適用されかねないというのが怖い。

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